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攻と当て馬が胸くそすぎる

優秀弁護士α×薄幸Ω
義月作品のテンプレートに近い作品かもしれません。
受は攻の働く弁護士事務所で調査員として働いています。

他の方も仰っているように、攻があまりにも酷い。
発情期の夜に襲う形で抱いたと思ったら、朝は特に優しくもせずしれっと帰すあたりもそうですし、特に仕事面がかなりイラッときました。
自分の都合のいい時だけ受の仕事能力を利用して弁護士としての自分の成果を上げたり、
お気に入りの弁護士が安請け合いしてきた無茶な仕事の尻拭いをさせるために、受に休日出勤強制させたり、
そしてそのお気に入りの弁護士の言うことを間に受けて、受の仕事を否定したり…
正直読んでて「何だこいつ?」って感情しか湧いてきません。

その「お気に入りの弁護士」、当て馬的なポジションのキャラクターもまた胸くそで。
自分が安請け合いした仕事のせいで受が休日出勤になっていることを知りながら、自分は土日に映画やカフェに行き、挙げ句の果てに受にそれを自慢したり、
自分が紛失した証拠品を、それを自分に渡した受が失くしたに違いないと騒ぎ立て、受に1日がかりで事務所探させた挙句、自分のオフィスのゴミ箱にあったと分かったら「秘書がゴミ箱に捨てたんだ」と言い放つ始末。
(秘書の子は無理やりその場で謝らせられ、後に受にだけ「自分は絶対あの証拠品には触ってない、先生が机にあったものを適当にゴミ箱に入れるのを見た」と打ち明けるシーンがあります)

本当にこの2人の上記のシーンが読んでてイライラする上に、それがスカッとするようなことも特にないんですよね。
そこには全く触れず、最後に駆け足で「お前は俺が守る」と言う攻にはさすがに呆れてしまいました。

何だろう…劣等感に苛まれる受の薄幸さを際立たせたかったのはわかるんですが。
読んだ後に気持ち悪い気分しか残らなくて、私には全く合いませんでした。

ポップに読めるヤンデレ攻

幼馴染同士の2人。
アナウンサーとして働く受、雄馬は毎日毎日がストレスの嵐。
「死にたい」とこぼす度に「じゃあ俺が食べてあげる」と返す喜澄。

そうやってヤンデレをチラつかせつつ、雄馬が頑張れるように背中を押す喜澄のスパダリっぷりがとてもキュンときます。
雄馬が自分で爪を切ってるのを見れば「俺が切ってあげるのに」と不満気に言い、
毎日テレビ局へ雄馬の迎えに行くことで周りに『俺のもの』アピールをし…と垣間見えるヤンデレじみた欲が最高。

序盤はそんなちょっと抑え目なヤンデレですが、雄馬に自分の愛を疑われたことで喜澄が一気に本気を出します。
雄馬を裸+手錠+目隠しでベッドに監禁。
それを咎めた友人に対して「雄馬にオレなしでいられなくなってほしいから」と返す喜澄の笑顔にはゾクッとしました。

その喜澄の思惑通り、監禁されたことで職場と切り離された雄馬は「職場に自分がいなくても誰か代わりがいるはず。自分は必要とされてないのでは?」「でも喜澄だけは僕を必要としてくれてる」と考えるようになり。
喜澄への愛を自覚し、受け入れる覚悟を決めます。
そのまま結ばれる2人。
まさに作戦勝ちといった感じで、喜澄の執着と愛を感じました。

愛が重いけど読みやすいヤンデレ作品。
絵柄も綺麗なのでオススメです。

甘々なはずなのにちょっと苦い人獣ラブ

人獣たちの世界「秋の国」
狐型の東音はある日、森の中で虎型の詩と出会い…が始まりのお話。

お互いにすぐに番同士だと分かり、結ばれた2人。
ですが、東音が暮らす狐型の村には「虎型は凶暴で狐型を襲う」「過去に獣化した虎型に狐型が食べられた」という言い伝えがあり。
周りに簡単に受け入れてもらえない苦しみの中で闘う2人の健気さがとても健気でホロッときます。

そして実は、虎型には「狐型を襲いたくなる」本能があり。
狐型の村人に信じてもらうため、肉を食べることをやめたことで詩の本能が抑えきれなくなってきます。
時々理性を失いかけて東音に噛み付いてしまいそうになる自分がいることに気づいた詩は、自分から身を引こうと東音の元から去りますが、それを東音は追いかけていき…。

種族を超えた愛だからこその苦しみ、そしてそれを乗り越える2人の愛の大きさが描かれたお話でした。
優しくてちょっと気弱な虎型・詩と
意地っ張りなツンデレ系狐型・東音もとても可愛い。

最後は虎型と狐型が共存できる別世界に飛ばされた2人はそこで子供も産まれハッピーエンド…でしたが、
二度と息子に会えなくなってしまった東音のお父さんがかなり寂しそうに弱ってるのが最後に描かれたのが可哀想で、ちょっとモヤモヤも残る終わり方ではあったかなと思います。

もう少し別の、みんなが幸せになる形はなかったのかなあといった感じ。
完全なハッピーエンドではないと感じてしまったのでこの評価ですが、
2人のキャラクター性はかなり好きだったので萌寄りの中立です。

年下攻の口下手っぷりが可愛い

ツンデレ系年下受 百貴と
強面系年下攻 千景。

村の因習で無理やり結婚させられた2人。
セックスしなければ村に祟りが…なんていうところから始まるお話。
強制的に同棲での結婚生活が始まります。

それに反発し、百貴が家出するぐらいには最初は険悪だった2人ですが、
お互いのことを少しずつ知っていくにつれて、徐々に仲良く、絆が深まっていくのがキュンときます。

実は攻の千景のほうは最初から百貴のことを好意的に見ていたものの、
年下の劣等感と、強面寡黙な外見・性格のせいでそれを素直に伝えられず、意地を張っていただけのことが後々明かされるのもよかったです。
千景視点で描かれるお見合いの日のエピソード読んでから、改めて1話を読み直すとよりドキドキできました。

両思いになってからのラブラブっぷりもよかったですし、
ラストシーンには思わずほろっとしました。
ピアスシリーズの特徴、Hシーンが濃厚なのも最高です。

優しい世界

一家の大黒柱として、3人の弟妹を養うために毎日一生懸命働く幹久(ミキ)
ある日、そんなミキに対して「嫁にしてくれ!」と求婚してくるストーカー男が現れて…?が始まりのお話。

ストーカー(とミキが思っていた)男、司の正体は警察官。
ちょっと職権濫用しながら( )、ミキを陰日向から見守ります。
ドアや窓の隙間からこっそり見守っていたり、
パンツが洗濯してたら風で飛んでいったとグチっているのを聞けば、新品のパンツをポストにこっそり差し入れしたり…
ミキのことが好きすぎるがあまりのちょっと変態的な献身には笑えて何だかキュンときます。

そんな変態性もありつつ、ミキやその兄弟のことを大切に思ってくれて、優しくしてくれる司にどんどん惹かれていくミキ。

でも、亡き父にゲイという自分の性癖を打ち明けられず気まずい状態だった中、父が事故死してしまったことが心の傷となっており、
なかなか司の求愛を受け入れることができません。
そんなミキの心を司が少しずつほぐしていく過程も含め、とても暖かくて甘酸っぱいお話でした。

作中、当て馬としてミキのバイト先の後輩である優斗が出てくるのですがこの子がまたいいキャラでした。
おバカな猪突猛進当て馬のミキへの求愛も可愛くて見所です。

甘さと愛しさに満ち溢れた続編

前作「ラベルド・タイトロープ・ノット」で
拗らせに拗らせた両片思いの10年愛を実らせた2人。
結ばれるまではとても切なくて苦い展開も多かった分、結ばれた後の幸せいっぱいな甘々っぷりをこれでもかと堪能できる1冊です。

まず、榛臣の誕生日編と加賀美の誕生日編がそれぞれ収録されているのですが、
お互いへのプレゼント、それを送った理由がとてもキュンときます。
本当にお互いのことが好きなんだなあと伝わってくる甘々っぷりで、読んでるだけでキュンとします。

そんな甘々な日々の中訪れた「加賀美の長期出張」。
半年の福岡赴任という、蜜月な2人には長すぎる離れ離れ。
2人それぞれ忙しい中、連絡も取りにくくなりちょっとすれ違いが…な展開に。

すぐに会えない距離に離れたからこそ、お互いが相手への愛を改めて見つめ直し、絆がより強いものになる過程がとても丁寧に描かれていてすごく良かったです。
榛臣と連絡が取れない加賀美が福岡から東京に飛んでくるシーンがとても好きでした。

10年越しの思いを叶えた2人の大人の甘々ストーリー。
攻も受もお互いに自立しているCPの甘いお話がお好きな方は是非。
前作読んでなくても大丈夫だと思います。
オススメです。

大人の拗れきった両片思い

高校時代、お互いに好き同士だったのに
攻の加々美が土壇場で意地を張ってしまい、すれ違った2人。
音信不通のまま10年越しに再会した2人の拗らせきった両片思いのお話です。

加賀美は、榛臣が他の男とたくさん寝るような遊び人になったという事実に腹立ち、榛臣を抱くことで高校の頃の淡い初恋を振り切ろうとし、
榛臣は、加賀美が自分に求めているのは身体だけだと思いつつ、抱いてもらえるならそれでもいいとわざとビッチのフリをする。
本当にすれ違い続ける両片思いの2人が焦ったくてキュンとします。

拗れきっていて、でもその根本にあるものはお互いへの純粋な愛。
ようやくお互いの思いを確認したって結ばれた後、幸せいっぱいに泣いて笑う榛臣が本当に美しく可愛いです。

両片思い好きには是非読んでほしい一冊。

小説家年下攻の執着愛

年下攻作品。
高校の頃に付き合っていた三晴と陸也。
ですが、自分の存在が小説家志望の三晴の執筆活動の妨げになっていると感じた陸也から三晴に別れを告げ、2人の関係は終了。
そんな2人が再会し、改めて始まる恋のお話です。

受から別れを告げた2人が再会するというお話がそもそも大好きなので、この作品も好みぴったりでした。
何より攻・三晴の陸也への執着溺愛っぷりが最高。
「陸也には自分がいないとダメ」ということを陸也の身体に刻み込み、もう2度と自分から離れられないようにしようとする執着っぷりがとてもゾクゾクします。

攻の愛が強めの両片思い作品・再会愛が好きな方にとてもおすすめ。
神作品でした。

可愛いお話

先輩後輩の大学生モノ。

攻・邦彦が、ゆるゆるテキトーなプレイボーイのように見えつつ、
物語の序盤から受・陽への独占欲と溺愛が感じられるのが最高。
(陽がそのことに全く気づいてないのもさらに◎)

高校の頃から腐れ縁的な仲になっている2人。
邦彦のテキトーなところに呆れつつ、「でも邦彦さんはカッコいい」と常に崇拝モードな陽。
そんなあくまで憧れの対象だった邦彦にキスをされたことで少しずつ恋を自覚していく陽がとても可愛いです。

テキトー先輩な攻と苦労人系後輩の受。
甘酸っぱくて可愛いお話でした。
シリーズ物なのを知らずに読んだので機会があれば前作も読んでみたいです。

スーツにちょっと詳しくなるお話

「その愛は過剰に異常」のシリーズもの。
ただ、私は今作を先に読み、後から「その愛は〜」を読んだのですが全く問題なかったので今作だけでも大丈夫かと思います。

初恋相手に告白した際の反応で、恋愛にトラウマを抱えてしまっている攻・浩志。
本気の恋愛はしないと決め、刹那的・快楽的なセックスを楽しむ日々です。
そんなある日、その初恋相手にそっくりな男とゲイバーで出会い…が始まりのお話。

受の壮真は地味めな天然純朴男子。
山奥でスーツのテーラーを営んでいます。
スーツが好きすぎるあまり、商売っ気がなく店の電気代も払えないほどの困窮状態。
何だか放っとけない気持ちにさせる小動物的可愛さがあります。
それなのにたまに無自覚で男を誘うような言動をするそのえっちさがたまりません。

スーツの仕立てを通して、関係を深めていく浩志と壮真。
自分にトラウマを植え付けた男にそっくりな壮真を最初は避けていた浩志ですが、
壮真の真面目さや可愛さ、純情さにどんどん惹かれていく過程がとてもキュンとします。

本気の恋をしないと決めていた遊び人が、
天然純朴真面目な地味っ子に落ちていく甘いお話でした。

きち先生の描くHシーン、ページ数的には少ないのに濃くて大好きなのですが
今作もそこも堪能できて大満足です。