電子限定描き下ろし漫画付き
前作では歪んで拗れまくっていたふたりでしたが…それまでの日々の反動でしょうか、無事にお付き合いを始めてからの彼らはどこを見ても甘くて。
一緒に居られることに幸せを感じているのがとても良く伝わってきてすごくほっこりしました。
そして夏生もそうですが、榛臣の表情が柔らかくなっていたのがすごく嬉しかったです。
夏生のことを試すようなセックスをしていた時は、色っぽさはあってもどこか諦めたような冷めたような眼差しだったけれど。
そんな鋭さはもうなくて、夏生からの愛をしっかり全身で受け止めている榛臣がめちゃくちゃ綺麗だったなと思いました。
遠距離になったりちょっとしたすれ違いもあったけれど。10年かけてやっと実った恋を大切にしているふたりなので、離ればなれになる心配はせずに見守ることができました。
物理的な距離は遠くても心は側にある、という安心感でしょうかね。
妙にハラハラする展開になっていなくて良かったです。
離れていたぶん、何気ない日常も大切にしているのが伝わるようなラストも素敵でした。
この先もずっと幸せでいてほしいなと思いました。
前作「ラベルド・タイトロープ・ノット」で
拗らせに拗らせた両片思いの10年愛を実らせた2人。
結ばれるまではとても切なくて苦い展開も多かった分、結ばれた後の幸せいっぱいな甘々っぷりをこれでもかと堪能できる1冊です。
まず、榛臣の誕生日編と加賀美の誕生日編がそれぞれ収録されているのですが、
お互いへのプレゼント、それを送った理由がとてもキュンときます。
本当にお互いのことが好きなんだなあと伝わってくる甘々っぷりで、読んでるだけでキュンとします。
そんな甘々な日々の中訪れた「加賀美の長期出張」。
半年の福岡赴任という、蜜月な2人には長すぎる離れ離れ。
2人それぞれ忙しい中、連絡も取りにくくなりちょっとすれ違いが…な展開に。
すぐに会えない距離に離れたからこそ、お互いが相手への愛を改めて見つめ直し、絆がより強いものになる過程がとても丁寧に描かれていてすごく良かったです。
榛臣と連絡が取れない加賀美が福岡から東京に飛んでくるシーンがとても好きでした。
10年越しの思いを叶えた2人の大人の甘々ストーリー。
攻も受もお互いに自立しているCPの甘いお話がお好きな方は是非。
前作読んでなくても大丈夫だと思います。
オススメです。
10年拗らせ愛からのお付き合い♡甘い!可愛い!!
夏生、本当に柔らかくなったね。思いあってるのがこれでもかってくらい押し寄せて♡
海外…行かんのかい!!!そこは行くとこでは??って思ったけど、それも2人の重さ。それと、枕で連想させるためにtkbこすこすさせるの天才的でした。
前作はめちゃくちゃtnk出てきたから、Rentaで買ったんだけど、ほぼ出番無しの、出てきても霞tnkだった…雑に白抜かれるよりは良いけどね。むしろ修正考慮してくださってありがとう案件なんだけどね。わざわざRentaで買った手前、ちょっと悔しい…
遅ればせながらラベルドの続編を!
前巻の良さも残しつつ、新たな2人を描いてくださいました。好き!
あとがきで先生が展開の候補がふたつあって…と書いてらっしゃいましたが、後者で大感謝!前者だとありがちな展開になっちゃってたんじゃないかな〜と。カバー下の「幸せになります」にもほっこり。
この主役2人の、基本的には穏やかで大人なところがとても好きで。今回ちょっとした喧嘩というか、遠距離もあいまってのすれ違いがありましたけど、こういうところで過剰に漫画らしい感情の出し方をせず、じんわりリアリティあるやりとりをしてくれるところが良いです。
竹書房らしくエッチたっぷりなのに、エロエロ作品という印象はあまりないんですよね。エッチ中にたくさんお喋りするお二人。
電子限定おまけもベッドシーンでたっぷり8ページ!
特に可もなく不可もなくといった感じのストーリーでしたが、長年苦しい想いを抱えてきてやっと結ばれた2人ですから、これ以上第三者に横槍を入れられたりするのは御免ですし、落ち着いた後日談としては十分でした。割とすぐ穏やかに片付いてしまう問題が多かったのでそこまでシリアスな印象は残りませんでしたが、長期出張や海外赴任の打診、両親への報告など、短期間で結構いろんなイベントをこなしていますよね。LINEでのケンカのシーンなんかは、生計を共に立てているわけでもないのにお互いそんな怒るところか?と、ちょっと安直さも感じましたが…。ただ、仕事で海外赴任を持ちかけられた場合、承諾して相手を待たせる展開が多いと思うので、日本に多々未練がある状態だから残る、という決断をした夏生は、新たな選択肢を示してくれた良い例になるなと思いました。