電子限定描き下ろし漫画付き
梅苑画廊では、白い額縁の絵を買うと "あるサービス"を受けられるという――。
この作家さんの感応性プレイシングスが好きで、繰り返し読んでます。
この作品はそれを超えて惹かれました。
画商として働く瑞口とライバルの久坂の関係性がいいです。瑞口の受けっぽくないルックスもいいです。
白い額縁の絵を暗黙のルールで身体で取引する瑞口。
クールで仕事もできるが、久坂の前だとギャップがあり、それが魅力でした。
身体を使う取引は悲しいけどお互いに惹かれていく2人を見て癒されました。
久々に再読して改めて楽しめたのでレビュー、残そうと思います・ω・
狭い業界(美術商)の中でのお話しなので
"もしかしたらそんな闇ルールみたいな事が実はあるのかも?!"
"えー!なんかちょっと禁断の世界観やーん"
と勝手に想像しながらその世界観にズブズブと浸っていけました。
緋汰先生、お上手過ぎます、、、!
この設定を活かし切る魅力的なキャラクター達!
読み応えと満足感はボリューミーなページ数以上!
表紙からはココ迄の濃厚さは予想していなかった、、、
ステキな裏切り♪
正直、セックス自体が話のキーになっているのでCP以外や人前、無理矢理とかがあるので地雷ある方は注意が必要ではあるかもデス!
私は背徳感のあるこの手の展開も好きなので、むしろありがたく楽しませてもらいました!
こんな世界もあるのかも?!と覗いてみたくなる好奇心旺盛なお姐さん、ちょっと人間のダークさと性を求めてしまう時などにゆっくり読んでみてはいかがでしょうか~(*´ω`*)
チル7 6様
嬉しくもご返信迄頂き恐縮です!
わざわざもぅありがとうございます!
いや、美術館どころかデパート上の展示場も長い間行ってませんし、絵も描けません。
あの空間が箱でキューブだなんて考えもつきませんでしたし。
ダウナーがヘロインでアッパーはコカインで、、と昔の音楽好きな知識の一端で覚えてしまっていただけです。
しょーもない雑学ですみません。
BL自体も数年しか読んでいないのでその知識も乏しいので、またなにか不明点があればお願いするかもしれないです。
助けて頂けるとありがたいです!
レビューも楽しみに読ませて頂いてます。
お相手して下さりありがとうございました♡
チル7 6様
コメントありがとうございます!!
とても丁寧に教えて頂き感謝、感激致しております!
教えて下さいと綴って良かったです。
本当にずっと疑問だったんです。
キューブなんてまさか間違うわけないよねーとは思いつつも、めちゃくちゃヘンな英語のタイトル使ったBLもあるしなーとも思っていまして、、
なるほど!
そんな深い意味があったんですね!
ゾクゾクしました。
校正する人、思いっきり罵倒して申し訳ない。
目から鱗でした。
大昔に美術館に足を運んだ日を思い出しました。
絵は買えないけど、ポスターとか目録を買って満足してました。
それと、眞澄の字も私間違えてましたね。
恥ずかしい、、、
チル7 6様のお名前も間違えているかもしれません。
7と6の間に空白があるのか分からなかったです。
コピーしようとしたらチル7 6様のページに飛ぶだけだったので。
先に謝らせて頂きます。
同人誌、全年齢みたいですがまだ届いてないです。
ちょっと絵柄が変わってしまっているみたいですが仕方ないですね。
あ、それと頂いたコメントに返信してRe.になってそちらに通知がいくのかも分からなかったのでこちらにコメントする形にさせて頂きました。
では本当にご親切にありがとうございました♡
緋汰しっぷ先生の作品の中ではこれが1番大好きです。
今回こちらのCPの同人誌がもうすぐ届くので、嬉しくて久々に読み返しました。
BLにハマり出した頃に読んだのですが、今思うといろいろ地雷が埋まっている作品なのですね。
まあ、私はビッチ設定も、受けが別の人相手には攻めになるとかモブプレイだとか気にならない人なので当時も美味しく読めました。
カラダを使って絵の販売をする薫とライバル画廊の真澄。
2人は皆の好きな執着も溺愛もほぼ見せずに話が終わりますし、水族館デートも温泉旅行も出てきません。
彼ら2人の登場シーンはたいていホテルか画廊の部屋に限られています。
かなりレアな設定なんじゃないかと思いますね、読み返してみて分かったんですが。
で、とにかく大人の男という印象。
ベッドシーンも格闘技を思わせる肉弾戦。
でも最初からキスを交わし合うのはカラダ込みとはいえど惹かれあっているから。
繰り返されるベッドシーンがとてもイイんです。
薫が出生の因縁から続く理不尽なしがらみから解き放たれるのは真澄が尽力したおかげ。
真澄が冷静で頼もしくてカッコいいです。
薫の相手が真澄だからこそお話が甘ったるくならず、最後までビターで大人のボーイズラブになっています。
ま、最後の描き下ろしは甘いですよ(当社比)
結局2人は同じ画廊で働き始め公私共にパートナーとなり、薫の兄もまだ何か企んでいるようでもあり遠くない将来、続編が読めるとばかり思っていました。
早く読みたいですねー
ところで、ヘブンリーホワイトキューブって何ですか??
キューブって角砂糖やルービックキューブの形、立方体です。
私、最初読んだ時なにかヒントを読み落としたのかと思ったりしましたがフレーム(額縁)の間違い?
マンガには校正者っていないのでしょうか?
わざとキューブを使っている?
どなたか分かるかた、教えて下さい。
かりんていんさま
わーー!
お返事、ありがとうございます!
ちょっとでもお役に立てたようでホッとしています(´ ˘ `*)
確かに、謎な英語のタイトルたまにありますよね(笑)ワカル‼
美術館、行かれるんですね!素敵♡
そんな方になんか講釈垂れちゃってチョット恥ずかしい///
因みに、ユーザー名なんて気にしてないのでそんなお気になさらず!
私自身も7と6の間にスペースああるのかないのか分かってない位ですし(´ε`;)w
同人誌、お手元に届いたら良ければ情報と共にまたレビューして下さるととっても嬉しいです!
私も同人誌、大好きなんです♡
お手数でなければですが…勝手にかりんていんさまのレビュー、楽しみにさせていただきますね
全くこの作品に関係ないですが、先程チラっと拝見したレビューでの「ダウナー」のストレート解釈に密かにめっちゃ笑っちゃった事、お伝えしておきます(ΦωΦ)フフフ
では!御礼までに!
素敵な日々をお過ごし下さいませ~
こんにちは
突然すみません(>ㅅ<)
私もこの作品が大好きで、久々にレビューが上がって嬉しくなりかりんていんサマのレビューを楽しく拝見させて頂きました
(知ってる作品のレビューってどうしても読んじゃうんです)
実は先日私もレビュー上で「どなたか教えて欲しい」と書いた所とても親切なユーザー様からこのコメントを活用してお返事を頂けて、自身の解釈に広がりを持てた経験をしたばかりだったのでこちらのレビューにあった>>ところで、ヘブンリーホワイトキューブって何ですか??
に微力ながらお応え出来たらな、と思い、思い切ってコメントを書く事にしました
私なりの作品を通しての解釈ですが「ホワイトキューブ」について残しておきますね
先ず、「ホワイトキューブ」は確かに直訳だと白い立方体なのですが美術用語として使われる事もあります
今回は画廊のお話しなので直訳での白い立方体の意味ではなく「美術用語」として用いられる意味でタイトルにされたと思います
美術用語で使われる「ホワイトキューブ」の意味は
美術館やギャラリーでの「展示空間」の事を指します
展示する場そのものを「箱=キューブ」として捉える
基本展示場は白い壁で創られているのでホワイト
展示されている作品と作品の間にある空間、作品の無い場所が「ホワイトキューブ」という事になります
つまり今作で言えば「画の無い額縁」がそれに当たると解釈出来るかと思います
美術の解釈に於いて空間そのものをアートとする解釈などが近代美術で広がったりしていったので「ホワイトキューブ」はアートワードとしてはエッジが効いていてステキな言葉です(白い立方体そのものをアートとして作成して展示する事もあります)
目には直接見えないけれどその空間にある「価値」に対価を払う
薫さんの価値を取引する、というその世界ならではの闇ルールみたいな演出なのかな?って私は捉えてました
更に言えば、薫さんそのものが「ホワイトキューブ」としての暗喩でもあるかも知れません
こちらは1話目の扉絵を見て頂くと分かると思うのですが額縁と額縁に挟まれて薫さんが並んでいます
つまり作品と作品の間の「空間に薫さんが居る」事になります
その薫さんの価値を求めて倒錯した金持ちが対価を払う遊びなのかな?と勝手にゾクゾクしてました(笑)
そんな「ホワイトキューブ」をタイトルにした上に「ヘブンリー」を修飾語として付ける辺りのセンスもグッと来ますね
薫さんのカラダを対価に世に出る事が出来る新たなアート自体にとっての天国なのか薫さんのカラダを味わった相手が天国にいるのか…
間違いなく眞澄に会う迄は薫さんに取ったら地獄そのものだったと思いますが…
長くなりましたが、そんな訳で「ホワイトキューブ」は敢えての使用だと私は思っています
大変長くなってしまいすみませんでした‼
ホントに突然失礼しました
続刊があったらホント、嬉しいですね(*˘︶˘*)
神よりの萌2です。
正直 策略のために身体を差し出す的な話は好きじゃないんですが、この作品は楽しく読めました。なんでなのかいまいちわからないんですが、多分緋汰先生の描き方がお上手なんでしょうね。気づいたら読み終わってたくらい、緋汰先生の世界観に引き込まれました。
緋汰先生の絵のテイストも好みから大きく外れてはいないものの、そこまで好みじゃないんですが、全然気にならなかったですね。絵のテイストに関してはめちゃめちゃ好みが激しくて、いつも少しでも合わないともう読めないんですけどね。不思議です。
緋汰先生の作品につい引き込まれてしまうというのは恐らく、緋汰先生のテンポ感が天才的だからだと思います。疲れない程度に程よく動く感じです。
この作品はページ数的に見てかなりボリューミーなので読み応えを感じるのは当たり前っちゃ当たり前ですが、さほどページ数が多くない他の作品でも読み応えがあるというのは緋汰先生ならではです。
買って損はないので、迷ったら読んでみて欲しい作品です。
地雷多めの方には無理におすすめはしませんが、競い合いながらも高め合う関係が好きな方は地雷を飛び越えて読んでみることをおすすめします。
と、いうわけで複数ありです。
しんどかった…。結構精神的にエグかった…。
父の遺した画廊を存続させるために、異母兄の言うなりに出資者にからだを差し出す瑞口薫と、関西から新店舗をオープンすることになったギャラリーに勤める久坂。
久坂が扱う新進気鋭の画家ルイの気まぐれで引き合わされた2人が、ときには挑発し合い、認め合いながら、それぞれの想いに気付いていくストーリーでした。
兄、エグいよ。
完全にネタバレですが、父が本当に愛していたのは薫の母で、無理矢理別れさせられて結婚させられたのが、この兄の母なのですよ。父を恨み、薫を恨み、その恨みをすべて薫にぶつけまーす!みたいな。
対する薫も「サッコーイ!」的な感じでかわしません。全部受けて立つ。結局それが兄への贖罪でもあったのでしょうね…。
宇田というひとりの大口出資者が倒れたことで怪しい出資者にまで薫を差し出すシーンもガンガン出てまいります。なので複数苦手な方はそこにご留意を。
久坂と薫に関して言えば、初顔合わせ(ギャラリーで見かけたのを除いて)から、拳で分かり合う!じゃないけど、からだで分かり合ってますね。
ルイが「久坂が瑞口を抱いたときみたいに」というのにこだわっていましたが、あれは「大事なクライアントとして丁寧に扱う」んじゃなくて、「ただ熱をぶつけ合う」ことで創作の面で何かが得られると思ったからだったのかな。てっきり久坂に執着していたのかと思ってました。
とにかく2人の関係が見ていて気持ち良かったです。
顔を合わせれば憎まれ口ばかりだけど、あくまで対等に、足を引っ張り合うのではなく高め合えるって素敵だね、と思えたCPでした。
描き下ろしでは、久坂がルイに聞かれて答えなかった「薫の好きなところ」が聞けますよ。