緋汰しっぷ先生インタビュー

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緋汰しっぷ先生インタビュー 両片想いからの甘々ラブ♥ 寡黙なムッツリ×M気質の色男 コミックス『ラベルド・タイトロープ・ノット retie』

2020/07/11 17:00

待望続編! こじらせカップルだからこその濃厚な愛と執着を見よ!

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2405回
緋汰しっぷ/竹書房/バンブーコミックス Qpaコレクション
コミックス『ラベルド・タイトロープ・ノット retie』7月17日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
10年越しのこじらせた関係から想いが通じ、晴れて恋人同士になった夏生と榛臣。誕生日を祝い合ったり、ふたりのこれからを考えたりと幸せで穏やかな日々を過ごしていた。そんな中、夏生が半年間福岡に出張することに。寂しい気持ちはあれど、昔のことを考えると連絡が取れるだけ良い――と思っていたのに、忙しさを気遣うあまりなかなか連絡できない榛臣。やっと自分の近況報告ができたと思ったら、些細なことですれ違ってしまい――? 深度は恋から愛へより固く、結び直されるふたりの想い

 

――作品紹介をお願いします
2017年に出していただいた『ラベルド・タイトロープ・ノット』のその後のお話です。
高校時代からこじらせてきた両片想いを28歳社会人同士がちょっとずつ整えていき、晴れて恋人同士に! なったところまでが前作で、その後お互いに一つ歳を重ね、各々の環境の変化や仕事のこと家族のことに向き合いつつ愛情を深めていくのが今作です。
作中の7割くらいを攻は福岡・受は東京で過ごすという遠距離展開になるんですが、その約1000kmの距離もスパイスにしてやりますよ!!!という気持ちで描きました。おいしくできたと思います。



――主人公たちはどんな攻×受ですか?
攻:夏生(なつき)といいます。
会社員、恋人は甘やかしたい&エロは若干S気質、想像力豊かでどちらかといえば寡黙な甘え上手です。
受:榛臣(はるおみ)といいます。
バー店長→社内異動でダイニングカフェ副店長にプチジョブチェンジ、好きな人には何されても嬉しいM気質、基本楽観的だけど夏生のことになると少し揺らぎがちです。家では眼鏡です。
どちらも穏やかな気質同士なのでゆったりほのぼのした空気の二人です。
エロに関しては、むっつり執着×隠れ執着、さらに今回は遠距離恋愛なのでねっとり&じっくりを意識しました。


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
やはりえっちなシーンです。前作に続いて今作も1話に一回以上あるんですが、気持ちが通じていなかった頃の求め合いとはまた違った求め方、満たされ方が伝わったらいいなと思いつつ描きました。
それと受の榛臣の変化です。攻の夏生はわりと前作の最初の方から、寡黙なようでいて感情が表情に出やすいわかりやすいタイプなんですが、榛臣はかなり取り繕うタイプで、何を考えてるか分からないミステリアスな色気を前作では意識して描いていました。今作ではすっかり自然体で夏生に接することができるようになって、特に描き下ろしではとても内面的な、心の柔らかいところまで見せるようになっています。
言ってしまえば前作よりだいぶチョロくなっているので、ギャップに感じるというかミステリアスな方がよかったな…とがっかりする方もいらっしゃるかもしれないんですが、あら~可愛くなっちゃって! 的に受け取っていただけたら嬉しいなと思います。


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
今作の内容そのものについてとは少し違うんですが、今年の2月に出していただいた別のコミックスがかなりドロドロ展開&エロも濃いめ激しめ&プライドのぶつかり合い雄同士!! という一冊で、一方の今作はすでに付き合い始めている二人ということもあり、ゆるやかな展開の波間でじっくりゆったり心を寄り添わせていくような内容…というだいぶテイストの違う2作を立て続けに描かせていただけたことがすごく楽しかったです。あまいしょっぱい交互においしー! のような気分でした。


――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
近所のお宅にとっても元気なわんこがいて、通りすがるたびにシュタタズザーーッッ! と垣根越しに元気に駆け寄ってきてくれていたのが最近なんだか大人になったというか…顔つきもシュッとしてきて垣根のそばにゆったり伏せて、こちらに気付くとチラ………とけだるげな目線をくれるだけ…みたいになってきたのがちょっと寂しいんですが通りすがりながらに成長が嬉しくもあり…なこの頃です。



――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
ありがとうございます! 元気な続編です! よろしくお願いします…! という気持ちです!!


――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
緋汰しっぷと申します。5冊目のコミックスです。
3年前、デビューコミックスの発売時にもちるちる様にインタビューを掲載していただきました。今回の本はその続編です。またこうして同じ場にコメントを掲載していただけること、本当に幸せに思います。ありがとうございます。
前作と同じ二人のその後のお話ということで、今作で知ってくださった方も、よかったら2冊一緒にお読みいただくとよりハッピーを感じていただけるんじゃないかなと思います!
どうぞよろしくお願いいたします。



担当編集より
キャラクターの繊細な心情と、しっとりとした色気に凛とした空気を纏った作品を描く緋汰しっぷ先生のQpa collection4冊目は、ファン待望の『ラベルド・タイトロープ・ノット』の続編が登場です!
この作品はドラマCD化されており、先生の描かれた誕生日のお話も同人誌で発表され、そのオリジナルストーリーも音声化、配信されている人気作です。

今回のコミックスでは、学生時代から10年来の両片想いをこじらせていた夏生と榛臣の想いが通じ合い、恋人同士になってからの穏やかな日常からスタートします。
しかし幸せな日々を送る中で、夏生が半年間福岡に出張することになり離れ離れに。
寂しい気持ちはあれど、昔のことを考えると連絡が取れるだけ良い――と思っていたのに、榛臣は夏生の忙しさを気遣うあまりなかなか連絡ができず、時間だけが過ぎていきます。
やっと自分の近況報告ができたと思ったのに些細なことですれ違ってしまうなど不穏な空気が漂う場面もあり、ふたりの絆が試される展開にハラハラもしますが、目が離せない展開に。
ムーディな雰囲気が漂っていてシリアスな部分もあった前作ですが、今作では恋人同士ならではの柔らかい表情や将来について考える様子など、一歩踏み出したふたりの物語も見ることができます。

また、同人誌で描かれていた榛臣の誕生日の話とそのアンサーソング的に描いていただいたQpa掲載の夏生の誕生日の話も収録されており、お互いのちょっといじわるな面が見えるシーンがあったり、甘さたっぷりのイチャラブも充実した読み応え抜群な内容となっております♥

今年2冊目の刊行となる緋汰しっぷ先生の新刊は、原点回帰からのその先を見せてくれる、幸せな1冊となりました。
同人誌の音声化もあり、続編のお話を随分前からさせていただいていましたが、甘々か辛口か、どの方向に持って行くか先生とご相談を重ねておりましたので、その行方は是非本編でお確かめいただけたら嬉しいです。

黒×赤がテーマカラーだった前作イメージがガラリと変わった[retie]のカバーからも感じられるように、ふたりを取り巻く空気感も変化していますので、
前作をお持ちの方も今作から知って下さった方も、ふたりがどんな未来に進むのか温かく見守っていただきたいと思います!

 

コミックス『ラベルド・タイトロープ・ノット retie

 

 

特典情報

特典情報
アニメイト:描き下ろし4Pリーフレット
とらのあな:描き下ろし4Pリーフレット
中央書店コミコミスタジオ:描き下ろしペーパー
ホーリンラブブックス:描き下ろしペーパー
全国特約書店共通:描き下ろしペーパー
電子版:描き下ろし8Pマンガ

詳しくは竹書房サイトの特設ページ

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(C)緋汰しっぷ/竹書房

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