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過ぎし日の恋と甘い微熱

sugishihi no koi to amai jounetsu

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表題作過ぎし日の恋と甘い微熱

浩志,28歳,プログラマー
安芸壮真,30歳,テーラー

その他の収録作品

  • 二人のその後のその後(描き下ろし)
  • 五話のぬれ場の直後だよ。
  • 二人のその後

あらすじ

ゲイの浩志は刹那的な快楽第一で、本気の恋はしない主義。夜ごとセフレと遊び、自由度の高い仕事で何にも縛られずに生きているけれど、育ての親の姉には頭が上がらず、その夫である義兄とも少し気まずい関係だ。そんなある日、二丁目のバーで体を売ろうとしている義兄そっくりな顔の男・壮真と出会う。思わず止めに入った浩志は、壮真に「じゃあ、あなたが僕を買ってください」と迫られ、しかたなく一夜をともにしてしまうけれど…!? 俺様イケメン×不幸体質なドジっ子青年の純愛ラブストーリー

作品情報

作品名
過ぎし日の恋と甘い微熱
著者
上川きち 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344847439
3.7

(10)

(2)

萌々

(3)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
37
評価数
10
平均
3.7 / 5
神率
20%

レビュー投稿数4

似た者同士

初恋の苦い思い出から特定の人と付き合わず、身体だけの割り切った遊びを繰り返していた浩志が
その初恋の相手そっくりな顔をした壮真との出会いで変わっていく…というようなお話でした。

ぽやーんとしていてちょっと抜けている壮真にペースを乱されていく浩志でしたが
ずっと心の中にシコリとなっていた初恋の相手・洋輔とも腹を割って話すことが出来たし
本気で恋愛したいと思えるようになれたし
すごく良い出会いだったのだなと感じました。

スピンオフとのことですが、前作未読でも楽しめました。

0

スーツにちょっと詳しくなるお話

「その愛は過剰に異常」のシリーズもの。
ただ、私は今作を先に読み、後から「その愛は〜」を読んだのですが全く問題なかったので今作だけでも大丈夫かと思います。

初恋相手に告白した際の反応で、恋愛にトラウマを抱えてしまっている攻・浩志。
本気の恋愛はしないと決め、刹那的・快楽的なセックスを楽しむ日々です。
そんなある日、その初恋相手にそっくりな男とゲイバーで出会い…が始まりのお話。

受の壮真は地味めな天然純朴男子。
山奥でスーツのテーラーを営んでいます。
スーツが好きすぎるあまり、商売っ気がなく店の電気代も払えないほどの困窮状態。
何だか放っとけない気持ちにさせる小動物的可愛さがあります。
それなのにたまに無自覚で男を誘うような言動をするそのえっちさがたまりません。

スーツの仕立てを通して、関係を深めていく浩志と壮真。
自分にトラウマを植え付けた男にそっくりな壮真を最初は避けていた浩志ですが、
壮真の真面目さや可愛さ、純情さにどんどん惹かれていく過程がとてもキュンとします。

本気の恋をしないと決めていた遊び人が、
天然純朴真面目な地味っ子に落ちていく甘いお話でした。

きち先生の描くHシーン、ページ数的には少ないのに濃くて大好きなのですが
今作もそこも堪能できて大満足です。

0

ずぷっ。ずちゅっ。ぬぷっ。は、本作も健在です!

これが「その恋は過剰に異常」のスピンオフと知って。本作を読んでから、読み返してみたんだけど。なるほど、前作を知らずに読んだとしても全く問題無い。むしろ、私は前作を持っている事を忘れていましたよ。しばらく読んでいても、ピンと来ない程に。前作のカップルは関係ありません。浩志は前作のジレモダカップルに当て馬兼ナイスアシストする、余裕かましたオレ様なのに、自分の恋には無頓着。というか臆病になっている。くーっ。こういう、人のことは分かるのに自分のはまるでダメ、BLあるあるですよねぇ。

不特定多数のセフレと気ままな関係以上にはならない、恋愛はしない、と決めている浩志は、両親亡き後、親代わりに育ててくれた姉には逆らえない。このお姉さんがほんわか系で、浩志をいつまでも子供扱いしているのが可愛い。せっかく来るのだからと、オムライスにスパゲティ、ハンバーグと、お子様ランチ的なご飯を用意していたり。浩志もそんな姉の気遣いを決して無下にはしない。本来優しい男なのだ。
それが、姉の夫、洋輔には塩対応。義理の兄と何があったのか?は、物語後半で明かされます。
そんな事とは知らずに、洋輔の若い頃とそっくりの顔をして近付く壮真に心乱されまくる浩志。
心を開く前に身体を繋いでしまう。エッロエロはさすが上川きち先生。
ずちゅっ。ヌププッ。は今作も健在でっす。
トーン濃淡で、修正はほぼ無いのかな、詳しく描かれてないというか、ふんわり描かれているというか。シルエットはバッチリです。
あと、壮真の乳首が勃ち過ぎててヤバい。表紙もエロいですよね。白黒ページでも分かる。きっと白い肌に紅くそそり勃ってんだよね。エッロ。

壮真がテーラーをやっているのですが、アームホールが狭い方が可動域が広い、というのは初耳でした。多分、プラス袖山を低くしてんですかね?
上川きち先生描くところのイケメンはスーツがバチッと決まるので、萌え。そういう意味でも楽しかったです。いやはや裸ページの方がきっと多いでしょうけども。
テーラーの知識と技量は一流なのに、恋愛の機微には鈍感な壮真。
鈍感で童貞のくせに積極的な煽り受け。こんなギャップも浩志的にはたまらんのだろうけども。これはちょっとばかりイライラしました。壮真が女子だったら、これは多分女子には結構嫌われるタイプとお見受けします。でもまぁ、男は元来こういう子に弱いもんですよね。

「その恋は過剰に異常」の湊は浩志を冷やかしに出て来る程度。駿介とはラブラブな様でなにより。

0

遊び人攻めと天然受けの恋

『その愛は過剰に異常』のスピンオフで、前作の当て馬だった浩志が主人公です。
過去の恋で心に傷を負った遊び人の攻め・浩志が、天然で純粋な受け・壮真と出会い、振り回されていくお話です。
前作は未読で問題ありません。


浩志が、義兄であり壮真の従兄弟でもある洋輔と何やら訳あり?と、いうところが気になりました。
最後に明かされた事実には、それほど驚く要素はなく、思わせぶりな洋輔も悪人ではなかったです。
色々深読みし過ぎていたので、勝手に肩透かしを食らってしまいました;

壮真が経営するテーラーが、森の中のお城みたいで素敵でした!
ここが一番昂った‼︎
壮真が職人らしくない地味かわな見た目で、それでいて仕事は出来るというギャップも良かった。

浩志が選んだ相手が天然純朴青年だったのは、本当はもう一度真剣に恋をしたかったからだと思います。
真面目で浩志を裏切らない相手。
〝今まで生きてきた中で一番の最悪の日〟が上書きされたのは、それだけ壮真のことが好きだったからだと思う。
Hの時の壮真は色っぽく、浩志との体格差も良かったです♡

ただ、肝心の気持ちの変化がサラッとし過ぎていて、全体的にあっさりした印象になってしまいました。
欲を言えば、もう少しドキドキさせて欲しかったです。

2

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