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表題作砂漠の王子と迷子の子猫

サイード,28歳,ハイラの第一王子
青木悠,18歳,休学中の高校3年生

その他の収録作品

  • 砂漠の王子に寄り添う子猫

あらすじ

休学中に訪れた異国の地でスリに遭った悠は、黒い宝石のような双眸の青年サイードに助けられた。この国の印象を悪いものにしたくないと街を案内してくれるサイード。彼と一緒だと何故か安心できて、向けられる笑みに胸が熱くなって…―別れの時にはもう一度会いたいと願うようになっていた。
その翌日、悠は猫を追って、祭りで開放された王宮奥深くに入りこんでしまう。囚われそうになる悠の前に現れたのは、豪奢な民族衣装を纏ったサイードで!?

(出版社より)

作品情報

作品名
砂漠の王子と迷子の子猫
著者
桂生青依 
イラスト
有馬かつみ 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
レーベル
ローズキーノベルズ
発売日
ISBN
9784861231704
3

(5)

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萌々

(0)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
15
評価数
5
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

優しいアラブの王子さまと子猫

アラブのお話ですが王道の傲慢攻め様とは
ちょっと違う気さくな優しい攻め様と
身体が弱く引っ込み思案でちょっぴり不思議な能力がある
受け様との子猫が取り持つ純愛ストーリー。
身体が弱ったために学校へも満足に通えないでいた受け様は
兄と旅行へアラブの国へ。
でも、いつも兄に面倒をかけていると思っている受け様は
少しずつ一人で出来る事をと頑張っていますが・・・
兄へ内緒で出かけた先で白い子猫を見つけ、誘われるように
後を追っていく受け様ですがスリに財布を取られてしまう。
でも、また子猫が現われて・・・犯人を見つけたが相手にされず
困っていたところを攻め様に助けられる。
そして観光の案内までしてもらい楽しいひと時を過ごす。
互いに何か惹かれるものを感じながらも別れたのだが
王宮で兄と見学をしていると、偶然に昨日の子猫の姿が
でも、その猫は本物ではないのです。受け様は
この世のものでは無いものが見えるひとだったのです。
そして導かれるように付いていくと衛兵に囲まれ困惑
しかしまた、攻め様に偶然出会う事に、
そして攻め様が王子さまだと知り驚愕します。
そして何故王宮の奥まで来たのかと尋ねられ、初めは躊躇していた
受け様ですが見える筈の無いものが見える事を話す事に。
でも話を聞いた攻め様は信じてくれて、自分が飼っていた
猫だと思うと言われ・・・
攻め様は、受け様に王宮に泊まって行くようにと決めてしまう。
兄と二人で王宮で世話になる事に、攻め様と一緒にいることが
嬉しい受け様は、攻め様に恋をしてしまう。
そして攻め様も受け様を愛しいと・・・
二人の仲は特別問題なくおさまります。
攻め様の飼っていた猫が攻め様の為に受け様を連れてきたって
言うような感じかも知れないです。
後は、受け様のコンプレックスでしょうか。
一人では何もできない守られて生きてきた受け様が
兄から離れ、攻め様の役に立てるためにはと考える。
人としての成長と自立のお話でもありましたね。
受け様の兄上の過保護具合は、アラブの王子様より
傲慢でした(笑)ブラコンです!
何となく兄上と攻め様の弟も何かあるのではと?
スピンオフが出るかもしれませんね。
どこかふんわりした雰囲気が流れる作品でした。

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