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表題作視線は帝王の鎖

炎暁龍,28歳,マカオのカジノ王
羽鳥楓,23歳,共同経営オーナー兼バーテン

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「俺がお前の初めての男だ。俺だけに淫らな顔を見せてみろ」
「あっ、い、嫌です…ああ…っ」
バーテンダーの楓は、夜の世界を統べる不遜なマカオのカジノ王・暁龍に大切な店を奪われてしまう。
返して下さいと懇願するが、鋭い眼と、蕩けるほど気持ちいい熱で鳴かされる楓。
無理やり暁龍専属の淫靡なバーテンダーとして仕込まれていく。
酷い男なのに次第に傲慢な暁龍の独占欲と快楽の虜になっていくが、二人の関係に終止符が打たれる日が近づいていて…!?

(出版社より)

作品情報

作品名
視線は帝王の鎖
著者
宮園みちる 
イラスト
石田惠美 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
ISBN
9784799710609
3.3

(3)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

カジノ王と言うよりマフィアみたい

カジノ王とバーテンダーの大人のラブストーリーですね。
そして一方的な再会でもある感じでした。
受け様は世界的にも有名なバーテンダーの叔父の店を叔父の息子と
受け様の二人で共同経営と言う形で受け継ぎ、従兄弟は接客
受け様はバーテンとして小さなバーを経営していたのですが
突然従兄弟からメモ1枚で店を売却したと知らされ驚愕するが
従兄弟の行方は知れず店を買い上げた人に売却のキャンセルを
申し出ようとするが既に全てが終わっている事を知り打ちのめされる
しかし尊敬する叔父の為にもなんとか店を取り戻そうと
購入した攻め様にお願いするが売却の破格の金額を知り
買い戻せる見込みの無い事を知りながらもなんとかしようと・・・
そして攻め様に自分を1か月の間満足させられたら考えてやると
言われ、プライドよりも守らなければならない大事な店の為に
受け様はその日から攻め様の専属のバーテンダーになる。
しかし、バーテンとして未熟だと言われ色気が無いと淫らに
身体に教え込もうとするように毎夜いたぶられる事に
次第に攻め様といるだけで声を聴くだけで身体が疼くようになる
受け様、そんな淫らな自分を信じられなくて戸惑う受け様

なんて言うかカジノ王と言うよりはマフィアのドンみたいな
迫力のある攻め様なんですよね。
受け様は初めは威圧的に抑え込まれ籠の鳥だと言われながら
初心だった身体を次第に開かれていく。
でも、バーテンとして必要な事だと、自分に足りなかった色々な
事が攻め様と共にあることで教えられて行くんですよね。
そして攻め様が自分を庇って怪我をしてしまった時にはっきり
攻め様に恋してる事に気が付くが、自分では釣り合わないと・・・
そんな時に攻め様が受け様の店を含め近隣の土地を購入した
理由を聞かされるのです。それは亡き母への攻め様の思いで・・・
攻め様への気持ちが募っても叶わない思いだと、せめて攻め様が
美味しいと言ってくれるお酒を造れるようになろうと・・・

そんな時に勝手に売却したお金を持ち逃げしていなくなっていた
従兄弟が現われ、受け様に乱暴を働くがそこへ攻め様が現われ
受け様を助け出し、従兄弟を威嚇する、従兄弟は怯え攻め様の
愛人には今後手を出さないからと懇願するが攻め様は愛人では
ない、恋人だと言い放つ。
受け様は信じられないほど喜びを感じますが何故自分なのかと?
自分が恋人で良いのかと攻め様に問います。
そして攻め様から聞かされる、2年前にバーテンダーの大会で
会っていたのだと、受け様は2年前に薔薇の花束とそこに付けられた
メッセージを思い出す。
「未来の君のカクテルに逢いたい」と書かれていたことを
未熟なバーテン見習いを忘れずにいてくれた攻め様に更に思いが
強くなる、そして攻め様の気持ちが真実だと・・・
ちょっと危険な攻め様に見初められた大人のラブでした。
色気が出た後の魅惑のカクテルはどんな味なんだろうなんて
ニヤッとしちゃうようなお話でした。

3

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