腐った教師の方程式(3)

前巻より大きく進展

敦が巻を増す事に男らしく成長していて時間の流れやキャラの成長を感じる一冊。一巻では雅美のひざの上に乗ってる姿が可愛かったのに。
普段王道系を読むことが多い自分はホントにこの可愛いコが攻めに成り得るのか？？なんて思っていましたが、ここまで来てやっと大人であり教師でもある雅美を守ってあげられる（包んであげられる？）精神力みたいなものが見えて来た気がします。あと、体格的にも。

その所為か雅美の気持ちにも大きく変化がある一冊。まだまーちゃんの事がふっきれていないようですが、敦が自分の中で、まーちゃんみたいに大きな存在になることが怖い、と認めています。というか、今まで全く進展を見せず、敦に甘いのは生徒だからでラブなんてホントに芽生えるのか疑問だったんですが、この巻を見ているとだいぶ前から気持ちは動いてたんだなあと感じます。少しずつだけど。
これはもうずっと好きだと雅美を追いかけ続け、本気だと訴え続けた敦の勝ちなんだろうなあ。先の事はわからない、と雅美は言っていますが、この先に期待したいです。

今回雅美とお見合いする瑞葉という女性が凄く魅力的で、見ていて楽しくなるキャラでした。ＢＬで女性をライバル（？）として出すって難しいと思うんですが、どっちにも共感できてしまってちょっと複雑でした。少女マンガとして読んでいたら楽しいだろうな。

それにしても、相変わらず尻に敷かれている透先生が楽しいです。まさみは良くできた妻のようなキャラクターですが、裏づけを取らない嫉妬で女王様のようになる所にギャップがあって、見ていて飽きないですね。