雀影
雑誌系は連載主体だから、普段は買わないで、コミックになってから読むようにしているんだけど、「春抱き」の読み切りに惹かれてつい買ってしまった。
まあ、色々あったせいでというか、そのおかげというか、、、
それまでの連載の時間経過が一度リセットされて、
2012年の、
今、
現在を、生きている岩城と香藤のお話。
岩城も香藤も、既に、作品世界の中だけで完結しているキャラクターの範疇を超えいる。
もうね、実際に、現在の、今を生き続けていている姿をのぞき見して描いているみたい。
これからも、こうやって、時々、二人の様子を見せて欲しいな。
何故でしょう、ずいぶんと前に読んだのに記憶が飛んでるのは?と2012年8月号を読んで思ったので読み返した所存です。
6月号前編掲載、8月号に後編掲載という作品が多かったので、どうりで話が通じないはずだ。
読み返して、そうだったと思い出したことがあります。
それは『春を抱いていた』が帰ってきたということです。
面白く、好きな作品でしたが色々あった作品というイメージがどうしても付きまといます。
今回掲載されていた春抱きを読んで、思ったことは人は変わってしまうことなのだなぁということです。
良い方向にも、悪い方向にも変わるわけで。
良い方向へと変われば、それは大した変化に思えないのですが、マイナス方面へ変わってしまうと物凄く様変わりしたように感じてしまうので不思議です。
春抱きは漫画ですので、漫画の中での出来事ではありますが、あんなに順風満帆そうだった佐和さんと雪人の関係の変化が強烈でした。
人は成長して前に進むし、虚勢を張る生き物なのですなぁと。
あと佐和さんの叫びがとても痛くて、読んですぐに雑誌を閉じたんだったと思いだして感想冒頭に戻ります。
岩城・加藤は安定の夫夫っぷりで、安定してました。
今回はひとまずENDになっていました。
またいつか続きが掲載されるのかな?でないと佐和さんの行く末が気になり過ぎます。