kirara
特典
前2作に同じく、これもCD本体は持ってません。小冊子だけどうしても読みたくて頑張りました(入手を)。
非常に薄くてページ数も少ないんですが、三段組みでびっしり限界まで詰め込んだって感じでした(3作共通で)。
内容は藍の里帰りです。
祖父・清嵐と暮らした山奥の『実家』を、志澤はともかくなぜか弥刀をはじめとするロケスタッフと共に訪れることになります。大人数の昼食準備のために張り切る藍を手伝う志澤。弥刀に『幼妻の手伝い』と言われてますよ~。
こちらの3作目は原作小説がシリーズ中でも特にシリアスで重かったので(イヤでも、原作はそれはそれで大好きなんですよ)、こういう番外編ならではのほのぼのした雰囲気はホッとしますね。
まあ志澤は、藍をこき使った弥刀に対する怒りは忘れてないんですが。
なにせ藍の実家にあるのは、趣味人・清嵐の審美眼で選ばれたホンモノの骨董品ばかり。もちろん食器もそうで、何も知らないガサツな弥刀のスタッフたちが手荒に扱う横で、その価値をさりげな~く志澤に教えられる弥刀はもう・・・!
しかし、ふんわりほのぼのだけじゃありません。それはもう崎谷さんですから、Hもしっかり濃いんです。
弥刀の一行は日帰りで、彼らを見送ったあとは志澤と藍が2人でお泊まりになるんですが・・・藍の実家でことに及ぶ罪悪感は抱きながらも止まらない志澤。日本家屋・和室ですからもちろんお布団です。イヤそこはどうでもいいけど。
あ~、3作通して堪能しました。
正直なところ、私はこういう『その時を逃せば手に入れるのが非常に困難』な小冊子類や同人誌は、よっぽどでなければ見なかったふりで済ませます。というか、そういうスキルを身につけました。だっていちいち気にしてたらキリないし!
でもこちらだけは、信条(なんて大層なもんじゃないけどね)を曲げてでも手に入れてよかったです。
正直『見ない・知らないふり』ができるようになるまでには、実際(主に)経済的に痛い目もみて来ましたし後悔したことも多いわけですが、ホントに心の底から『手に入れて(読めて)よかった』と思う筆頭がこちらのシリーズ3作です。