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表題作卒業式~答辞~

箕方祐司 生徒会副会長・高3
志野友之 生徒会長・高3

同時収録作品卒業式~卒業証書~

八代直匡 高校教師
市川稜 高3

同時収録作品卒業式~祝辞~

竹政一哉 県庁職員(27歳)
秦野雅臣 養護教員(27歳)

あらすじ

竹叡学園、生徒会長に当選した志野は、何かと噂が多い孤高の箕方を、副会長に指名した。
敷かれたレールを走り優等生を装う志野は、正反対な箕方にずっと魅かれていたのだ。
しかし、志野の身体と引き換えに、生徒会に入るという箕方に―!?そして、一年後、卒業式を迎えた二人は…。
竹叡学園を舞台に“教師と生徒からの卒業”と、卒業生らの“過去からの卒業”の書き下ろし2話を含めた、3つのカップルの卒業式。

作品情報

作品名
卒業式~答辞~
著者
水壬楓子 
イラスト
暮越咲耶 
媒体
小説
出版社
桜桃書房
レーベル
Eclips romance
シリーズ
卒業式~答辞~
発売日
ISBN
9784756713087
4.5

(2)

(1)

萌々

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(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

あー、ツボった

キュン死しました。
萌え評価にしようかなと思ったんだけど、ここ数冊ストレートに萌えられる小説に出会えてなくて、キュンキュンしまくれたのが嬉しくて、ご祝儀?の意味もこめて神評価にしました。(なんじゃそりゃw)
新装版が出てるみたいなので、そちらも読みたくなりました。
水壬楓子さん作品、最近ちょこちょこ読んでるんですが、イイですねぇ。
キャラもストーリーも私好みなものが多いし、作家買いしようかな。学園ものにリーマンもの、コミカルなものからシリアスなもの、背徳的なもの、SF…作風が広いのでワクワクするし。

『答辞』
副会長×生徒会長、性格がまったく逆の二人です。
ずっと体の関係にあった二人が、卒業式の日にやっと心が繋がる。
読みながら思ったんですが、これと似たようなあらすじの話、腐るほど読んだなぁって。でも、萌えはあらすじに宿ってるんじゃないんだなって。たとえば漫画ならコマ割りや絵柄のセンス、小説なら言葉選びや文章のセンス、そういうものに宿るんだろうな。

『卒業証書』
この中でいちばん好きな短編です。
幼馴染み同士で、さらに教師×生徒、です。
もうさー、なっちゃん先生の想いを考えるとさー、切なくて切なくて。なんの約束もせず、縛らず、潔く「教師」という位置にいたなっちゃん。大人だ。
当て馬になった土屋も切ないしさ。
もちろん受けも。
主役カップルにとっては遠回りになってしまったわけだけど、それが無駄な遠回りだったとは思わないです。三人が三人とも、ちゃんと意味のある時間を過ごしたんだと、そう思います。

『祝辞』
OB同士の数年ぶりの再会ラブです。
公務員×養護教諭、固そうなカップルですが、ストーリーはぜんぜん固くないです。
この話も好きだな。
高校時代の二人の不器用さが愛しすぎる…。

ホントに素敵なオムニバスです。
オススメ。

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