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表題作まだ恋を知らない

幼馴染の大学生 曜平
料理が得意な幼馴染 洸

同時収録作品あの教室に、君はもういない 前・後編

同級生 本橋
いじめられっ子 大沢

同時収録作品やさしくて、いじわるで

1歳上の義兄 巧
ブラコンな義弟 祐貴

その他の収録作品

  • そして、ふたりは・・・

あらすじ

「えっちのやり方、教えてやろっか?」
大学生の曜平と洸は、小学生からのくされ縁。
ある日、「えっちが下手くそ」と彼女にふられた洸に、
曜平はからかい半分でえっちの指南をすることに。
洸の反応を楽しんでいたはずが、
気付けば自分の方が本気になってしまい――!?
他、高校生同士の切ない恋模様を描いた
前後編も同時収録!
甘酸っぱさ&切なさ全開のデビューコミックス!

(出版社より)

作品情報

作品名
まだ恋を知らない
著者
いとうかれん 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
発売日
ISBN
9784537129854
2.6

(10)

(0)

萌々

(1)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
23
評価数
10
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

惚れたが負け?

かれんさんがKARENでデビューコミックという、寒いギャグは・・御免なさい(汗)
どれどれ、なんて軽い気持ちでいましたら、これが意外にも!!
いいじゃないですかーーー♪
ちょっとキュンがあったり、痛みがあったり、収録作品は登場人物が全て学生なのですが、恋に不器用な様が描かれていて、その心の見せ方が上手い気がしました。
絵柄は割と地味目で、受けちゃんとなる子達が3作品ともちょっと似た雰囲気の外見をしているとはいえ、それでも物語で十分に魅せてくれました☆☆

表題は小学校からの腐れ縁で仲のよい同士の曜と洸。
洸がエッチが下手で彼女に振られたという話を聞いて、酔狂からエッチの仕方を教えてやると自慰をしてやったところ、洸の表情に思わず興奮してしまい、
本当はからかって終わるはずだったのに、曜には洸が気になる存在になってしまいました。
しかし、洸はいつもと態度も何も変わらず更に、自慰でひとりではイけなくなっちゃったので曜にもう一回やってとお願いしにくる様子に、曜はひとりで悩むのです。

この洸が天然風味を伴っているが、まっすぐで純粋な感じです。
ヨコシマな気持ちでちょっかいだしてしまった分、曜のほうが悩むのに一体洸はどういう気持ちで俺にそんな事を言うんだ?と、
本当は好きって言って欲しかったんだけど、洸がマイペースな人でそこまで気がついてないからひとりで勝手に傷ついてますwww
洸のほうが素直だった分、優位ですね。
ひょっとすると割とよくある題材で設定なのかもしれないのですが、いい、と思ったのは、きっと攻めが悩むところと受けちゃんが天然ワンコ風味だったからかもしれないです。

【あの教室に、君はもういない】これはちょっと切なくて痛いです。
ある日突然、いわれのない噂を撒き散らされてクラスメイトから苛めを受ける拓真。
親友だった本橋も助けてくれなくて、冷たく彼を突き放す。
だけど、自分を無視して冷たい言葉と視線をよこすのに、時々優しさを見せるのはどうして?
若さゆえか、激しい独占欲から好きな子をいじめてしまう(しかもタチの悪い)胸がチクっと痛む作品でした。

【やさしくていじわるで】血のつながりのない兄弟モノ
いつも1コ上の兄のお弁当を作って喜んでもらっていたはずなのに、ある日から急に兄が自分を避け始める。
弟にはそれがとてもショックで、お兄ちゃんのことばかりで頭がいっぱい。
しかし、お兄ちゃんは実はヘタレだったという・・

相手が好きなのに正反対の行動をしてしまう、恋に臆病な部分を見せる(見せ方は違うが)後半2作品はそれでもカラーが違います。
表題もほのぼのした雰囲気が漂い、この3本は非常にバランスのよい作品で単行本を構成しているようです。
誠実な雰囲気にあふれていますが、決して平凡ではない、と言えるでしょう。

3

ひと昔前の雰囲気かな

絵柄含め、よくも悪くもひと昔前の雰囲気な印象です。
ただ、これがこの作者さんの持ち味でもあるのかなと思います。

「まだ恋を知らない」
子供のように純粋な受けと、いつのまにかそんな受けに振り回されるような形になっている攻めのお話。
純粋さって時として罪だなあと思いつつも、何処までも明るく素直な受けと意外に苦労人気質な攻めはなんだかんだで良いカップルだなと思いました。

「やさしくて、いじわるで」
個人的感想で申し訳無いのですが、受けの見た目とキャラ含めかなり好みのタイプでした。
義兄弟のお話で、いきなり冷たくなった攻めと、そんな攻めに寂しさを感じる受けという、まあありがちな展開かなと思いました。

キャラは中々に良かっただけに、話にもう一捻りくらい欲しかったかな、と感じました。基本短編集なので仕方ないかなとは思いますが。

1

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