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表題作御曹司の婚姻

鷹顕,80歳,藤原家御曹司
芳宮,17歳,帝の血筋で権力争いで都堕ちしている

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  • あとがき

あらすじ

藤原家御曹司・鷹顕と、帝の血を引く芳宮は幼馴染み。互いに想いあっているが、鷹顕の家のことを思う芳宮は身を引こうとして…。

作品情報

作品名
御曹司の婚姻
著者
秋山みち花 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344827554
3

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萌々

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中立

(1)

趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
5
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

身分なんて関係ないね

帝の血筋ながら、父宮が権力争いで都落ちした事で受け様も母君と北の国まで落ち、
鄙びた場所で隠れ住むような日々を送っていた時に、攻め様と出会う事になり。
都の権力や立場など関係の無い北の国、そこを一手に収める藤原家のやんちゃな御曹司。
宮様として直接人と話す事もせずに天上人のように生きてきた受け様にとって、
身分も何もかも関係なく、一人の人間として扱ってくれた攻め様と幼ながらに打ち解け、
父宮が亡くなったことが契機になり、母宮が攻め様の父親の庇護を受ける事になり、
受け様も攻め様と一緒に暮らすようになり、二人は兄弟のように育つ。

しかし、都のどんな姫よりも美しい受け様の事を攻め様は子供の頃から大好きで、
年頃になった受け様を本気で一生傍に置こうと決めているのです。
そんな時に都から受け様を迎えに公家がやって来たことから受け様と攻め様は擦れ違い、
受け様を利用して覇権を手に入れようとしている陰謀に受け様は巻き込まれていきます。
攻め様は、妻をめとるつもりは無くて、受け様こそはと思い続けているのですが、
受け様が都に行く事が決まり、受け様を手放す気が無い攻め様は受け様を強引に
抱いてしまうが、実は受け様も攻め様が好きだが、攻め様が御曹司で跡取りも必要と
受け様は攻め様の事を思い身を引く覚悟をする。

子供じみた激情で受け様を冷たくあしらい、誤解されたままで、受け様が京へ旅立つ。
そして、受け様を取り巻く陰謀が見え始めた時に、受け様は攻め様を巻き込めないと
自ら死を選ぼうとするが・・・
なんて展開ですね、初めから相愛なのですが、互いの立場もあり、攻め様のオレ様気質が
誤解と擦れ違いを生んでしまいますが、はなり行動力のある攻め様は、
受け様を手に入れる為に、きっちりお仕事してます。
受け様は初めからずっと攻め様に守られ、一生共に暮らす事になるお話です。
まぁ、普通に楽しめる作品ではないかと思いますが、ちょっと物足りないかも。

2

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