神主の息子×下半身が呪われた(!?)大学生のお祓いラブ

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表題作すべてタタリのせいです。

長谷川史泰20・モテるが無愛想な大学生/神社の長男
安西環21・見持ちの軽い大学生/老舗料亭の長男

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

神社の境内で女の子と事に及ぼうとして、うっかり御神体を倒してしまった大学生の環。翌日から不能になり、これはタタリだと脅える。しかし、友人で神社の息子の長谷川が触れると何故か反応してしまい!?

(出版社より)

作品情報

作品名
すべてタタリのせいです。
著者
成宮ゆり 
イラスト
黒埜ねじ 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041007655
3.5

(16)

(2)

萌々

(7)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
55
評価数
16
平均
3.5 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数3

少佐と黒夜叉・・・ナニのあだ名(笑)

信じるものは救われる?見た目チャラ男で下半身もっとユルイ受け様はサークルイベントで
後輩である攻め様の伝手で神社の場所を借りて模擬店をしている最中に抜け出し、
女の子とこそこそHに及ぼうとした時にその神社のご神体を倒してしまい、
神社の跡取り息子でもある攻め様に、下半身がしなちく状態で勃起しなくなる祟りに
なると言われ、本当にその日から下半身がお利口さんのようになってしまう。

しかし女好きでナンパな受け様はアセリ神社の息子である攻め様に助けを求め、
攻め様の父親ならなんとかしてくれるが今は入院中だと言われ、見舞いに行く時に
連れて行ってもらおうと、攻め様の神社へ泊まり込む。
そんな日の夜にトイレに行きたくなった受け様はかなりの臆病者で、広い神社が怖くて
寝ている攻め様を起こしてトイレに付き添ってもらおうとするが断られ、やいのやいのと
言い合っているうちに、勃起したら一人でトイレに行けと言われ攻め様の手で射精させられるが、その攻め様も変化していて女好きなのに互いに抜きっこしてしまう。

それからは、一旦はぎこちなくなる二人ですが受け様の元々のお気楽さと、
そんな事よりも攻め様の神社の自宅が怖くて物音一つでびくついて、Hな事をしてると
怖いものも寄りつかないらしいと適当な事をいわれた受け様はひとりHに励むが
またしても二人でする羽目になる。

寡黙でクールな攻め様の意外に一途な片思い、そして受け様に結構冷たくしてるかと
思えば嫉妬だったり、見えない優しさだったりと結構可愛い男、しかし対する受け様。
軽すぎて脳みそまで軽いのか、それとも素直で信じやすいのか、不能も祟りというより
思い込みだけれど、攻め様の家で行う祭りの神事の内容を初めにネットで検索して
出た内容が頭にあるせいか、神事がとんでもなく下半身まみれの神事だと誤解してるし、
一人で妄想以上に現実として認識している時点で思い違いとはいえ面白過ぎる受け様。

でもここから簡単にくっ付くのかと思えばなんだかえらくすれ違ってしまうので、
中盤まではコミカルテンポで軽い感じで読み進める事が出来るけど、
後半微妙にシリアスチックにと言うか、二人のままならない気持ちが暗い感じ。
まぁ、ラスト方面でまたしてもコミカルシュールな展開になるのですが、
途中まではかなり面白かったから、どうせなら同じテンポとノリで最後までいって欲しかったなんて自分勝手な感想で読み終わりました。

2

今までの作品にない感じの主人公

タイトルに タタリ とありますがホラーじゃないです。主人公は、女の子大好きのとても怖がりで八方美人な大学生。
そんな主人公にも唯一気の許せる同じ大学の高校の後輩がいて、とある出来事からタタリで勃たなくなってしまい、神社の跡取りである後輩に泣きつく事に、でもなぜか後輩の手には反応してしまい、快感に弱い主人公は自分からキスをしたりするのです。
こういう、ゲイでもないのに快感にながされちゃう展開キライじゃないです。二人がイイ関係に落ち着く後半には、エロ積極的な主人公にヤられちゃいましたね。
イラストは、私は読んでたらそれほど気にならなくなりますが、それでもイロイロ思考しましたね。~_~;

0

のりきれず

成宮さん、大好きな作者さんです。

作者さんに関係なく、
ルビー文庫は、物語として薄くなってしまう傾向があると
感じるレーベルなのですが、
そうだとしても、いつも成宮さんの作品には、楽しませていただいています。
ただ、今回は、好みじゃなかったというに尽きるかと思います。

軽く女性関係も派手な大学生の環は、
あやまって神社でご神体を倒してしまったことから、
後輩の史泰に、祟られて不能になりますよと脅される。
それに怯え、結局、そうなってしまい、
神社の息子でもある史泰に頼って、祟りを払ってもらおうとします。
環と史泰は、高校からの先輩後輩の関係で、
ぶっきらぼうで人とあまり関わろうと思わない史泰を
環がかまうという関係でした。

祟りに悩んでいたところ、史泰の父(宮司)に、
神社のある儀式の巫女役をやれば、祟りもなんとかなると
アドバイスされます。
その儀式というのは、神役の宮司(今回は史泰)を
巫女が一晩(体をつかって)もてなすというものでした。
祟りを払うためと思い、巫女をすることになります。

展開としては、楽しいのですが、
やはり、ページ数の少ない1冊であったこともあり、
キャラクタの魅力不足のように感じました。

また、イラストもイマイチだったように感じます。
黒埜ねじさんは、別に嫌いではないのですが、
今回の作品のイラストは、どれも魅力に欠けてしまったように思います。

2

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