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トラック1の最後、警官に追われながら二人が逃げるシーンの演技も演出もBGMも凄く良くて、
これはこの良い雰囲気がずっと続くんだろうなと予感させる1枚。
実際、昭和23年、美術、文学、出版、大学などを舞台に一定の品位を保った佳作。
原作未読では場面転換や人物相関がわかりづらいし、
草間さかえ独特の雰囲気を楽しむ作品だと思うので、原作予習必須。
やさぐれた野島兄はハマリ役。
安元さんも嫌味な女将のようで比較的よかった。
か弱く悲劇的な達央は無理がある。いつものブリ声が出ちゃうね。
おのゆーさんはお上手ですね。好演されていたと思います。
本編が静かだったので、反動で、
フリトの野島兄とおのゆーさんがテンションMAXで始まったのが微笑ましかった。
安元達央組より、脇の先生助手組のほうがもっと聴きたいと思わせる出来。
登場人物全員がおキレイな身上ではないが、作品はキレイ。
原作未読。
恋文を巡る2組(?)のお話なのですが。
原作読んでないので知らなかったんですが、これ、物語完結してないんですよね。
そして、原作もまだ完結してないとか。
なんですって!!
つまり、このCDシリーズも完結するのは当分先ということで。
あうう。
とんだ焦らしプレイだな!
さて、本編。
真っ直ぐな青年・廣瀬と歪んだ大人・花城の恋物語が軸になるのですが。
真っ直ぐな廣瀬は感情面でもちゃんと真っ直ぐ。
素直で攻だけどなんだかかわいい面も多い。
それに対して花城はかなり歪んでるというか。
それはこれまでの人生経験のせいもあるんだろうけど、そういう過去があるから現状においても「いつか壊れてしまうもの」というように見ている部分もあって。
素直な気持ちを吐き出すよりも今を楽しむような部分もあったり。
「ヤミのマッチ売り」の仕事(?)とかしてたりもするけど、廣瀬に対しての愛情みたいなのはすごく深い。
すごく惚れてるんだなっていうのがなんか感じられる。
そして、廣瀬もそれに値するイイ人物なんだなと感じられる部分は非常に多くて。
そういう優しさが花城には沁みるんだろうなぁ。
一方の澤と有原。
個人的には断然こちらの方が気になるのですが。
有原はどこか儚くて嗜虐心を煽るような部分もあったりして。
これまでにいろんな体験をしてきたようですが、この先が気になるところ。
澤は実は一番歪んでるんじゃないかと思わせられるような常に含みのある感じの口調ですね。
有原の弱みを握ることで関係を持ったりもしてますが、強引ではあるけど無理強いではないというか。
加虐的な感じではなく、そういう点では優しい面もあったり。
花城の歪みは歪みつつも、廣瀬と接することで純粋な気持ちとか取り戻しつつあるような感じもあるのですが、澤も有原といれば変わっていくことができるのでしょうか?
CDでは音の世界ということで、その中でも戦後のノスタルジーを感じさせる雰囲気のある音作りで非常にステキでした。
裕史さん(野島さん)の花城はぶっきらぼうな感じもありつつ、どこか気怠げな色気みたいなのもある声。
小野くんの広瀬は大型ワンコみたいなかわいい…まではいかないけど、青年のわりにはわりとやさしいというか若そうな声。
安元さんの澤はとにかく常に含みのありそうなねっとりとしたちょっとスローテンポな感じの声。
いつもの安元さんの役ほど低いトーンではないけど、なんかねちっこい感じがします。
たっつん(鈴木さん)の有原はかわいいか細い繊細系。
時々あるたっつんの全面的にかわいい方の声です。
次はいつ出るんでしょうか?
あー、早く続きが聞きたいです!!ߗ
このCD,、実は原作を読む前に買いました。
原作無しだと、ちょっと人間関係とかわかりにくいかも?
私はよくわからず、「難しそうなお話やなぁ」という感想でした。
そして、非常に中途半端な終わり方。
あぁ、これ他の作品でもあったな、「ここで終わり?」ってCDが。
とりあえず、次が出るまでの我慢ですね。
もしも原作読まずにこれを評価すると…いや、評価できませんです、ハイ。
少なくとも私には無理☆
ただ、この声優さん達の妙な色気が凄かったです!
小野さんは買った頃、これの前には一作くらいしか聞いたことが無かったので。
この人はなんて色っぽい声なんだろうなぁ、と思いました。
そして、原作を読んでから思ったのは、澤役の安元さんがピッタリ!
もう、漫画読みながら安元さんの声で噴出し読んじゃってました、脳内で。
CD内は特に、澤の台詞がとてもいい!
彼がとても際立っていました。
原作読んでからは何度も聞いて、ここいいなぁ、ここ楽しいなぁ、と発見がいっぱい。
有原役の鈴木さんがいじめられてるシーンも、非常に色っぽいです。
そして背景に流れる昭和の様々な音(汽車の音、マッチを擦る音など)、メロディの素晴らしさ。
これは音源でないと表せない世界観。
お見事!と思いました。
関係ないですが、子供の頃の趣味はマッチ集めw
あの擦る時の音がたまりません!
ちなみに、おまけCDは。
小野さん野島兄さんのテンションがものすごいので要注意☆
ギャップにあてられてしまいました…。
あ、これは同じ声優さんが主役の他の作品でも同じ現象が起きていましたww
こちらでは評価が高いですが、意外と賛否両論のようであるこの作品。
どうやらキャスティングが受け入れられるかどうかで評価が大きく変わるようですね。
私は残念ながら受け入れられなかった側なようです。
いい役者さんぞろいであるし、いい作りだと思うのに。
廣瀬は私の脳内では羽多野氏でしたが(すみません・・・)、小野友さんの廣瀬は良くマッチしていたと思います。
擦れてなくてまっすぐな性根を持つ学生さんが、花城に心捕らわれて少しずつ変わっていく様が見て取れました。
野島兄さんの花城はちゃんと色気あっていいと思うのですが、もう少し奔放さが足りない気がしてしまう・・・。
野島兄さん本来の性質なのか、どっか生真面目さが出てしまってるように感じてしまって、惜しいと思ってしまいました。
ただトラック3あたりからは俄然花城の持つ本質の可愛らしさがよく出てて好きでした。
個人的に花城は好きなキャラクターなので、目線が厳しくなってしまってるとは思うのですが。
澤@安元さんは、澤にしては渋過ぎる向きがあると思うけど、これはこれでよかった。
声のバランスを考えても、安元さんでよかったのではないでしょうか。
なんかもう、花城と廣瀬のイチャつきにいらっときてる感がいい。
澤は澤でかわいい人だなーと思えるのです。
一番あらっと思ってしまったのが、有原@鈴木達央氏。
恐らく鈴木達央氏の出すこの声質が、私好み出なかったのだと思います。
心は違うところにあるのに身体を持っていかれてしまう切ないHシーンの巧さは流石でしたし、他にもいい演技あるにも関わらず、有原と思うには私のイメージとはかけ離れてたようです。
鈴木たっつんがやるなら原作とはズレてしまうけれども、有原の持つ悪く言えばなよなよしさ成分を減らしても良かったのでは?
無理に弱々しさであったり可憐さを出そうとしてるようで、むむむと思ってしまうのでした。
そう思ってしまう自分が哀しい!
野島兄さんと鈴木達央氏の役は逆がよかったな・・・。
音作りは昭和な雰囲気を醸し出すにはとても良いものであったと思いますし、
演出も悪くなかったと思うのです。
配役が残念としか、私にはいいようのない作品となってしまいました。
しかし、きっと2作目も出してくれるでしょうから、その際にはもっとこなれた印象を持てるのではないかなという期待値もこめて、星3つとさせていただきます。
こんなとこで終わっちゃうのね、、、、。
ドラマCDとしてのクォリティはとっても高いです。
でも、ここまでしかお話は進まないのね(T-T)
原作の方も進みがゆっくりで、けっこう途方に暮れていたから、このドラマCDで、なんとかもうちょっとアレな気分になれるかなぁって期待していたのに、更にうあぁぁぁな気分というか、欲求不満がたまってしまう。
もう、これは、次を待つしか、ちゃんと次を出して頂けるのを信じて待つしかない。
ドラマCDの出来としては、音楽といい、効果といい、そして声優さんの演技といい、
全く文句はありませぬ。
ただ、ここは一点、原作との兼ね合いもあるでしょうが、完結していない作品を、こんな欲求不満で悶々とさせるような形で聞かされちゃった、この、行き場のない悶々で萌ひとつマイナス。