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表題作触れる瞬間の

ルームシェア相手の人気美容師 片岡
新人モデル 保志野紡

同時収録作品vanillAddiction

美容室オーナー 佐久間勇二
バーテンバイトの大学生 保坂生純 24歳 

その他の収録作品

  • とある休日
  • あとがき

あらすじ

新人モデルの保志野は美容師の片岡とルームシェア中。
毎朝、髪をセットしてもらうのが習慣となっているが、ふと、忙しい片岡に甘えていいのかと悩んでしまう。そのことがきっかけになり、ただの同居人だった二人の関係が変化して……⁉︎

美容室オーナーの佐久間は、行きつけのバーの新人アルバイト・生純のことが妙に気にかかる。ある日、生純が元不倫相手と揉めているところに居合わせた佐久間は、生純を助けるため今は自分が恋人だと嘘をついてキスをしてしまい⁉︎

描き下ろしも収録して、デビューコミックス登場‼︎

作品情報

作品名
触れる瞬間の
著者
鰍ヨウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344828032
3

(11)

(1)

萌々

(2)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
31
評価数
11
平均
3 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数6

受けがお子ちゃますぎて。

2作品収録。
表紙が気になって買ったのですが、表紙は表題作CPではありませんでした。

「触れる瞬間の 花咲くヒトトキを君と」
表題作は、ルームメイトとして同居している人気ヘアスタイリスト・片岡と新人モデル・保志野のCPの物語。
片岡は物腰柔らかく、真面目な大人の男性。
一方保志野はちょっとふわふわした子供っぽい男の子という雰囲気。体つきも小さい。
保志野が毎朝片岡にヘアセットしてもらう日課になっていますが、片岡がドラマのヘアメイクを担当する話が来て…
忙しくなると自分が構ってもらえなくなっちゃう…!うわぁああーん!と泣き出す保志野。
…え、、。
なんじゃこの子は。
可愛いけどさ。どっと白けちゃいました…
片岡は保志野が甘えん坊なのが嬉しいそうで、すんなり恋人としてお付き合いする事に。
その後清い関係だったみたいだけど、片岡の方は欲求あり。一方保志野の方は手をつなぐだけでホクホクしてるようなピュアっ子。
モダモダしつつ、片岡がリードして遂に…Hまで。

「vanillAddiction」(バニラアディクション)
表紙のCPです。こちらの2人は雰囲気がある。
主人公は「触れる瞬間の」の片岡が勤めている美容室のオーナー・佐久間。
佐久間がある晩立ち寄った行きつけのバーの新人バーテンダー・保坂の事が気になって…
保坂はゲイで、既婚男性と付き合っていたが別れの修羅場中。
傷ついた保坂に抱くのは同情か恋か。
攻めの佐久間はちょっとズルい大人。ちょっと強引。でも包容力。
こちらの話は少しアダルトな香りでなかなか良かったです。

「とある休日」
休みの日にスカイツリーデートをする片岡x保志野。
ばったり佐久間に会います。
そういう佐久間も保坂とデート中なのです。

0

絵が丁寧でキレイ

絵もお話も丁寧でまじめに一生懸命な感じでした。
ほわほわ2CPのお話。

ただ、丁寧でリアルな部分と、ほわほわな部分がアンバランス。
モデル受けの方は受けが女の子っぽすぎて、BLである意味が見いだせないし、どうしてルームシェアすることになったのか、どこから恋心を抱いたのかさっぱりわからないので、萌えどころが見つけられなかったです。そういう構造なのに、変にリアルさがあってそれがむしろ邪魔。いっそ全部ほわほわファンタジーにしてくれた方が好みでした。
もう一つのCPも、気持ちを丁寧に書くにはエピソードが足りず。こういう丁寧で密な作風なら、もっと煮詰めてエピソードを凝縮してメリハリをつけた方がよかったんじゃないでしょうか。

ほわっとするにはまじめさが邪魔して、しっかり描くには設定が甘いという印象。絵はきれいだし、画面も見やすいんだけれど、お話が今一つ。
ただ、丁寧さはすごくよいと思うので、これからに期待したいです。

0

ほんわか、柔らかいお話

鰍ヨウ先生の初コミックスです。
最近、「きみと手をつないで」を読んで気になった作家さんだったので
改めてこちらを読ませていただきました。
各キャラは可愛く又男らしく、
それぞれの個性が出ている素敵な画で私は好きです。

表題作「触れる瞬間の」と、もうひとつの「vanillaAddiction」は
主人公cpの攻め同士が同じ美容室のオーナーと従業員と言う関係。
お話は別々ですが、最後の描き下ろしだけ偶然ばったり会う・・・
という設定で共演しています。

表題作「触れる瞬間の」
もともとノンケ同士だった二人が、ルームシェアしているうちに
なんとなくそんな雰囲気に・・・
というか、一緒に生活していうちに情がわくというか
簡単に言えば気になって、好きになってたという感じ。
まったくタイプの違う二人が、どういった経緯で同居をし
どういった経緯で、お互い好きになったのかがあまりはっきりしませんが
まあそこは、気が付いたらなんとなく・・・なんでしょうね。
他の人と仲良くすると腹が立つ・・・とか
かまってもらえないと悲しいとか・・・
そういう単純で明快な理由があれば、恋なんてOKなような気がします。
攻めの片岡が保志野のことを、「柔軟剤のような」と表現していますが
真面目で堅物な自分にとって、大雑把でいい加減なところがある
片岡と真逆の性格の保志野がうっとうしいのではなくちょうどいいと
思うところが、大人で相手のことをよく見ている人だと
片岡の性格と人柄を、ちょっと見直してしまいました。
Hシーンは最後に少しだけ、短いお話ですがストーリー重視で
二人の心を描いたお話だと思います。

「vanillaAddiction」
表題作に出て来る片岡が務める美容院のオーナー佐久間。
美容院のほかにバーのオーナーも兼ねている、
そのバーでバイトをしている大学生、生純のことが気になり・・・
いろいろと訳有の生純のことを既婚者の元カレから引き離し
結局は自分のものにしてしまう辺り、なかなかやるじゃんと思わせます。
24歳大学生の生純に対し、美容院やバーのオーナーという肩書を持つ
年齢不詳(でもかなりいってそうな感じ)の佐久間さん。
歳の差CPではあるけど、なんとなく似合っているというか
本人たちが良ければそれで良し!と思える二人です。
しっかりしていて苦労人の生純のちょっと甘えたがりのところや
やっぱり年の功でそんな生純をしっかり包み込みながら
ちゃっかり楽しんでる佐久間さんがおちゃめで可愛く思えてしまいます。

描き下ろしで、2CPがデートの最中偶然ばったり・・・
という場面がありますが
そこで2つのCPが、それぞれ個性的で違った良さを醸し出しています。
そこに二人が立っているだけでも、その二人の雰囲気や
お互いを想う気持ちが見えてくるような、そんな風に感じるお話でした。

3

BLには珍しいキャラ?

表紙見て、これはおっさん?と思い購入。
表紙の二人は表題作ではなかった。

表題作は、カリスマ美容師とほわほわモデルの二人。
モデルのぼくちゃんが、ほんとほわほわで
(部屋にぬいぐるみとかあるし、袖丈長めだし)
私にはちょっと可愛すぎでした。
いやな可愛さじゃないんだけどね。
BLでは珍しいタイプのキャラかも…。

で、表紙の二人は、美容室+バーのオーナーと
そのバーでバイトしてる大学生のバーテン。
オーナーはっやっぱりちょっとおっさんでした(*~∇~*)ニヤリ

バーでしりあってから、なぜかお互いに
気になってた二人ですが元カレと不倫していた保坂の
ところに元カレが表れ、たまたまそこに遭遇した佐久間。
それ以来お互いに意識しあうようになって…

保坂くんはちょいとツンデレですな。
そして佐久間さんはむっちゃ甘やかしそう…。
何気にバカップルなラブい二人になりそうで
にまにましてしまいました。

佐久間さんは藤原啓治さんの声で脳内再生されてました…。

わりとよく、セリフの中にちま顔が
入ってるのが意識しちゃうと
気になってしまいました…。
でも絵はかわいい目だけど上手だと思うし
特にかわいい目な絵なのに裸体は意外と
しっかりしていてよかったです(*~∇~*)ニヤリ

初めてのコミックらしいので
これから楽しみにしたい作家さんです。

0

大人は健気がお好き?

作者さんの初コミック。
表題含め、攻めの勤める美容室繋がりで二組のカプが描かれています。
とてもテンポがゆっくりですがジレッタイというより、まったりした気分で味わうことができました。
ただ、表題カプは受けちゃんが女子みたいなほのぼのポヤヤ~ン系で、それを溺愛する攻め。
もうひと組は受けちゃんがちょっとウジっと系
人によっては、気持ちが落ち着いている時でないとイラっとしてしまう恐れがあるかも。
実際自分も一読目はイラっと感があったので、少々寝かせてみたのです。
ゆったりした気持ちでのんびりして読んでみたところ、何だかくすぐったくて、居心地の良さを感じるまで昇華しましたの♪
たまにはこういうのも悪くないかな?って。
ちょっと似てそうで、違う二組の姿。
健気男子が好きな大人という共通点があるのかも?

表題は、従兄の紹介でルームシェアをしている、高校生の時スカウトされた新人モデルの保志野と、人気美容師の片岡の話。
のんびりしている保志野と、真面目で几帳面な片岡は最初はかみ合わなかったようですが、半年過ぎて互いのペースがわかってきたのか上手く生活できています。
寝ぐせの酷い保志野の髪を毎朝セットしてくれる片岡。
そんな二人が、
保志野が片岡が売れっ子の美容師だと知り、忙しくなったら自分の髪のセットをしてもらえなくなるのが寂しいと思い、そんな事でヘタレている保志野をかわいいと思う片岡は「恋人」という関係として付き合っていくことに。
男は初めての事もありキスどまりの関係は、クリスマスと正月を経て、保志野の従兄のおぜん立て(笑)でやっと本物の恋人になるというお話。

まぁ、保志野があまりに子供っぽいので片岡は庇護欲をそそられ、かわいいと思ってしまった。
真面目で几帳面な性格は世話焼きでもあったのですね。
普通はこんな男子は嫌と思いがちですが、片岡元来ノーマルの人なんで女の子っぽい思考の保志野はちょうどよかったのかもしれません。
しかし、保志野がモデルという設定は、ちょいビックリですよw
そんなに背も高くないし、何かボーイフレンドモデルって読モに毛がはえたみたいな感じがwいっそアイドルの卵のほうが、と思わなくもないですが・・・
こちらのカプは激甘の癒し系。
片岡がメガネを取って髪がぼさぼさになるとすごく若いのでビックリです。

【バニラアディクション】
片岡の勤める美容室のオーナー佐久間のお話。
彼が行きつけているバーで初めて顔を見るバイトのバーテン保坂が、自分のタバコの匂いに顔をしかめたのと、中途半端な髪を後ろで結えているのが気になって声をかける。
両親がなく、面倒を見てくれた祖父母に迷惑をかけてくないと一人で頑張っている彼に甘えるのも大事だと忠告する佐久間だが、その後も彼がゲイで大学の教師と不倫関係にありトラブルになっているところを助けたりと、何かと保坂がきにかかるように。
一人で様々な想いを抱え込んで内にこもる保坂を素直にさせる佐久間と、
そんな彼が気になって意識するようになる佐久間という展開。
保坂の気持ちの推移は大変によくわかる。
佐久間も本編の片岡同様、面倒見の良い人だった。
一見突き放し型だけど何となく保護者のような雰囲気もかもすのだが、
どうやら、この本に登場する攻め達は、健気な子が好きなようだw

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