特典

  • 「青、八号キャンバス」ショコラ文庫「彼は死者の声を聞く」特製ペーパー

「青、八号キャンバス」ショコラ文庫「彼は死者の声を聞く」特製ペーパー

ao hachigou canvas

商品説明

斎木が実家から持ってきた神成の青の絵をこっそり見ているとそこへ神成がやってきて。

作品情報

作品名
「青、八号キャンバス」ショコラ文庫「彼は死者の声を聞く」特製ペーパー
著者
佐田三季 
イラスト
梨とりこ 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
彼は死者の声を聞く
4.5

(4)

(2)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
18
評価数
4
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数3

神成が見えた気がします。

本編の二人が付き合い出した後の「restart」も素敵でしたが、このペーパーも本に入れた方が、神成の好感度が上がったような気がします~(^▽^;)(笑)お話は受け視点です。

--(以下ネタバレ含みます)--
本編で出てきた「青い絵」ですが、静寂な雰囲気なのに、どこかいびつで、綺麗でいて、心を乱す何かがそこに存在している。神成の部屋で絵の詳細を描かれている時、何となくそうではないかと思っていた部分が後押しされた気がしました。そうか・・・これでカチっと何かが合わさったような気分でした。

天才的な絵を描き、それでいて自分の絵にはたいして執着を持たない神成に、理解が出来ず苦い気持ちで見ていたのですが、このペーパーを読んで神成が怒りや悲しみ、喜びなど大きく感情を揺るがされ、執着し続けるのは斎木だけなのだな・・・と、ようやく神成という人物が見えた気がしました。
斎木が神成の絵を見るたび、惹かれて言葉を失い立ち尽くすのだとしたら、神成は斎木の存在がその似たような感情を抱いているのではないかと思えました。
勝手な憶測ですが、そう思うと、少し可愛く思えた・・・気がしないでもないです(曖昧:笑)なのでこのペーパーを読めて彼に対するイメージが少しだけ動いた気がします。読めて良かったです。

恋人同士になっても、かなりの束縛、常に疑われていて萌え!・・・いえ、斎木が不憫とも思うのですが(笑)、どこかちょっと甘く優しく思えるのは、神成が恐いくらいに好き好き好きがただ漏れなのと、斎木に愛されてるのに、あの余裕の無さっぷりからだと思います。今後も自分以外の存在は駆除しようと必死なのかと思うと、もっと続きが読みたいな~と思えました(*´▽`*)

3

ふっと何かが溶けるような・・・

普通おまけのSSって用紙片面分が普通ですが、縮小したとしてもびっしり両面分に値する4Pは、とても価値観のあるペーパーだと思います(佐田さん!太っ腹)
そして内容のほうも、ちょっとした後日の甘甘、、、
という軽いモノではなくて、本編の余韻をそのまま持ち込んで甘いけれどその中に緊張感が走るような、そんな本編の終わりに付いていても良いようなSSが仕上がっていました。

お話はもちろん本編後。
斎木が実家から持ち帰った神成の青の絵のことについて描かれています。
休日の朝、起きると神成はアトリエで絵を描いていた。
その100号くらいの青い絵に見たい欲望が沸くのだが、嫉妬と羨望とプライドが邪魔をして斎木は見せてくれということができない。
仕方なく、実家から持ってきた神成が描いた3枚の絵を取り出し、特に青い絵を見ていた時神成の気配が。。。

斎木の超ツンデレが絶好調に発動!
でもね、本編から見えた彼の神成に対する憧れと嫉妬のないまぜになった感情が良く解るのです。
そして神成は斎木にぞっこんですから、斎木が神成に対して強く当たることで一時の彼の虚栄心が補われているっていうのはわかるんです。
しかし、その絵を見て流した涙をみられてしまってうろたえる斎木に、神成が伝えたその絵の題名は・・・
思わずクスっとしながらも、精一杯つっぱっていても斎木は神成には勝てないんだと思わせたちょっと苦くて甘いお話でした。

何より一見甘い雰囲気でありながら彼等は変わってないというのがわかるのが、「あーちゃん」と甘えるような声で斎木を愛していても、その本質は素晴らしくヤンデレな姿は本編のままという。
神成が斎木のメールチェックをして浮気を疑っていたりという一例などで、激しい執着をみせている部分。
ワンコな神成は番犬のようです。

2

ツンデレ彼氏に

ヤンデレワンコ?

両面印刷で2枚と、オマケペーパーSSとしては、割合長め。
本編中で、斎木が実家で父親から貰ってきた、あの神成の絵が登場するお話。

本編で、かなりな壊れヤンデレキャラを展開していた神成、
このお話からも、斎木に対する異常なほどの執着ぶりが充分伝わってきます。
それでも、まだまだこれくらいなら、かわいげのあるヤンデレワンコ。
斎木もここでは、ちょっと意地っ張りなツンデレちゃん。
私としては過剰な本編より、こっちのシンプルなオマケSSの方が楽しめた。

0

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