__モコ__
特典
((※日高ショーコさん『憂鬱な朝』の内容にのみ触れております。本編イメージとは少し違った内容の作品です、読まれる方によってはイメージが崩れてしまう可能性もありますのでお気を付け下さいね。また、かなりのネタバレになっておりますのでそちらもお気を付け下さい))
久世家のしきたり。それは、1年に1回、必ず記念撮影をすること。
西洋かぶれだった父上のおかげで暁人は、レースに顔が埋もれた2歳児、お着物にお花を持ったぷっくりほっぺの3歳児等々、自身の成長を写真におさめられています。
そしてそれを可愛いと眺める間宮。
きくや田村と映る一方で、間宮は気付くのです、「智之様のお写真は一枚もないのですね」。
それを言われた暁人は――と続くお話。
前回2011年時の小冊子では、まだ幼い頃の暁人の「めばえ」が中心となったお話だったのですが、今回の小冊子では、暁人が間宮を家令として迎えたその後のとあるヒトコマ。
……えぇ、前回に引き続き、なんですよ。
何がって。
暁人の「かわいそう」部分の炸裂加減が……!(笑)
頬杖をついて、桂木が一緒に写真を撮ってくれなかった時のことを思い出しつつ語ってますけどね、暁人子爵。
気付いて下さい、後ろで間宮が「……」とただあなたを見ている事を!(笑)
何ですかあの顔のカゲ…ソレだけで笑っちゃうのは、ハナっから暁人の『かわいそう』な部分をえらく期待している自分が居るからでしょうけども(笑)
そしてやっぱりでした。やっぱりでしたよ暁人さん。
「あんな桂木や こんな桂木 いろんな桂木を ぜんぶ形にしておきたかった…」
……いやもうやめて下さい、物思いに耽けながらどっか遠いトコ見るの……(笑)
『あんな』や『こんな』な桂木はまだいいとして、『いろんな』の時の桂木までですか……!?
前から思ってましたけど、暁人子爵、あなたって人はドMの素質ありますよ……
そして間宮、まさかの「私は持っていますよ」発言。
そりゃ暁人も喰い付きますよね、だって自分は1枚も持っていないのですから!
16歳の桂木、12歳の桂木……暁人にとっては新鮮でタマラナイ桂木の写真ですから、本音を言えば返したくないだろうなぁ♪
だから、間宮のモノローグに大きく首を縦に振っちゃうのですよ〃
『……なんだか可哀相だな……一枚ぐらいあげようかな……』
もうそうしてやって!暁人のキャッキャ♡加減はもう痛々しい!見てられない!(笑)
そして、桂木はやっぱり桂木でした、というオチ。
石崎は本当は桂木と撮りたくないのにね!大番頭になってしまったからしょうがない、大番頭なら撮りますよ桂木も(笑)
一番誰が可哀相って、もしかして本当は、自分が仕える旦那様のそんなお姿を見てしまった、間宮なのかもしれないな……(笑)