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表題作欲しいのはDEEPKISS

泉堂譲 27歳 ミュージシャン
伊部京司 23歳 ゲームプログラマー

あらすじ

綺麗な猫のような青年・伊部京司はゲームプログラマーで、恋人の泉堂譲とはもうかれこれ2、3か月は会えていない。
京司の仕事が不規則な上に譲がミュージシャンとして活躍中だからだ。
もはや京司の心とカラダの欲求不満は頂点に達していた。
そんな時、京司は同じ職場の藤井に告白され、昼夜を問わず追い回されるハメになってしまう。
最愛の譲と連絡が取れないままイタズラに時は過ぎ、藤井はますますエスカレートして!?京司の貞操の危機に譲は間に合うのか!?ノンストップ・ラブバトルが始まった。


作品情報

作品名
欲しいのはDEEPKISS
著者
小林蒼 
イラスト
かすみ涼和 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784883024896
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

すれ違いカップル

精神的なすれ違いでなく、スケジュール的、物理的なすれ違いが続くカップルのお話です。
こういう設定好きなのですが、ラブストーリーとしては物足りないかも。
受けと攻めにすれ違いが多く、なかなか甘いシーンが見られませんでした。仕事の忙しさから何年もデートもしていない、というカップルです。

会いたいのに意地っ張りで自分からは連絡しない!と決めている京司と、芸能人で忙しい譲。
二人が中学の時から、売れないうちから支えあい売れる日を目指して…という設定が好きです。
でもいざ譲が売れると会えなくなるし、連絡もないし、捨てられるかも…と京司は思いはじめます。あまりにも攻めの譲が出てこないので、京司にモーションをかけてくる会社の後輩、藤井と関係を持ってしまう三角関係ものになるのかハラハラしましたがそんなことはなく一安心。

つき合っている人がいるのに他の人と関係を持つ、というドロドロした三角関係は若干苦手なので、一方的に藤井がつきまとう当て馬役になっていて安心しました。しかし、勝手に部屋に入って待っていたり、とこの藤井というキャラクターが少しストーカーぽく見えて、後輩にモーションをかけられてドキドキ・・・という気分も味わえませんでした^^;

全然連絡をくれない譲が、京司視点だと酷いやつに思えるのですが、彼の言い分を聞いていると京司は電話の電源を切りっぱなしだし、会社に缶詰で家に帰ってこないし、自分からは絶対に連絡しない・・これは京司のほうが悪いのでは??いや、お互い様では?と思いました。
それでも京司のことを「飼い猫を飼っているようなものだから」と言う譲は余裕があってかっこいい。

なかなか会えないかわりに、その分Hシーンは濃いめです。でもそのせいでか、二人で仲良くとかまったりしてるシーンがほとんどなく、会えない日々→会ったら濃いH、と何だかもっと恋人らしくしてるシーンが見たいんですが…と思ってしまう。
二人とも言葉が足りず、俺様で素直でない。
よくもってるなあと思うのですが、短い逢瀬の中に、やはり愛してるんだなあと感じられるお話でした。
もどかしいお話ですが、すれ違いものがお好きな方にオススメです。

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