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気まぐれ猫に愛され惑わされるバチイチ中年オトコの悲哀v
なぞ〜
猫みたいにフラフラしている雪と画材屋の店主・倉岳のお話です。
雪が色んな男のところを渡り歩くのですが、本当は倉岳のことが好き。
奔放な母に捨てられた過去を持つ雪ですが、母のことは恨んでおらず、見つかったと聞けば会いに行く始末。
かなり変わったネコちゃんです。
倉岳の元奥さん・一子を追い出したとか追い出してないとか…詳しい描写もなく真相は分かりません…。
とにかく、お話に???という部分が多々あった。
倉岳が好きなら、一途なネコちゃんになって欲しかった…。
可愛いお話なのですが、そこだけが引っかかりました。
「遊び猫のらりくらり」というタイトル通り、野良猫を擬人化したような貞操観念の低い受けがのらりくらりしているお話です。
町の片隅の小さな画材屋の店主と、ふらりとやってくる住所不定無職の猫のような雪。
「いたい場所はある いていいのか分からない」と考える雪と、一緒にいてほしいと言えるまでの画材屋の店主のお話だけど萌えどころが見つけられず…。
得意な料理の腕を生かして食堂を開く夢を持ち始めた雪なんだけど、開店資金を得るためにパトロンを見つけて抱かれに行ってしまうところが嫌だなぁ。
体ひとつで生きてきた雪だから、てっとり早い手段としてそれしか考えられないのだろうけど…。だって店を開く理由は惚れている画材屋の店主に食べにきて欲しいからなんですよ。
惚れている男を繫ぎとめるために店を開こうと思っているのに、その店の資金は他の男に体を開くことによって得ようとするなんて、健気の方向性が違うと思う。
雪の母親も息子の目の前で交わって、息子入れて3Pしちゃうような女(しかもその後雪を捨てる)なんだけど、雪はそんな母親に嫌悪感を抱くどころか肯定している。
そしてその後、母親と再会するんだけど親子揃って野良猫みたいな感じです。まさに此の親にして此の子ありって感じ。
そして時代設定がよく判らない。最初受けが和装なのでそういう趣味人かと思ったら、和装着用の人が他にもいるからレトロな時代設定っぽいのだけど、時代を感じさせるのは画材店の看板くらい。
室内の様子は現代そのものだし(ダイニングテーブルにソファ、観葉植物)車の形は古いんだけどサイドミラーがボンネットじゃなくてドアミラーだったりする。
猫田リコさんのように大正ロマンのような現代物のような時代設定が不明ながらもそこが独特の魅力に繋がっているのとは違い、なんだか時代考証の不徹底さが目の前でちらつき違和感を覚えてしまうので、そこも話に入り込めない一つの要因になっていたように感じます。
ブックパス読み放題にて
なんいうのか……
とらえどころのない作品だった。
住所不定無職の雪(せつ)は画材屋の倉岳のもとへ気まぐれに姿を見せる。
どういう関係なのか、他の男にも誘われては抱かれ、
また画材屋に戻るを繰り返しているのだが……。
舞台はレトロなムードなのだが、確とした時代があるというよりは
なんちゃってな架空の「むかし」という感じ。
雪は個人的には「猫」っていうのとはちょっと違うなぁ……
倉岳にだけは健気、っていうのはツボになるはずなのになぁ……
ほわりほわりと色々なネタが中途半端に散りばめられて
拡散してしまっている印象。
雰囲気は好き……だけれど、
なんだかどこに気持ちを置いて読めばいいのかが分からないような
なんとも収まりどころがない、そんな感覚で読み終わった。
うーん、感想はのらりくらり、評価は……中立です。
深く意味を考えてしまえば「ん?」と思う部分も多々なのだと思うのだけれど
個人的には久しぶりにヒットでした(*´Д`)。*°
何が好きって、この作家さんの描く絵柄がすごくタイプなのです。
この絵柄がすきなのです。ほのぼのっとした作品の方が
この作家さんにと絵柄と私の好みにぴたっとくるのかなと思うのです。
というのも、虎穴ダイニングがすごく好きで
ほかの作品も集めたものの、これがまたイマヒトツ(汗
シリアス目の作品が多かったせいなのか、ビミョーな印象しかなかったのですが(失礼)今回は久々に
可愛かったです。可愛かったですw
お話としては、タイトルどおり、
遊びネコのように、フラリとあちこちの家を渡り歩く
ネコのような男。やさしくされればすぐに懐いて腹を見せる。
けっきょく攻もほだされるわけだが。
この攻。実はこのニャンコが自分のことを恋という意味で好きなのは気づいていない。
そんな二人の気持ちが交差するときはくるのか来ないのか。
というところ。
そもそも受がフラリフラリ。
利があると見れば股開いちゃうのがよろしくないんだけどな。
よもやオッサンがネコとは思ってなかったけどなww
タチでも機能するんだなというな
ともあれ、雰囲気漫画として読むには最適。
ふわっと読み、かわいいからソレデイイと思うのです