気まぐれ猫に愛され惑わされるバチイチ中年オトコの悲哀v

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遊び猫のらりくらり

asobineko norarikurari

游手好闲的猫

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表題作遊び猫のらりくらり

画材堂の主 倉岳信一郎
住所不定無職の自由人 多良木雪

その他の収録作品

  • おまけまんが

あらすじ

住所不定無職の多良木雪は、画材屋の主である倉岳信一郎のもとへ気まぐれに姿を見せてはフラリと去っていく自由人。
自分以外の男にも抱かれ、養われているらしい雪のことを信一郎は実はよく知らない。
別の男に誘われては出て行き、戻ってくると「抱いてくれ」とねだる雪をいつでも軽くあしらう信一郎だったが、その本当のココロは…?
捕まえてはスルリと逃げる、鈍感で不器用な男たちの恋の駆け引き。
描きおろしおまけ漫画も収録♪

作品情報

作品名
遊び猫のらりくらり
著者
元ハルヒラ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
ISBN
9784812483671
2.6

(60)

(6)

萌々

(10)

(17)

中立

(13)

趣味じゃない

(14)

レビュー数
16
得点
134
評価数
60
平均
2.6 / 5
神率
10%

レビュー投稿数16

理解できない奔放ネコちゃん

なぞ〜
猫みたいにフラフラしている雪と画材屋の店主・倉岳のお話です。

雪が色んな男のところを渡り歩くのですが、本当は倉岳のことが好き。
奔放な母に捨てられた過去を持つ雪ですが、母のことは恨んでおらず、見つかったと聞けば会いに行く始末。
かなり変わったネコちゃんです。
倉岳の元奥さん・一子を追い出したとか追い出してないとか…詳しい描写もなく真相は分かりません…。

とにかく、お話に???という部分が多々あった。
倉岳が好きなら、一途なネコちゃんになって欲しかった…。
可愛いお話なのですが、そこだけが引っかかりました。

0

タイトルそのまま、のらりくらりとしてる

「遊び猫のらりくらり」というタイトル通り、野良猫を擬人化したような貞操観念の低い受けがのらりくらりしているお話です。

町の片隅の小さな画材屋の店主と、ふらりとやってくる住所不定無職の猫のような雪。
「いたい場所はある いていいのか分からない」と考える雪と、一緒にいてほしいと言えるまでの画材屋の店主のお話だけど萌えどころが見つけられず…。

得意な料理の腕を生かして食堂を開く夢を持ち始めた雪なんだけど、開店資金を得るためにパトロンを見つけて抱かれに行ってしまうところが嫌だなぁ。
体ひとつで生きてきた雪だから、てっとり早い手段としてそれしか考えられないのだろうけど…。だって店を開く理由は惚れている画材屋の店主に食べにきて欲しいからなんですよ。
惚れている男を繫ぎとめるために店を開こうと思っているのに、その店の資金は他の男に体を開くことによって得ようとするなんて、健気の方向性が違うと思う。

雪の母親も息子の目の前で交わって、息子入れて3Pしちゃうような女(しかもその後雪を捨てる)なんだけど、雪はそんな母親に嫌悪感を抱くどころか肯定している。
そしてその後、母親と再会するんだけど親子揃って野良猫みたいな感じです。まさに此の親にして此の子ありって感じ。

そして時代設定がよく判らない。最初受けが和装なのでそういう趣味人かと思ったら、和装着用の人が他にもいるからレトロな時代設定っぽいのだけど、時代を感じさせるのは画材店の看板くらい。
室内の様子は現代そのものだし(ダイニングテーブルにソファ、観葉植物)車の形は古いんだけどサイドミラーがボンネットじゃなくてドアミラーだったりする。

猫田リコさんのように大正ロマンのような現代物のような時代設定が不明ながらもそこが独特の魅力に繋がっているのとは違い、なんだか時代考証の不徹底さが目の前でちらつき違和感を覚えてしまうので、そこも話に入り込めない一つの要因になっていたように感じます。


ブックパス読み放題にて

1

一冊丸々表題作

画材屋×ヒモ?(明治期?)

一冊丸々1作品で、中だるみもせず、引き伸ばした感もなく、よかったです。
もっとその後がみたい。

0

不思議にふらりふわり、感想ものらりくらり

なんいうのか……
とらえどころのない作品だった。

住所不定無職の雪(せつ)は画材屋の倉岳のもとへ気まぐれに姿を見せる。
どういう関係なのか、他の男にも誘われては抱かれ、
また画材屋に戻るを繰り返しているのだが……。

舞台はレトロなムードなのだが、確とした時代があるというよりは
なんちゃってな架空の「むかし」という感じ。

雪は個人的には「猫」っていうのとはちょっと違うなぁ……
倉岳にだけは健気、っていうのはツボになるはずなのになぁ……
ほわりほわりと色々なネタが中途半端に散りばめられて
拡散してしまっている印象。
雰囲気は好き……だけれど、
なんだかどこに気持ちを置いて読めばいいのかが分からないような
なんとも収まりどころがない、そんな感覚で読み終わった。

うーん、感想はのらりくらり、評価は……中立です。

1

にゃんこフラリ

深く意味を考えてしまえば「ん?」と思う部分も多々なのだと思うのだけれど
個人的には久しぶりにヒットでした(*´Д`)。*° 
何が好きって、この作家さんの描く絵柄がすごくタイプなのです。
この絵柄がすきなのです。ほのぼのっとした作品の方が
この作家さんにと絵柄と私の好みにぴたっとくるのかなと思うのです。
というのも、虎穴ダイニングがすごく好きで
ほかの作品も集めたものの、これがまたイマヒトツ(汗
シリアス目の作品が多かったせいなのか、ビミョーな印象しかなかったのですが(失礼)今回は久々に
可愛かったです。可愛かったですw

お話としては、タイトルどおり、
遊びネコのように、フラリとあちこちの家を渡り歩く
ネコのような男。やさしくされればすぐに懐いて腹を見せる。
けっきょく攻もほだされるわけだが。
この攻。実はこのニャンコが自分のことを恋という意味で好きなのは気づいていない。
そんな二人の気持ちが交差するときはくるのか来ないのか。
というところ。
そもそも受がフラリフラリ。
利があると見れば股開いちゃうのがよろしくないんだけどな。
よもやオッサンがネコとは思ってなかったけどなww
タチでも機能するんだなというな
ともあれ、雰囲気漫画として読むには最適。
ふわっと読み、かわいいからソレデイイと思うのです

1

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