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表題作ぼくの恋の受難

香山圭吾/創業者個人秘書&専務秘書
佐野祐里/会長秘書

あらすじ

父の残した莫大な借金を返すために、売春をしていたクラブで知り合った、香山さんと付き合いはじめてから半年。
だけど香山さんの部屋から訳ありげな美青年が飛び出してくるのを見てしまった僕は、その青年・岸本卓也君が、会社の新しいセキュリティーシステム、さらにはその機密漏洩に関わっているらしいことを知って…。
大好評サラリーマン・ラブストーリー、第2弾。

作品情報

作品名
ぼくの恋の受難
著者
飛天 
イラスト
なると真樹 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044361075
2

(1)

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萌々

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中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ちょっと残念

「ぼくの恋の値段」の続編。前作に比べるとトーンダウンかな。
でも、人物の描写はさすがです。

【香山圭吾(秘書)×佐野祐里(秘書)】

過去に振り回される香山と裕里の話。
本郷と愛人契約を結び、クラブを辞めたカリヤ。
そして、香山の恋人になった裕里だけど、ウリをしてたことがネックになって、ぐるぐる悩んじゃうんですね。
仕方なく選んだ道だけど、「仕方なく」抱かれてたワケじゃなく行為を楽しんでいたのは事実。
こんな自分で本当にいいのか・・・って。

そんな時に、カリヤの初客・脇田編集長より、顧客情報漏洩のタレコミがあり、しかも犯人を隠匿して事実を隠ぺいしたのは香山という証拠ビデオを見せられて、それをネタに体を要求される裕里。
香山はある理由のために犯人をかばってるんだけど、脇田のことで言い争いになって、完全にすれ違ってしまう2人。
う~ん、切ない;;

香山と裕里をとことん追い詰める脇田が本当に憎らしくて
なんなんだコイツって思ったけど。
もっとウワテな強烈キャラ京一にしてやられたので、いい気味!でスッキリした(笑)
レイプごっこもSMごっこも楽しかったー♪なんて、さらっと言っちゃう京一。
今後、京一の餌食になりそうな脇田さんなので、ちょっと同情しちゃうけど・・・似たもの同士のとこもあるからいい組み合わせなのかも^^;

香山は今回、全然いいとこなかったな~
裕里を傷つけて、疲労困憊になって、ダダをこねて・・・
裕里をかばうシーンはじ~んときたけど、もっとしっかりしてもらわなきゃ困るよ!
裕里はケガまでして香山と会社を守ろうと必死に頑張って、健気でとても良かったv

京一の一言で、裕里の悩みも目からウロコって感じでスパーンと解決したし?オイシイところを全部持っていった最強キャラ京一の独壇場!?な話になってました(笑)
続編は、脇田×京一の話でぜひ!(といっても、何年も経ってるからなぁ~新装版出ないかな)

あ、そういえば、どさくさに紛れて裕里は母親にカミングアウトしたんだけど。お母さんびっくりしただろうね。心臓止まらなくてホント良かった。少し悩んで受け入れて、クリスマスプレゼント用に香山のカーディガンを編んであげるという寛大さ。
女嫌いな香山だけど、裕里の母が会いたいと言ったら会うんだろうか・・・?そのへんの話も読んでみたいな。

あと、綾クラブの他のメンバーの話とか。
あの入札方式でドキドキハラハラさせられてるカップルが他にもいたら、萌えるんだけど。。。
飛天先生、ぜひ続編をお願いします!

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