商品説明

シャレードコミックス全サ小冊子『ナツモエ』のピンクの方です。

依田沙江美さんの『真夜中を駆けぬける』シリーズの番外編が2編収録されてます。

作品情報

作品名
ナツモエ
著者
依田沙江美 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
ご愛読感謝記念小冊子
4

(1)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

猛獣とS

メチャクチャ好きな『真夜中を駆けぬける』シリーズの全サ小冊子。 

『年寄りと俺』
画家の勇気は、壺やら皿やらの古美術も大好き。
しばしば、奴を可愛がってくれている数寄者のご老人達に誘われて、
普通じゃ味わえないような逸品を見せて貰ったり、触らせて貰ったり、
それから一見さんお断りのような店で、ご馳走して貰ったり。

ご老人達、そりゃ年期の入ったパワーをお持ちの面々。
家に帰ると、爺さまパワーに当てられてグッタリ……
加齢臭は瘴気だと言い出し、
若いエキスが欲しいとのたまう始末。
それを聞いて、勇気より年上の(そしてそれを実はちょっと気にしている)
昇はムッとして……

『若者と俺』
一方の昇は、若者に懐かれている。
しょっちゅう昇を頼って訪れる、売れない役者の卵・夏木。
昇は邪険な口を利きながらも、なんだかんだと世話を焼いている。

そんなことをしている昇の一筋縄ではいかない気持ち。
夏木は、そんな昇の気持ちを誤解するのだが……
それに対して、容赦なく相手を突き落とす昇。

帰れば帰ったで、家には才能があって可愛い図体のでかい猛獣一匹。
彼に立ちはだかられると実は怖さを感じてしまう昇の、
駆け引きをがいいなぁ。
「蹂躙されていても、招き入れたようにふるまうこと」!

ああ、このカップルやっぱりツボ。
昇の台詞は一つ一つ心の底に忘れがたい印象を残す。
こんなに短く、Hも全然ないけれど、
ファンにとっては満足感が高い一冊です。

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