寡黙なイケメンくんと地味ダサメガネくんのうぶラブ

コミック

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メガネと恋と青い鳥

megane to koi to aoi tori

眼镜、爱情和青鸟

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表題作メガネと恋と青い鳥

イケメン高校生 鳥居セイジ
地味メガネ高校生 幼馴染み 満岐ケイ

同時収録作品冷えた指先/触れる指先/その後のふたり(描き下ろし)

高校生 藤沢
高校生 クラスメイト 倉季

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

少女マンガや少女小説を愛読するケイは、恋に憧れる高校生。だけど、全くイケてない自分が恋愛と縁遠いことはわかってる。幼馴染みのセイジみたいにすごくカッコよかったら、恋愛もカンタンなんだろうと思うとちょっと羨ましい…。ところがある日、ケイに女子から呼び出しが! テンパって相談するとセイジはなぜか不機嫌で――挙げ句、「おまえは何もわかってねえんだよ」とキスをされ!?
イケメンくんと地味メガネくん、右往左往のピュア恋。

メガネと恋と青い鳥/冷えた指先/触れる指先/描き下ろし漫画/あとがき

作品情報

作品名
メガネと恋と青い鳥
著者
夏河シオリ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796404853
3.6

(61)

(11)

萌々

(24)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
13
得点
214
評価数
61
平均
3.6 / 5
神率
18%

レビュー投稿数13

メガネをとると

表題作
地味なメガネっ子がメガネをとると美形だった!という定番の設定です。

ケイが自分の魅力に気がついていないのがいいですよね。 イケメンのセイジと釣り合わないと思っているみたいですが、すごく魅力的な子です!
地味だからと卑屈になるだけでなく、努力ができてちゃんと男の子な所が良かったです。

対するセイジはイケメンで何事も器用にこなすタイプですが、無自覚にケイに振り回されているのが良かったです。

こちらの作品、キス止まりですがもう少しお付き合いが進んだところまで見たかったです。
もっと余裕のないセイジや、エッチシーンになった時のケイの普段とのギャップなど、ぜひ見たかったです。

同時収録作

こちらも高校の同級生のお話です。
受けの倉季が面倒見が良くすごく男前でした!
攻めの藤沢はイケメンで何の苦労もしていなさそうですが、複雑な家庭環境で育ち感情を表に出すのが苦手になってしまったようです。

兄弟が多い倉季の明るい家庭の中で溶け込んでいく所に、じーんときました。
幼少期に受けた傷は癒えないだろうけれど、これから幸せになってほしいです。



2

攻めはカッコイイのに…

夏河さんの作品は大好きなんですが、
ひとつ不満があります。

攻めが無表情!!

受けはこんなにも表情豊かなのに、
何故あんなに攻めは無表情なのだ!
もしかして、ムッツリスケベ??

まあ、さておきレビューですが……

ケイ(受け)がカワイイ!
眼鏡の奥の瞳が見えていないところがまた
一昔前の漫画を思わせるようで
カワイイのです。
しかも、かなりの天然さんです!

そんなケイには、セイジ(攻め)という
モテモテで無表情で無口な幼なじみがいるのですが、
ケイはそんなセイジには目もくれず、
「人並みの恋愛がしたい」と思っています。

そんなとき、突然セイジにキスをされ、
「オレだって、全部うまく行ってるわけじゃない」
と言われてしまいます。

これって、ケイへの恋ってことですよね??
ってことはこの時点ではセイジの完全な片思い?
第一話でやっとカップルになったというところなんでしょうか。

しかし、ケイとセイジの仲は、徐々に距離を
縮めていきます。
セイジはもともとケイに恋をしている。
そして、ケイもセイジのことを意識し始めた……。

うー、初々しい!
可愛らしいです。
完全に、これは幼なじみの初恋話ですよね?
王道です!
でも、わたしは王道が大好物!
ああ、萌えます。

ラストシーン、
ケイがセイジにケイの等身大人形をプレゼントを
持ってきますが、
これ、本気だったんですかね…?
だとすると、これはやっぱりかなりの天然さんです。

でも、この話はキスシーン止まりで終わっちゃうんですよね…。

攻めのセイジがすごく色っぽいので、
エロシーンまで、
がっつりみたかったなぁ、とか思いました。

多分、肉体美も綺麗だったはず><

2

眼鏡の下の素顔を見せて

分厚い眼鏡の下には、必ず隠された素顔があるものです。
美形×地味が好きなので、にやにやしながら読み進めていきました。
攻めの乱暴で口数の少ないところや、受けに対する態度など、BLをたくさん読んでいる人にとっては、とても解りやすく萌えられるところだと思います。
バイト先で女の子たちに好き放題にされている受けを連れ出す場面など、王道なんですが、それがまた素敵でした。
自分の顔立ちに気付かずにいる受けがかわいくて、攻めと同じ気持ちになること数回でした。
この攻めの場合は周りには見せずに自分だけのものにしたいのか、ただ本人の好きなようにさせているのか、判断がつけられませんでした。
当て馬が登場する話で、お前の武器は~ とフードを取るシーンにはきゅんとしました。
プレゼントに自分を、と言われ、努力の方向が全然違うところに向いている天然なところも笑わせて貰いました。これから先も攻めは振り回されて大変そうです。
あと、眼鏡をせずにアルバイトしていましたが、コンタクトをさせられたのか、なくても支障はないレベルなのか、地味に気になりました。

後半の話についてですが、実はこちらのカップルの方が好きです。
面倒見の良い受けと飄々としている攻めの話で、へらへらと接してくるように見えて実は気を張っている攻めというところに、意外でびっくりしました。
受けが兄弟が多く、そこに攻めが混じってご飯を囲んで食べているシーンがシュールでした。
受けのすぐ下の弟がお気に入りです。
攻めと受けが致すんですが、一番下の子が寝床から抜け出して近くで寝ていて、ぎょっとしまさた。将来大物になりそうです。
攻めの家庭が複雑なので、受けの賑やかな家族たちに触れて、戸惑いながらも仲良くなり、好かれているところに感動しました。攻めに会いたくて泣き出す弟たちが可愛かったです。
受けのしっかりしているところも、下に多くの兄弟がいるという理由で納得しました。
実はマイペースな攻めに振り回される苦労性な受けという話で、とても良かったです。
これで兄弟たちも素敵な相手を見つけてくれたら良いと思いました。

4

眼鏡の下の素顔は・・・

夏河先生初読みです。

表題作『メガネと恋と青い鳥』

地味で目立たないケイの愛読書は少女マンガや小説。
そんなケイでも、人一倍恋愛に憧れて、誰かを本気で好きになってみたいと思っている。
幼馴染のセイジはケイとは正反対で、みんなの注目を集めるイケメン。
セイジなら恋愛も簡単にできるんだろうと羨ましく思うケイだったが・・・

自分に自信の持てないケイは、恋愛に憧れるがあまり好きでもない女の子の誘いに乗り
デートだと思って出かけていくが結局は騙されていて・・・
ショックで落ち込むケイを助けてくれたのは幼馴染のセイジ。
おまけにセイジに自分を好きだと告白された上キスまでされてしまう。
遠い記憶を思い出し、一番欲しいものはすぐ側にあったと気づくケイ。
次の日セイジに自分も好きだとキスは嫌じゃなかったと告白。

おとなしいケイだけど、1本筋は通っていて男らしいところもあって
一途で健気でいつもケイなりに頑張ってるのがまた可愛い。
そして、極めつけはあの眼鏡の下の素顔!
あなたセイジに負けないくらい超イケメンではないですかぁ?
自分の良さに気づいていないケイは、セイジに釣り合う男になるために翻弄します。
あて馬の同級生やバイト先の先輩にいろいろかき回されながらも
最終的には両想いになりますが、誕生日プレゼントに欲しいものが「おまえ」
て言われて出てきたのが・・・アレ?
その辺のずれ方がケイらしいといえばらしいですが・・・(笑)
がんばれ!セイジ!!ケイは天然だぞ^_^;

『冷えた指先』『触れる指先』

「オレと付き合わない?」藤沢からそう言われても
ふざけてるのか本気なのかわからない・・・
真面目に告白しているようで、ふざけているようで
「どこまで本気かわからない」と悩む倉季。
体温高めの藤沢の手がいつも冷たいのは、
本当は緊張していたことを知り、初めて自分への本当の気持ちに気づく倉季。
家庭での辛い経験から笑うこともなくこともできないでいた藤沢。
しかし、倉季や倉季の家族に癒され自分のことを話していくうちに
二人の距離は急速に縮まり・・・
倉季に似ている弟を「そっくり」と言って抱きしめる藤沢が可愛かった♪
せっかくの二人のらぶらぶな夜に弟が乱入してきても文句を言わず
川の字になって寝てあげる優しい2人に萌×2です。

4

ほのぼの

受がメガネをかけてたら地味だけどメガネをとったら可愛いって超定番なストーリー。でもこういう設定大好きです。攻が受に悪い虫がつかないように、わざとメガネを掛けさせて悪い虫がつかないようにするの最高~。今回は、攻がメガネをかけろっていうシーンはなかったけど、メガネをかけておいてほしいんだろうなって感じがしちゃいます。ケイに自分の先輩にいいよっていった時には、他のことでは逆らったことがないのに、ケイを取られそうになった時は「コイツだけは渡せない」っていうのカッコいい。

1

かわいいかわいいメガネっこ

イケメン×メガネという表紙に惹かれて購入。表紙から想像される内容の通りのとにかくかわいいメガネっことイケメンのお話です。
メガネくん受けの表題作はエッチなシーンもなく、少々残念ではありますが、一方ではかわいいかわいいメガネっこが誰かの手に入れられるよりはほっこりとしたかわいいラブストーリーでよかった……という相反する気持ちも芽生えてきます。
地味で弱虫だけど純情でまっすぐな受けのメガネくんは、見ていて心が洗われます。地味だけどメガネをとったらきれいな顔していたり、髪型もさらに変えてみたら地味メガネっこがイケメンに変身、というお決まりの展開も、安心します。
同時収録のお話も、絵がキレイで破綻なくまとまっていて、安心して読めました。

2

いやみがない

今更の話になりますが、少女漫画のヒロインの位置に
男子をそのまま代入してもBLは成立しません。
BLの中に登場する男子もそれなりに社会的男子です。
そこを忘れて構成された物語は、何処かにひずみを
生じさせて、物語としての読後感がかなり悪くなります。

表題作を読んでいて気持ちが良いのは、受けがきちんと
男の子だからです。男の子なりの恥じらいをもって
恋に対峙しているからです。
そしてそれを攻めも戸惑いつつ真正面から受け止めようと
している。良い関係ですね。

併録作は一歩間違えば依存を軸にした物語になる所を
相互理解の物語に昇華した上で更に恋に発展させています。
こちらの後味もかなり良いですね。

4

何から何まで可愛すぎる主人公☆

"イケメンくんと地味メガネくん"という設定に惹かれて購入。
久しぶりに少女漫画を読んでいた小学生時代を思い出させてくれた作品です。

☆コテコテのイケてない受けくん
✩でもメガネを取るとカワイイ
✩校内一イケメンの攻めくんから好かれている
✩そんなふたりは幼なじみ
✩イケメンの攻めくんと釣り合うように自分磨きを頑張る受けくん
✩それぞれを狙うライバルキャラが次々に出現

箇条書きを読んでもらうとわかるように、昔から少女漫画の設定にある
使い回されたネタを詰めに詰め込んだようなストーリーとなっています。
でもこの設定で進んでいく話がホントに面白い!!!

私は、一話を読み終えた時点で、受けくんのことが大好きになってしまいました。悩む姿もけなげで、攻めくん一途な受けくんを応援せずにいられるかっ!これが両想いだとしてもふたりを待ちゆく未来が前途多難なことはわかりきっているので、安心せずにはいられない!

とまあ、上記の箇条書き(✩の部分)のとおりに進んでいくんですが、
あー受けくんカワイイ!そして攻めくんカッコイイ!もうそれだけ!

そして、この作者さんの作品を読んだのは初めてですが、
細かい部分の絵や背景がとても可愛らしい描かれ方をしており好印象です!
例えば、頬の赤らませ方、擬音の字体や背景のトーン、鼻の頭に貼られた絆創膏、
う○こ化する受けくん、可愛すぎるキャラ弁、そして最後に受けくん人形!!!
なんのこっちゃわからない方も、読んだあとには絶対に共感してくれるであろう↑です!

また、ライバルキャラでスピンオフ書けるんじゃない?ってくらいに、
きちんとしたキャラの差別化と設定に、作者さんのキャラクターへの愛を感じます。

表題作のみのレビューとなりましたが、少しでも気になっているという方には読んで欲しい、オススメ作品です。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。参考になれば幸いです。

5

個性的なプレゼントに萌えました。

新刊チェックで粗筋を読み、地味メガネくんが登場するということで興味を持ち、
特典ペーパーが付くということで、いつもの書店で予約して購入しました。

『メガネと恋と青い鳥』
攻めのセイジくんは寡黙なイケメンということでしたが、
受けのケイくんが影で吉瀬くんに嫌がらせを受けていて、
後でそれを知ったセイジくんが吉瀬くんに叱っていた、
というのが良かったです。
受けへの仕打ちを知らなかったり気づかなかったりして、
そのまま流れてしまってしまうこともあるので、
今回はそのようなことがなくて安心しました。
吉瀬くんに嫌がらせを受けても耐えて、自分磨きに失敗しても
磨こうとするケイくんが健気で好感を持ちました。
また、何といっても物語の最後のオチがとても面白かったです。
「おまえが欲しい」と言ったセイジくんに、嬉しそうにプレゼントを
渡すケイくんが可愛い天然ぶりを発揮して、そのプレゼントが
面白くて萌えました。
個性的なプレゼントに心を掴まれました。

『冷えた指先』、『触れる指先』、『その後のふたり』
保健の先生(女医さん)がチョッと怖かったです…。
攻めの藤沢くんの家庭が実は父親のDV問題を抱えていて、低体温で、
それに対して受けの倉季くんは大家族で賑やかな家庭環境で、
緊張すると体温が高くなるという対照的な二人でした。
自分の家庭問題を軽く流してほしいと言う藤沢くんに、
「おまえ一人の重み位 何でもねーよ!!」と言う倉季くんが
男らしくてカッコ良かったです。
勢いに任せて倉季くんの弟妹たちが寝静まった頃に営み始めてしまう二人に、
子供たちがいくら寝ているからといっても、盛り上がったら子供は起きてしまう
のではないかと心配していました。
子供の情操教育上、子供が直ぐ近くにいる所で行為を行わないでほしい
という気持ちがありますが、密かな願いも空しく、やはり懸念していた通りに、
しかも2回も不安は的中しました。
特に藤沢くんには、もっと理性を鍛えてほしいと思いました。

今回の評価は、あまり迷うことなく「萌×2」です。
どちらの作品も、物語の内容や展開、人物設定など、とても良かったです。
楽しく読みました。

2

チビキャラにはかなわないな~vv

挿絵で好きになった作家さんの1人。

凄くどんくさいダサいメガネキャラ、でもメガネを外すと…
と、ストーリーとしては、ありがちなのかな(?)とも思いましたが
キャラの性格や絵が自分の好みに入るのでストーリーも楽しく読めました。

頑張って自分をカッコ良くしようとしてるケイが凄く健気に見えた。
そしてこれまたお約束な性格のキャラなので
誕生日プレゼントに自分が欲しいと言われ
だったらと自分の人形を頑張って作ってプレゼントするなんて
流石天然としか言いようがない。
まっ、そんなところに惚れたんだから、いっか!!


後半は大家族の倉季と家庭に訳ありな藤沢とのお話。
こちらもありがちと言えばそうなんですが、やはり表題作と同じで
好きな作家さんが描くと評価が1つ上になる感じかな?


チビが超可愛いんですけど!!
こういう家庭には必ずいる、一番末っ子のチビキャラ。
いるだけで幸せな気分。癒される~っvv

3

乙女男子の純情

表紙のメガネ君を見た時目がない!そして裏表紙を見ると目がある!
ひょっとして、眼鏡を取るとかわいい設定のお話?
と思ったら、意外にもそれは話しの中でのメインの御約束テーマではなくて、あくまでも幼馴染恋愛が中心。
目がなくても口や仕草なんかで解ってしまうほど表情がとても豊かで全然違和感がありませんでした。

表題は、メガネのもっさり男子・ケイは自分の外見から恋愛は無理と思いながら少女漫画やロマンス小説を読んで恋を夢見ている乙女男子。
そんな彼には校内イケメン№1のセイジが幼馴染でいるのですが、ケイが初めて女子から声と掛けられたのがきっかけでセイジがケイを好きだということがわかる。
そこから、色々なお邪魔虫が登場して恋人らしくなっていくお話。

このケイの目が描かれていない効果がとてもケイの心を伝えてきて、ドキドキしたり困ったり照れたり笑ったり焦ったり。
とっても可愛らしいのです(でもちゃんと男子ダヨ)
自分なりに頑張ろうとするのも健気でいいな~
セイジも引いてしまう程のキャラ弁の完成度とか、嫉妬するセイジのおバカ同級生にバカにされて髪を切ってしまうところとか、
なんといってもラストの「おまえが欲しい」へのケイのアクション♪
このオチには爆笑でしたv
何と言っても、ケイのキャラクターが突出して良かったな~

【冷えた指先】【触れる指先】
人当たりの良い同級生の持つ素顔は・・・
そんなちょっと嫌だなと思っていた同級生の藤沢に懐かれて困惑している倉季。
その彼の自分への気持ちを指先の温度で知ると言う展開。

こちらの攻めとなる藤沢、クールなのにワンコ風味が満載。匂いを嗅いだりして。
彼には家の事情があって、倉季は弟妹が沢山いて、そんな家族対比があって藤沢は倉季に惹かれる理由になっているのかも。
結構藤沢の抱えるものはシリアスなのに、倉季の家族によってすごくなごみます。
「おっきいひと」って妹や幼児の弟に好かれている姿がとてもかわいいです☆
これは、メインカプよりこの弟妹達に持って行かれちゃったかな?


1冊通して、攻めはクールですが受けが表情豊かで物語を動かして楽しくしているような共通点があるような気がします。
逆転も見て見たい気がするんですがw

2

メガネを取ったら…おおっっ!!

メガネキャラは、
メガネをしている時と、取った時のギャップ☆がなんといってもイイですが、
この本はすごーーーくそのギャップ☆を感じられる楽しい本でした♪

最初しばら~~くは表紙の絵のように、
受けの地味メガネくんは、目を描いてもらえていません。
それでも十分キュートなキャラ☆

受けは、少女マンガや少女小説を愛読している、恋に憧れを持つ乙女くん。
自分がイケてないのを十分わかっていて控えめなところも、
女子からちょっと誘われたら、
『 こ…ここここれって…っ、もしかして「デートの約束」というヤツでは…っ
 この間読んだ少女マンガみたいだ…どどどどうしよう… 』
そう心の中で叫びながら動揺しつつも、
常備している少女マンガを取り出して、思わず夢中で読んじゃうところなんか、
メチャ可愛い~~♡

そんな乙女な受けくん、メガネを外した素顔は…おおっっ!!
幼馴染みの寡黙イケメンくんが片想いしちゃうのも、十分納得~の可愛さです♪
読者が受けのメガネ姿にしっかり愛着を持った頃に素顔を見せるという、
その見せ方も上手いな~~と思いました。
 

幼馴染みが自分を好きだと知って動揺~~で、
当て馬キャラが出て来ては振り回され~~で、
乙女な受けくんがコミカルで、とにかく楽しいお話です♪
なにせ彼の脳内は、少女マンガ&乙女小説でできているので、
やることがいちいち面白いのですよ☆

でも、すごく可愛いけれど、お相手する寡黙イケメンくんは結構大変かな…w
誕生日プレゼントに「おまえが欲しい」と言ったら…
乙女受けくんの取った行動には、笑っちゃいました~☆


このCPはエッチまでいかずで、それがすご~く残念~!!
初エッチの時には、またまた乙女受けくんがヤらかして~というエピソード、
すごく読みたかったなぁ。

後半半分を占める「冷えた指先」~からの話は、
表題作に比べると少しシリアスもあり、エッチもありですが、
個人的には表題作の方が好きでした。

3

メガネのくせに表情豊か

表題作、主人公の冴えないケイくん、瞳の描写が殆ど出てこないんです。
にもかかわらず、表情がとても豊かに感じました。
口許の表現がとても豊富で、ほっぺたの使い方も巧いのかと。

さらっとした絵柄、ストーリーで、抑揚は少なく感じますが、
幼馴染、王子キャラ、初恋、恋敵と少女漫画要素がちりばめられたお話です。

もう1編も高校生のお話。
こちらはタイトル通り“指先”がキーワード。その指先が物語る思いとは…。
重いネタが含まれているものの、対比や相手を思う気持ちを表す手段として設定されており、描写は殆どないため不快にはならないです。
何より、当の本人がスレていない点がいいですね。
それにしても、そこまでの緊張ってどんなだろう、、なったことあったかな?
モテキャラのくせに、初心な感じが好感持てます。

当方、オトナの方が好みでありますが、それでも
ほんわか可愛いお話で、初々しさにくすぐったくなった一冊でした。

4

この作品が収納されている本棚

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