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表題作札幌の休日

芦谷隆司・大学生
篠沢皇・大学生

あらすじ

複雑な家庭環境に育ち、真の愛情の何たるかを知らずに育った美貌の青年・篠沢皇が、生まれて初めて心を開いたのは、隣に越してきた同じ北大生の芦谷隆司だった。
出会ったその時から、まるで運命のようにひかれあう二人。
だがこの芦谷に対する、胸の締めつけられるような強烈な想いは、一体何なのか・・・。
札幌の空の下に展開する、青春のトゥルー・ロマンス。(裏表紙より)

作品情報

作品名
札幌の休日
著者
桜木知沙子 
イラスト
岡部広 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸ノベルズ
シリーズ
札幌の休日
発売日
ISBN
9784592861058
3

(2)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

新装版を読んで下さいね

新装版が発売だというのに、旧版レビューです。
ごめんなさい。
初期の桜木作品には、今の作品とは違う空気が流れていていいですよ。

複雑な生い立ちを持つ大学生の皇が主人公で、隣りの部屋に引っ越してきた同じ大学に通う芦谷と親しくなります。
芦谷には年上の彼女がいて、サークル内には元カノがいて、さらに高校時代に想われていた同性の友人も現れます。
そんな中で皇は芦谷に惹かれている自分に気付いていくのですが・・・。

この二人、1巻の時点で両思い確定です。
でも結ばれるまでが長いです。
まず皇がかなり鈍い。
家族関係に恵まれなかったせいでしょうか、人の心の機微に疎いです。
芦谷の方は早い段階で皇の気持ちを分かっていたのに。
にも関わらず、変に自分の気持ちを隠して皇の自主性に任せようとするから、他の人を巻き込んで(ちょっと迷惑ね)なかなか進展しません。
お互いの気持ちを確かめ合った後も、これまたなかなか進みません。
身体から始まった番外編カップルとはえらい違いです。

個人的にはこの番外編カップルの方が好き・・・というか北條先生が好きなんですよね。
番外編の新装版に書下ろしが付いたら必ず購入しますよ。
いや、なくても買うかも。

ところで花丸レーベルって、もうダメなのでしょうか?
みんなよそで新装版を発売していく・・・。

2

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