特典

  • 「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典

「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典

nessa to tsuki no majnun

商品説明

本編から2年後。
イギリスで暮らすハッサンとファウジの姿

作品情報

作品名
「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典
著者
木原音瀬 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
熱砂と月のマジュヌーン
3.4

(24)

(5)

萌々

(3)

(14)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
81
評価数
24
平均
3.4 / 5
神率
20.8%

レビュー投稿数12

ちょっとだけ救われた

本編がファウジにとって、あまりにも悲惨だったので
この小冊子に少しだけ救われました。
ハッサンのおかげで、ファウジの眼も多少は見えるようになっているし。
そして、他の方も言われるように、ここからの話がもっと
読みたかったです。
ですが…なんと言っても、木原さんの作品なので、
また、更にファウジに辛い試練があったりするのは嫌なので
複雑ですね。
他の作品の中に、ちょこっと幸せにしてるハッサンとファウジが
見れると嬉しいのですが。


4

相変わらずの主従関係めいたやり取りに見えるけれど…

本編の最後で気持ちを確かめ合ったハッサンとファウジがロンドンに移り住み、二年たった頃のお話。
ファウジは目の手術を受け、もののありかが分かるくらいには視力が回復しましたが、外出はハッサンに手を引かれてのようです。ツンなファウジにとっては、手をつなぐ理由があって、よかったではないですか(笑)。

夕食を食べに二人で外出したものの、「寒い、寒い」と騒ぐファウジを黙らせるため、ハッサンはファウジの口に飴を放り込みます。すっかりファウジの操縦を心得ているハッサン。二人が微笑ましいです。

帰り道、「絶対に温かいスープが飲みたい」と駄々をこねるファウジを公園のベンチに座らせて、一人スーパーマーケットに向かったハッサンは、そこで双子の弟・アントンと二年ぶりに再会します。正直なアントンは、『自分はファウジのことは好きになれないけれど…、彼がハッサンのことを愛しているのは嘘ではないのだろうと思う』、と話します。アントンは、ハッサンより人の心の機微に敏感なのですね。本編でも、ハッサンよりずっと早くファウジの気持ちに気付いていました。声を奪われた悲しい経験が、彼をそうさせたのかもしれないと思うと、胸が痛みます。そんなアントンも今は二人を温かく見守っていることに、穏やかな時の流れを感じました。

ハッサンが急いで公園に戻ると、ファウジの姿は無くて。焦って探し回るハッサンがアパートに戻ると、玄関にファウジがしゃがんでいて。抱きしめて「申し訳ありませんでした」と詫びるハッサン。ファウジは「…次からは寄り道をせずに、もっと早く戻ってこい」と返します。恋人同士なのに、相変わらずの主従関係めいたやり取り。それでも互いを温め合うように抱き合う二人からは、甘い空気が伝わってきて、ものすごく萌えます。

本編は辛い描写が多かったので、幸せそうな二人が見られてよかったです。

2

ハッサンの猫

本編から2年後、二人はロンドンで生活しています。
ハッサンは通信機器の会社で働き、ファウジは3度の手術をして眼鏡をかければもののありかがわかるくらいには回復。
しかし、ファウジは何もできないので猫と一緒にベッドの上で一日寝て過ごしているようです。
ここでのファウジは、一見何もかわっていない我儘な甘えん坊(強力なツンデレ?)でハッサンに頼りきっているよな~な様子。
一緒に外出した時、ファウジの我儘でスーパーへ行かなければならなくなり、歩きたくないと駄々をこねるファウジを公園へ置いて出かけると、そこで弟のアントンに出会う。
少し立ち話をして戻ると、公園にファウジの姿はなく・・・

不安になって必死でファウジの名を呼んで探すハッサンと、既に助けを借りてアパートに戻っていたファウジをハッサンが見つけた時のファウジの態度。
ファウジは何様?と思う位の高慢さでもっと早く帰ってこいと言う。

でも、きっとずっと一緒に過ごすハッサンにはわかっているのでしょう。
これがファウジ流の愛し方なのだと。
ひょっとすると、ハッサンは本物の猫の他に、気まぐれでプライドの高い人間の猫を飼っているような気持ちでいるのかもしれないな、なんて思えたのでした。

6

ありふれた日常

原作はハッピーエンドで終わりましたがまだまだラブラブな平穏な時間を過ごす2人が見れてなかったのでこの描き下ろしペーパーがあって安心しました。

激動の人生を送り紆余曲折を経てやっとこさ結ばれたハッサンとファウジの2年後のありふれた日常のひと時が描かれています。舞台はイギリスロンドンでファウジは目の手術を3回受けて良好状態です。
しかしながらワガママ王子のファウジは相変わらず自分勝手。そこが可愛いんですけどね。ハッサンもハッサンでファウジの我儘は聞いてやってすこし振り回されてる感がありました。原作ではハッサンのことになると必死だったファウジが見れましたが、このペーパーではファウジのことになると必死になるハッサンがみれてよかったです。
どうか2人がこれからもずっと平穏で至福なひと時を送っていけますようにと願いたくなる素敵なお話でした。

6

この小冊子だけ読む方が好きかも。

どういう情かはハッサンにしかわからないけど
ファウジに対して何らかの情はちゃんとあるので良かったです。
それがちゃんとパートナーとしての愛情だと嬉しいのですが
なんせ何もできないワガママ仔猫ちゃんですからね(^^;)
これからこれから!!

まさかこんなにのんびりとしたお話の前に
あんな本編の出来事があったのか?!とは思えないくらい穏やか。
ファウジの目も回復に向かっていってるし一安心。

そして今回はハッサンの動揺が読めてちょっと良かったかな。

5

この作品が収納されている本棚

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