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表題作唇の掟 ~マフィアと恋に堕ちて~

アルヴァロ 茅哉を「姫」と呼ぶ正体不明のイタリア人
伊波茅哉 ドイツに馬術留学中の日本人

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

馬術留学中の茅哉を強引に口説いてくるイタリア男。惹かれかけた時、彼の正体を知って!?

作品情報

作品名
唇の掟 ~マフィアと恋に堕ちて~
著者
稀崎朱里 
イラスト
吉崎ヤスミ 
媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
発売日
ISBN
9784774727004
1.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
1
評価数
2
平均
1.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

お馬さんはどうなった?

BLでは初読みの作家さんになります、記憶が確かならTL作品を書いている作家さんだと
思っていたのですが、BLも書かれていたのですね。
オークラさんのエバーロマンスから出ている作品をチラ読みしたことがあるのですが、
面白かったかどうか記憶が曖昧なので本当に初読み感覚で読ませて頂きました。

内容は日本から馬術留学をしている受けになる茅哉とイタリアマフィアの恋でした。
偶然に出会い、初対面からその綺麗な容姿から姫呼ばわりされて反感を持つ反面
何故か初対面の相手のアルヴァロのことが頭から離れない。

一見すると紳士的な対応なのですが、時々見せる怖さを感じさせる言動が一般人との
違いを感じさせる展開でしょうか、偶然の出会いからアルヴァロに何故か気に入られ、
会うたびに口説かれるようになるのですが、優しいようでどこか傲慢さが漂う。
そんな危険を感じさせる相手と感じながらも惹かれ始める茅哉。

第一印象最悪から始まるけれど、最悪と思いながらも惹かれ、強引さに翻弄され
気がつけば相手の素性がはっきりしないうちに好きになっている。
そしてその相手の仕事相手に拉致され危機的状況になった時に助けられたことで
初めて相手がマフィアの人間だと知り、告白されるが1度は断るものの
相手が国へ帰ると知り1度だけと相手に求められ抱かれる展開。

でも、その前に拉致されて薬を打たれていて媚薬だと思っていたけれどその影響で
抱かれた訳ではないみたいで、あれれっと違和感がありました。
そのまま一旦は別れるのかと思ったらアルヴァロが茅哉の前で撃たれたことで
茅哉はアルヴァロの傍にいたいと思うようになるが、愛する気持ちとマフィアに対する
恐怖で気持ちの踏ん切りがつかない流れです。

なんと言いますか、茅哉の印象が読み始めとは違って直ぐに女性的な感じがします。
愛は全ての障害を凌駕するようなお話になっていますが、馬術留学までした茅哉の
馬術方面の描写も少なくて、この子いったい何しているのと一人ツッコミしました。
きっと私の個人的ツボに入らなかっただけなのですけどね。

1

ヤマもオチも魅力もない

裏社会もののぶっ飛び設定も強引な俺様な攻め様も大好物で、あり得ない非現実性を楽しめます。
が、この作品は行き当たりばったりな思い付きで書かれたような印象で、久しぶりに買って後悔した作品でした。

サブタイトルから謎の多い攻め様はマフィアなんだなとはすぐにわかりますが、強引で自分勝手な謎の男のどこに魅力を感じたのかよくわかりません。
高級感あふれる出で立ちでかっこいい男の口説き文句にコロリと絆されあっという間に恋に堕ちます。
留学の目的も忘れて恋に翻弄され無責任な甘ちゃんですこと。
ご両親は泣いてるよ。

イラストの鈴木もぐおさんは存じ上げない方ですが、馬の絵は非常にお上手です。
図鑑の挿絵のように美しく精巧で見とれました。

アルがマフィアの若様というより心優しき大人の受け様に見え、茅哉は子供のようでアルが一目で気に入った美貌は見受けられませんでした。
側近の男は、茅哉のことを邪魔に思っているんだか気にいてるんだかよくわからなままだし、茅哉の馬術留学はこれまで援助された費用分の成果もなしにどうするのでしょうか。
イタリアに行って受け入れてもらえるとも思えず微妙です。

ただ流されて好きな男について行っちゃっただけで何もないのに今後が思いやられなす。

0

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