表題作愛情摂取依存症

篠崎恭平,舜の後見人で准教授の恋人
須藤舜,天才的才能を持つ詩人で文学部造形学科

あらすじ

「准教授と依存症の彼」番外編第二弾。
本編のクリスマスあたりのお話。

作品情報

作品名
愛情摂取依存症
著者
四ノ宮慶 
媒体
小説
サークル
BLUE ROSE BLUES<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

愛し愛される幸せ

とっても素敵な作品で商業誌「准教授と依存症の彼」の番外編2作目の同人誌です。
商業誌本編でも舜の心の再生が恭平の献身的な愛で少しずつ快方へ向かっての
ハッピーものだと思っていましたが、この同人誌では愛する切なさを感じさせながらも
二人の甘い日々と心の触れ合いと舜の成長がビックリするぐらい感じられる。

三十路の恭平がこの恋に苦しみ不安になっている姿も恋するのに年齢なんて
全然関係ないと改めて実感してしまう。
舜が心の安定と成長を続けていく中で恭平は様々な人と出会い経験を積んで
成長していく舜の姿に感動するくらい嬉しいと感じると同じくらい不安も感じる。
舜を愛するが故の独占欲を自身で自覚し嫌悪までする姿は苦しいの一言。

そんな恭平が舜と迎える今年のクリスマスは何よりも素晴らしい贈り物を
舜にもらえる感動的な流れです。
その前に三十路の恭平さんが舜からのクリスマスとリクエストをしてほしいと言われ
余りにも悩んでしまった為なのか舜のことを考えすぎて夢精しちゃうのには仰天。
恋する気持ちは体にも影響が出てくるのねと苦笑いが浮かびます。
そのへんはご愛嬌で、甘い中にも切なさが染み入る感じで舜にしか出来ない
恭平へのプレゼントで愛し愛されることがどれだけ幸せなことなのかを実感出来ました。
やはりとっても素敵な作品で良かったですね、商業誌に続編として出ていても
違和感もないくらいじゃないかと素人ながらに思いました。

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