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とってもよかった!
ピュアな純愛って感じのオムニバスです。
【森ボーイの行方】
美樹・勇樹・夏樹の〝樹〟が付く3人で森ボーイです^^
最終的に美樹と勇樹がカップルになりますが、
勇樹がとても優しくてかっこよかった。
見た目は中世的なのに男気がありましたね!
夏樹は偶然知り合った斗真に好かれるのですが、
恋とは?愛とは?友情とは?
いろんな狭間で感情が揺れ動きます。
恋心も尊いのですが、森ボーイ3人の友情が良かったです!
【枯れ木にリボン】
両親を亡くしたロシア人ハーフの男の子と、
彼に寄り添う隣人男子のお話です。
切なくて優しくて、胸が熱くなりました。
ロシア語のミーリーは、「かわいい」でいいのかな?
【にわにはこにわ】
主人と庭師が主人公です。
箱庭がキレイで、心もキレイな人たちのお話です。
一生を捧げる相手への愛の告白とも取れる言葉ーー
それが普段の会話のように自然に語られる素敵なお話です。
どの話もとても好きでした。
Hはないけど大きな愛を感じました。
タイトルとカバーイラストに惹かれて、前から気になっていました。ほのぼのとしたものが読みたかったので、希望にぴったりと沿ったほわっとした作風でとても良かったです。
表題作。タイトルにある「森ボーイ」とは、高校入学後同じクラスになった、美樹・勇樹・夏樹の仲良し三人組のこと。名前に樹(木)がついている×3で、「森」。3話構成(うち1話は前後編)になっていて、三人のうち二人が親密になり、残りの一人が自分は邪魔なのかな〜なんて悩み、その彼にも心通わせる後輩ができて、みんながハッピーになるお話。
「枯れ木にリボン」
幼くして両親を亡くしたロシア人ハーフの幼馴染が、主人公にとって特別な存在だったことを確認していくお話。泣いているラビを見て、声をかけずにはいられなかった6歳の優也。幼いながらの優しさにきゅん。最後のオチにもきゅん。
「にわにはこには」
外国を舞台にした名家の次男と庭師の主従モノです。身体が弱いジュードの為に、兄が「友人」役も兼ねて雇った庭師のアイザ。家から出られないジュードのために、箱庭を作ると約束します。その二人が一度離れ、三十年の時を越えて再会する、切なくもあたたかいお話。最後、二人の姿が離別した当時のもので描かれているのは罪な演出です(涙)
みんな、とっても優しいキャラ達なんです。特に、仲間の間で一番揺れて悩んでいる夏樹、お互いのことを気にかけている優也とラビ、ジュードに嫌われても彼の心を開かせようと懸命なアイザ。彼らがお話を魅力的なものにしてくれていました。
背景が白めなんですが、それが逆に良い演出になっている稀なケースじゃないかな?全体的に生々しさが排除されて、おとぎ話のような雰囲気が漂っています。モノローグとセリフで良いこと言う!時々唸る。。主人公の一人語りのようなんだけど、お話全体を伝えてくれる三人称のような広がりがあって、作家さまの世界観を感じます。こういう雰囲気、すごく好き。ふと読み返したくなるような、癒し系です。
高校生の男の子達が、恐る恐る、初めて自覚した恋へと足を踏みだす話。
高校入学して、お互い初対面同士、最初に友達になった、名前に「樹」がつく3人組「森ボーイズ」。
act.1で3人組の中の二人、美樹と勇樹が恋仲になり、
act.2はその事を二人に知らされた、3人組の残りの一人、夏樹がこれからのお互いの関係や、恋って何かと悩みだし、
act.3で夏樹にも新しい出会いがあり、ゆっくりと恋へと歩み出します。
他に、幼なじみを恋の対象として意識し直す話が2編。
どのお話も、繊細な心の動きをとらえていて、言いたいことはわかるのだけれど、見せたい物を見せたいように見せる技術がちょっと物足らなく感じるのが残念かな。
全3作と、プラスアルファが1冊に詰まっています。
繊細なタッチの絵に惹かれ購入。
森ボーイの行方
樹が名前に入っている男の子たちが友情と恋愛に翻弄されちゃう。
繊細な心と動揺する心が見事に描かれています。
枯れ木にリボン
ロシア人とのハーフのラビ。彼は優也の住むマンションに引っ越してきた。
次の日両親が事故に遭い、亡くなってしまった。
玄関の前に立ち尽くす6歳のラビを優也が、やさしく家に招き入れる。
にわにはこにわ
病気を患っているジュード。そんなジュードに庭師のアイザックが彼の世界を
広げるべく温室を作る。理由あってアイザックが故郷に帰ってから
何十年の時を経て2人が共に過ごした屋敷に、また集う。
森ボーイたちの行方
4こままんがです。
森ボーイの一員、勇樹と、枯れ木にリボンの2人が共演!
タイトルと表紙のイメージ通りの、優しい作品集でした。草食男子の定義は様々ですが、優しい、ロマンチスト、浮気しなさそう、そんな男子達の恋模様に癒されました。
◆森ボーイの行方
3人組の男子高生。そのうちの2人が恋人同士になったと告白された夏樹。
俺、邪魔? 俺、1人? 素直に祝福できないのって、心が狭い?
どう感じて何と答えるのが正解?
相手の気持ちを考えた時、少し心が軽くなる。
けれど寂しい気持ちは拭いきれず。
そんな時に出会った、後輩の斗真。
お互いに惹かれたのは、寂しかったからなのではないか。
傷つく斗真。…また間違えた? それが青春!
◆枯れ木にリボン
幼なじみの優也とラビ。
6歳の時に出会い、今年で10年目。
ラビが1人にならないように、一緒にいてやりたいと思ってきた優也。
ロシアへ行くというラビ。そのまま帰ってこないかもしれない。
「…ずっと行きたいっつってたもんな お前 よかったな」
泣き顔の優也がミーリー!(милыйで検索しちゃいましたが、野暮だったかも!)
◆にわにはこにわ
庭師のアイザと、引きこもり次男坊のジュード。
少年の日の思い出があって、しばしの別れがあって。
30余年ぶりに再会して語り合うオッサン2人。
お互い別々の道を生きても切れない縁というのは、男同士ならではだなぁと思いました。