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以前年下攻作家さん、現花嫁もの作家さん、の魚谷しおりせんせいの作品です!
いやー、私花嫁ものってよくわかんないんだよな!(←もっと歯に衣をだな)
あと、年上攻も萌えないんだよな!(ごめんなさいごめんなさい)
とか思いつつも楽しく読ませていただきました!
お話は、インチキ占い師の託宣で、花嫁として白羽の矢を立てられた従姉妹を救うために18歳主人公が身代わりとして花嫁になるという場面から始まるのですが、
いくらインチキ占い師のたくらみを阻止するためとは言え、
18歳の同性の男の子に代わりに花嫁になれ!って嫁(候補)側の親族一同(?)の前で交渉始める32歳男ってどうよどうよどうなのよ。
大金持ちなんだから、16歳少女と契約結婚して→5年後離婚→慰謝料山盛り、位してやればいいんじゃね? 一体何がそんなに嫌なのよ。
と思ったけど、
そうか、なるほど攻様はむしろ最初っからゲイの人だったのね!(えっ)
最初に18歳少年を見た時に見初めてましたって奴なのね!(※違います※ 正しくはおまけペーパー『おいしい唇』で判明しますよ。ああ、牛丼食いたい)
しかしあれだなー…
大学進学して上京して、家賃やら生活費やらかかると思っていたのに、身元のはっきりした方との【同居】で費用浮いて良かったねー!
と純粋に信じているのに、実はその手塩にかけて育ててきた長男が実は夜な夜な凌辱を…
なんて、
私そんなご両親のことを考えると、かわいそうすぎていっそ笑えてくる……orz
(※そういう話ではなかった。良かった。)
花嫁ものなので、初夜はやっぱりあるんだけど、あとはふつうに同居しているうちに愛が芽生えてきちゃうふたりなので、痛いところはなくて良かったです。
(ちな、最後にはご両親も息子が文字通り花嫁さんになったことをナチュラルに受け止めてて、不思議な世界だと思ったけども、大団円ってとこなのかな)
しかしその攻様がね、なんかある時を境に突然花嫁さんに愛を表現するようになって、
それがもう唐突すぎて、当の花嫁さんまで「???」状態で、笑ったなー。
くさっても32歳、人生経験は豊富なわけで、そんな人がごくごくふつうの18歳少年にメロメロとかって、萌えないけど(←ひつこい)可愛いかもしんない。
あと、タカツキノボルさんの挿絵が麗しかったです!
最近めっきり花嫁作家さんになってますが、先生にはまた、年下攻もの書いていただきたいなあ…(切実)
出版社さん&せんせい、どうぞご検討よろしくお願いいたします\(^o^)/
妹とも思っている16歳の従姉妹を人身御供のような結婚話から救う為に
受けになる睦月が資産家の恒成のもとへ嫁入りする身代わり花嫁ものです。
でも攻めになる恒成をだまして嫁入りするのではなく、恒成に強引に請われる流れ。
恒成の父親が傾倒している占い師の選択によって湯川家の1月生まれのものを
嫁にすると恒成の家が5年間の栄華を約束されるという占いで湯川家の16歳の娘が
選ばれることになるが、もらうはずの恒成は何故かその結婚を嫌がっていて、
その場に居合わせた睦月も1月生まれだと知り、湯川家の1月生まれなら睦月でも
言いといわれ、従姉妹を助けたい一心で花嫁になる睦月。
インチキ占い師VS恒成で占いを信じておらず、恒成の父親の資産を狙う詐欺師だと
思っている恒成は調べる時間を稼ぐために薦められた娘を花嫁にせず、睦月を
同じ1月だと屁理屈をこねて花嫁に仕立てるのです。
そして同居初日に湯川本家に疑いを抱く恒成とそれを庇う睦月との間で言い争いになり
恒成は勢いで睦月を抱いてしまうのです。
そこから少しずつ時間を共にしてわかりあうようになりながら恋を育む。
最後は睦月がインチキ占い師に捕まり危機一髪の状態に花嫁を助ける為に
恒成がやってきてのハッピーエンドです。