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大正浪漫の雰囲気をよく表現されており、主役お二人の安定感はむろんのこと、この作品を特別なものにしているのは、円城寺伯爵を演じられた一条和矢さん。この方のお声は相変わらず凄かったです。色気も技術も備わった今を時めくトップクラスの声優の野村さんと興津さんのさらに斜め上を行く、神秘的で破壊的な超絶美声で退廃貴族を演じておられ、神託を告げるようなその声にこそ幻惑されて催眠術にかかるのではないかと思いました。
聴きところが多い分、少々苦言もあります。本作は時代もので、主たる登場人物はいずれも上流階級や知的エリートなのだから、言葉遣いはクラシックで上品であってほしい。「十二月いっぴ」はないでしょう。「いっぴ」って何?「ついたち」と言っていただきたい。「見れない」などの「ら」抜き言葉もキャラの知性と時代感が吹っ飛んで一瞬で興ざめ。これは原作どおりなのですが、音声化するとこういうのが悪目立ちするから脚本段階で直していただきたいものです。
とはいえBGMが独特で心地よいし、ストーリー性とエロのバランスもよく、一条さんのお声を久々に聞けたので元はとれたと思います。
原作未読です。
物語に催眠術が関わってくるのは、最初のトラックだけ。
冒頭から興津さんの催眠術へ誘導する声が、本当に心地良い。
野島さんは 演じる対象が、人であろうと 猫であろうと、美人っぷりが変わらないんだなぁと 思い知らされた。
あと「来るな・・」とか「触るな・・」など、理性と欲望が せめぎ合う演技には聴きながら、思わず固唾を飲んだ。
周(受け)は 女性の霊に憑かれたり、円城寺伯爵に阿片(アヘン)を使ってイケない事をされそうになったり(それに嫉妬して逆上した龍彦に周は・・・)何かと毎回 大変な目に遭ってしまう。
途中、想いが通じ合ったにも かかわらず 恋人同士になる事を、周が拒んだ理由が ちょっと分からなかった(原作を読んでいたら、理解出来たのかも・・)
作品を聴き終わって感じたのは、周は催眠術にかかったフリをしていただけでは?という事だ。
周は、シェイクスピアの詩に龍彦への想いを乗せて朗読していたが、元来 英語が苦手な(読み・書きしか出来ない程度)彼には届かなかった。
そんな、鈍感でもある龍彦と 長年友人を続けてきた周には、催眠術を利用する事くらいしか 抱えきれなくなった想いを伝える術がなかったのではないか?
そう考えると、何とも切ない物語だったなぁと 思えるのだ。
原作既読。
実は原作の絵に萌えず、いまいち乗り切れなかった作品なんですが、声優さん買いで再チャレンジです。
大正時代は個人的萌えツボ突きまくりの設定で、高等遊民(興津さん)と学者(野島さん)のじれじれ恋愛。
催眠術というと、あなたは段々眠くな~る、なんですが、これ音声で聴くと本当に萌えますね……効き過ぎだろって感じの野島さんの声ですが、素面の時と催眠状態の時との演じ分けが凄くて、思わずにやにや。
素面の時はツンデレで硬質な感じなのに、催眠状態になるやとんでもないド淫乱。
とろけた桃色声にドキドキしながら聴いてたんですが、興津さんがこれまたいい攻声でして……。
BLCDって、絡みでちぐはぐ感を覚えることが偶にあるんですが、これはそういった違和感無くて良かったです。乱れた呼吸や切羽詰まった声、あぁ今こういう感じなのね、というのがよく分かりますし(笑)
特に滾るのが興津さんの攻喘ぎ!!
攻ブレスだけじゃ足りない、という方は必聴です。
これでフェードアウトさえなければもっと良かったのに……。
そして特筆すべきは当て馬の円城寺伯爵(一条さん)
もう嵌りすぎてて、変態っぷりが尋常じゃなかった。萌えましたよ、ええ、萌えましたとも!
寧ろこっちのおじ様とよろしくやってくれても良かった、というくらい、一条さんの声に酔いしれる……BLメインやってくれないかな。
昨今のBL界は圧倒的な低音攻不足な気がするので、これほどのしつこいねっとり低音系は貴重(褒めてます)
フリトの某円城寺ネタには吹き出しました。
あっちの円城寺大好きだったので、何だかこんな所で話題になって凄く嬉しかったです。
原作未読。
催眠術にかかった受けがニャーニャーあんあん言う話かと思いきや、
大正時代、高等遊民の令息×大学勤務の英文学者、終盤は攻めが陸軍出兵という上品シリアス?
でも催眠術だし幽霊も乗り移るし?
よくここでバランスを取りましたね。
いきなり野島さんの「貴様!」から始まり、催眠術で猫化。
ニャア~の破壊力たるや兵器。
トラック1で元の取れる作品。というか、個人的にはここがクライマックスだった。
お二人とも大好きだけど、ここから先はガード戦?左右逆ならこうはならなかったのだろうか?なんでこんなに色っぽくないのだ?
猫化、誘い受け、憑かれて、無理やり、ラブラブと絡みのパターンはあるものの…興津さんが大仰で硬い役作りなので…最後の絡みだけでももっとソフトな声で聴きたかった。
いつもの滲み出る愛しさみたいなものがなくて、甘くないように感じる。
フリトのお二人がゆるふわで可愛くて…どうしてこの甘さが本編にないのだ?と頭を抱えた。
最後の両想いになってからの絡みだけでもソフトな声でやってくれたら…嗚呼。
この組み合わせはこれが2作目。また期待しています!
一条さんのお声が聞ける新譜は貴重。
ちょっとですが、巻末のトークにも参加されていて、それだけでポイントアップです。
昨今は、この作品のような、ある程度落ち着いた年齢のツンデレキャラというと出演されるのは、ほぼ野島裕史さん限定の感がありますね。
この周も、キャスティングとしてはノジ兄さんでバッチリではありましたが、だんだんBLCDに出演してくださる声優さんが限られてきているようでちょっと寂しい。っていうか寧ろ、今BLである程度落ち着いた年齢の受けキャラを演じられるような声優さんそのものが不足しているのかな。
内容としては、原作の雰囲気そのままでした。
セルフつっこみ
このCD,まじで一条さんのお名前がなければ買わなかったかも。
内容としては原作の雰囲気そのままでした。っていうのは、原作は絵の雰囲気でなんとなくいい感じになっていたのが、CDでは声優さんのお声の雰囲気というか演技の力でなんとなくいい感じに終わらせた感が(良くも悪くも)原作の雰囲気そのままだったかなぁって。