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★氷栗 優、原作/Spray「学園へヴン DOUBLE SCRAMBLE」第1話(43頁、カラー3頁含む)
同名BLゲームのコミカライズです。主人公は転校生の朝比奈勇気。
電子書籍サイトで既刊が配信されてますが、あちらはゲームの1作目。
こちらは前作から7年後の学園が舞台になっており、登場人物も入れ替わってます。(ちなみに、1作目の主人公だった伊藤啓太は、朝比奈のクラスの副担任として登場してます。)
既刊未読・ゲーム未プレイでの印象は・・・いろんなものがギュッと詰め込まれてる。登場人物が多く、テンションも高い。生徒会や対立組織、カードゲームでの勝負と、次から次へと話が変わります。舞台設定や登場人物の把握は、ゲームの公式サイトでチェックしたほうが早かったです。
絵もキレイですし、BLゲームが好きな方には楽しめる内容かもしれません。
★ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜」第12話(34頁)
三角が特殊能力を発揮したのを察知して、会いに来た非浦英莉可。三角と一緒にいた冷川は、その場で彼女を牽制します。そして三角にも、彼女との接触は許しません。頭で考えることさえ特殊能力で妨害してきます。
そこで英莉可は、三角の取り合いではなく、相談したいことがあって来たのだと冷川に伝えます。今、関わってる特殊能力を使う仕事を辞めたいから、同じ業界の人の話を聞きたいのだと。
しかし、話の途中で英莉可を監視・管理しているらしき人物が表れて…。
今回は「嫉妬」や「束縛」が絵や言葉で頻繁に描写されてました。
それも、恋愛感情によるものでは無くて。どうもそれは霊能力・超能力に置き換えられてるんじゃないかって気がしてます。
段々と除霊の仕事より、三角の能力や彼をとりまく人間関係に比重がおかれてきた印象。物語の背景にも新たな広がりが出てきました。
★ゆき林檎「セカンドワールド」第3話(32頁)
チアキの脅迫に逆らえず、女性キャラ・ナナのコスプレ姿でハグされたり、写真を撮影することを許した主人公の夏川。
脅迫は提案に変わり、最初に決めた一ヶ月の期限まで、互いを「手の届かない別の相手」に見立てて楽しむことにも応じます。
触れ合いが徐々に増えていき、一緒に過ごすうちに「手が届かない人」よりも、目の前にいる人の存在が大きくなりだします。第3話でのチアキは、生々しい男女の感情は要らないと言ってた頃とは様子が違って見えました。
チアキを放っておけない夏川が彼に構う。構われたチアキが嬉しくて夏川に甘える。甘えられた夏川がチアキを可愛いと感じる。
夏川のモノローグを読むと、大きかったはずの棚橋の存在感が薄い。それよりも、愛されてると錯覚するたびに、それはナナに向けられてるのだと自覚して、失う苦痛を感じてるようでした。約束の期限まで、あと一週間。
★画:七瀬はし 原作:河村りの「もっと話しをしたいのだけど。」第1話(33頁、扉絵カラー)新連載
新連載です。主人公(歩夢)はコミュニケーションが苦手な大学生。
もし、自分の外見がもっと良ければ…?今とは違う性格だったろうか…と、付近にいるカッコイイ男性を、つい、じっと見。
すると、その男性が睨み返してきました。慌てて逃げるも、無言で追いかけてくる。逃げても逃げても追いかけてきて・・・。
って、まさかのこっちもコミュ障か。
コミュ障にコミュ障をぶつけてくるとは・・・会話・・・弾むの?
★猫野まりこ「雷鳴とふたつ星」第1話(24頁)
引き離された双子の片割れを心臓ひとつになっても探し出す執念…との説明はありませんでしたが、そんな感じなんじゃないかと。
・・・ホラー?ホラーですよね、コレ。
定番物は恐怖のパターンが読めて耐性ができてたりするんで、意表をつく展開になるといいな。猫野さんの絵が不気味なほど作品に合ってました。
―― 本庄りえさんの「速水くんと4人のオオカミ(32頁)」さんは、今回で一旦終了です。作者さんのコメントによると、話の続きはあるようでした。そして次はエ・・・ロとのことで期待してます。
市川けいさんの「それを恋心と呼ぶのなら(29頁)」も最終回。元気で、怒って、ハッピーで。ケンカップルっていうのかな?終り方もステキでした。