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表題作バグ(2)

新枦水雲,蟲退治の異能力者,特別捜査官,28歳
飛留間七生,蟲を感知できる特別捜査官,27歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

連続猟奇殺人事件は、食人蟲の仕業だった!?
飛留間七生は唯一、蟲を見つけ出せる特別捜査官。そのパートナーは、蟲を退治する使命を受けた異能力者・水雲だ。 ところが、捜査が進むにつれ七生に異変が!!
敵であるはずの蟲の叫びや痛みに同調してしまうのだ。さらに「バグ」という謎の人物から送られてくる誘惑のメッセージ。
心身ともに追い詰められる七生を、水雲は支え切れるのか!?
人に巣食う"蟲"と、対峙する異能力者たちの戦いと恋を描く大人気シリーズ第二弾! !

作品情報

作品名
バグ(2)
著者
夜光花 
イラスト
湖水きよ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
バグ
発売日
ISBN
9784199007774
4

(75)

(22)

萌々

(40)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
13
得点
301
評価数
75
平均
4 / 5
神率
29.3%

レビュー投稿数13

七生の出生の秘密

バグ2巻。

ついにバグが七生の前に現れます。
自分と瓜二つの顔をしたバグを異母兄弟なのではないかと考える七生。
自分がバグ側の人間なのか、水雲のそばにいていいのか一人葛藤しつつも、水雲に対する信頼感は日に日に増していきます。
それでもその先の関係に進まないところがじれじれ(^^;

今回も蟲を追い出した後の七生はエロかったです。
あれでは煽られた水雲が理性ふっとんじゃう気持ちもわかりますね。
早く一歩進んだ二人が見たいです。

そして、ついに七生は祖母からバグと自分との関係(真実)を聞き出します。
想像していた以上ゾッとする内容で衝撃でした。
2巻も面白しろくて一気に読み切ってしまいました。
3巻用意しておいてよかった!

3

蟲もバグの出生も、ゾゾゾっ‼︎

2巻・3巻は一気読み。
物語のスピード感、蟲のおぞましさはいや増す!

1巻では、警視総監と水雲でもみ消していた蟲の事件。2巻では「日照研」という自己啓発セミナーと関わって、無差別テロのような大事件となる。
その蟲テロ現場に潜入していた新枦一族の才三と真紀も蟲に襲われ、真紀に寄生した蟲を取り出すために七生は水雲に黙ってバグに会いに行った後、七生はより蟲と同化する感覚を深め、自分がバグの言う通りバグの「同胞」であり、新枦与兵衛の言う通りの「蟲使い」である事を自覚する、という展開。
バグは七生を自分側に引き寄せようとする。
七生はそんなバグの言葉に引きずられ、またバグのそばに行けば止められるのではないかと悩み、しかし答えは出ない。
バグと自分がそっくりなことから、山梨で暮らしている祖母に話を聞きに行くが、そこで語られた衝撃の事実とは………⁈

1巻のスピード感は全く衰えず、より悲惨な事件、恐ろしい計画、バグの思考回路を描いて、より深く物語が進んでいきます。
BL的には、状況は変わらずですがHは濃厚。水雲は強くて甘くてカッコいい!

3

前作を超える衝撃のラスト!

人を喰らう「蟲」を操る犯罪者と
「蟲」を退治する能力者との戦いを描く
「バグ」シリーズ、待望の第二巻。

今回は、新興宗教集団の信者が
次々と謎の死を遂げ、その事件を刑事の七生(受け)と
相棒の水雲(攻め)が追うという話。
黒幕に近づくにつれ、
七生の「蟲」を感知できる能力の正体や
出生の秘密が明らかになっていき
ラストには衝撃の事実が!!
この引き、前作を越えるインパクトがあり
早くも次巻が待ち遠しくなりますます。

「蟲」と意識を共有する七生は、
「蟲」を退治する水雲とはある意味真逆の能力者。
自分は犯罪者「バグ」側の人間なのではないかと悩む七生を優しく支え、身を呈して守る水雲がとても男前です。


自分が何者なのか探る七生は
とても恋愛どころじゃないという感じですが
確実に水雲を好きになりつつあります。
エロシーンは今回も
能力を使ったあとエロい気分になった七生を
水雲が優しく受け止めるという形で。
積極的に水雲のものをくわえる七生がエロいし
欲情する七生をドンと受け止める水雲が
どこまでもカッコよいです!

ただ、前回はミステリアスな存在だった水雲が
七生に献身的な、普通のイイ男になっているような?
といっても人の命にドライな一面は健在だし
七生を好きになった理由(自分の能力が通じないから)にもまだ深い意味がありそうで
彼の今後の人物描写にも期待です。


※ちなみに今回、虫についての描写は
前作よりややグロくなっています。
特にラスト。
表現はマイルドですが
想像するとなかなかゾッとする光景なので
食事の時間帯を避けて読まれることをお奨めしますw

次でシリーズ完結予定とのこと。
今回の引きを裏切らない展開と
ラブ増量に期待しています!!

9

俺に命令できる奴なんていない、君以外はね。

待ちに待った第2巻
今作はラブな雰囲気は少なく、期待していた水雲との恋愛は・・・小休止。
その代わり前作で少しだけ出てきた、新枦グループの如月、真紀、庄平も物語にガッツリ絡んできて、お話はしっかり進んでいきます。
前回は個人的な恨みによって蟲が使われていましたが、今回はカルト団体よる 集団殺傷事件が発生。
潜入捜査をしていた真紀が蟲に寄生されてしまいます。
七生は体の中から蟲を追い出そうとするのですが、なぜか失敗してしまい、
バグと会ったことが関係しているのではないかと、真紀を救うべく一人、彼に会いに行く決意をします。
そこで七生は、自分とそっくりな顔したバグに真相を追究しますが、意外な人物に邪魔されてしまい・・・

お約束の、蟲を追い出した後のHシーンですが前回よりもパワーアップ。
七生さん、A○女優ばりにハッスルしてます笑

また、最後の最後で七生の秘密が明かされました。
かつて帝都で蟲を払っていた蟲使いと七生がよく似ているということで、
バグとの関係性はある程度予想できましたが、
そこはやはり夜光さん、七生の出生の秘密は斜め上をいっておりました。
(名前にも何か伏線がありそうです。)

夜光さんのブログで、Amazon限定の書き下ろしSSに補完的な内容を書いたとおっしゃっていましたが、なるほど、そちら側の補完ですね笑。
本作では少なかった(というより全くなかった?)水雲とのイチャイチャシーンが見られます。
なくなり次第、通常版に切り替えとのことなので、早めに購入されることをオススメします!

本当は神評価なのですが、次回に期待し萌*2で。

5

血が大量で蟲だらけの話

夜光先生は久し振りです。
1巻を読み直してからこの2巻め、スゴイことになってきましたね(^_^;)
1巻は七生(ななみ)と水雲(もずく)の紹介と出会った経緯で、事件は個人的な恨みから“蟲”を使ったもの。
文章から、血の海の現場と人の恨み節が恐々と伝わってきましたが、2巻めは、より凄惨でグロさは倍々のその倍!
七生を震えさせ嘔吐させ失神させる“蟲”の首領“バグ”が、七生に接近開始!
国家転覆か地球征服かって程の危険が迫ってます!!

すごく面白いです^^
蟲という概念に馴染んでいるのもあるだろうけど(蟲の知らせとかカンの虫とか「蟲師」「蟲奉行」とか)、読み易い文章もあって、読んでいる時はどっぷりという感じでした。
敵が残忍でオンリーワンなのもカッコいいし。
2巻ラストで、バグの神秘性が明かされて、バグ本人発信も、七生の水雲への気持ちも、冷静な水雲の変化も早く見たい聴きたいことばかり。
蟲使いの能力が覚醒し始め、バグ・水雲どちらにも特別で欲しがられる存在になった七生は、どうなっちゃうんだろ?
1~2巻では七生が変になっちゃった時の処理みたいセックスだったから、3巻では、お互いが欲しがった「がっぷり四つ」を期待しています。
読者には体を合わせた水雲1番という欲もあるけど、七生が蟲と融合した時の満足感(?)が気になっています;
大丈夫かなぁ?
戦々恐々&高まった期待で3巻のハードルが上がってます♪
次巻も絶対面白いでしょう!絶対買います!

※蟲なのに「甲虫」とあると樹液を吸う吻が浮かんでしまい、丸飲みの想像ができなくて、そこは自分が残念でした;
※それと「水雲」“もずく”とサラッと読めなくて、“みずくも”で通しました。
夜光先生、すみません;

5

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