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小説
作家買い。
作家買いですが、夜光先生×サマミヤさん、ときたらこれはもう買わずにいられます?っていうね。そして、その期待を裏切らない、めちゃめちゃ面白く萌え滾る作品でした。
夜光さんはドシリアスなものからコミカルなもの、ファンタジーものまで幅広く書かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はコミカル+ファンタジーもの。で、はじめに書いてしまいますが、1巻完結のお話ではありません。完結してから読む派の腐姐さまはしばしお待ちください。
ということでレビューを。
主人公はアンティブル国の若き宰相・リドリー。
己の力で宰相にまで上り詰めた優秀な青年だ。
が、ある日、彼は落雷事故に巻き込まれ、目が覚めたときには敵国・サーレント帝国の第一皇子のベルナールと入れ替わってしまっていた。よりにもよって外交のない、しかも敵国の皇子と入れ替わってしまった彼は、なんとか自国に戻り自分の身体を取り戻そうと奮闘するがー。
というお話。
リドリーは優秀な人物ですが、彼が入れ替わってしまったベルナールはその体型と下品な行動から白豚と呼ばれ嘲笑されている無能な人物。さて、味方がいない中、しかも敵国でどうやって元に戻るべく行動するのか?という、ドシリアスにも振り切れるバックボーンを孕む作品ですが、もうこれが意外なほどコミカルなお話です。
まずリドリーは自分を護衛してくれる人物を探します。
そのターゲットになったのが騎士団長のシュルツ。腕の立つシュルツに護衛してもらう必要があるのですが、それはリドリーが命を狙われているから。なぜ入れ替わったばかりのベルナールの命が狙われていることをリドリーが知っているのか…?という部分からして、もう思わず笑いがこみあげてきてしまう面白いストーリーです。
白豚と嘲笑されているうえに、命を狙われてるベルナール。
敵国の騎士団長・シュルツに、自分はベルナールではないと理解してもらったうえで警護してもらわなくてはならない状況。
さて、リドリーはどう動く?
といった展開なのですが。
入れ替わりものですが、さらに魔力といった因子も加わり、より一層ファンタジー度が強い作品でもあります。
リドリーは敵国の中で奮闘しつつ立場を確固たるものにしていきますが、面白いうえにすべてがきちんとつながっているという素晴らしいストーリー展開。白豚と呼ばれていたベルナールが見目麗しい青年になる過程(方法、と言った方が正解か)と、そこにシュルツ×リドリーの恋のゆくえという部分が加わり、BL要素もきちんと盛り込まれています。
BL的なキモとなる部分は、リドリーは外見はベルナールなわけで、しかもシュルツは序盤からリドリーに恋心を抱いていますが、それにも「理由」がありまして、二人の恋がすんなり成就するとは思えず。
入れ替わり、二人の恋のゆくえ、そういったものが一体どうなってしまうのか気になってページをめくる手が止められなかったのですが、まさかの「つづく」で、まさに蛇の生殺し状態です。早く続きが読みたい…!
夜光先生にしては、と言っていいでしょう。
エロ度はかなり控えめです。ちょこっと性的な接触があるだけです。
なのにじんわりとしたエロスを感じます。さすが夜光先生です。がっつりした濡れ場ももちろんカモン状態ですが、このじれったささえも萌えを補給する燃料にしかならない。
サマミヤさんの絵柄は今巻も麗しく、終始漂うファンタジー要素を盛り上げる一因でしかないのも素晴らしい。
もう、この一言に尽きます。
はよ、続きを…!
ということで、次巻の発売を今から心待ちにしています。
一冊で完結するお話じゃないんですね!∑(゚Д゚)
いきなりプツリと話が終わったから驚きました。何巻ものになるのか気になるところ。
というのも。
この作品がめちゃ面白くて、びっくりの驚きのハラハラのドキドキのニヤニヤの、フフフのアハハの感情に踊らされました。読めば分かります、この作品のストーリーの素晴らしさが。
ページをめくる手が止まりません。
ストーリーはというと、ズバリ入れ替わりもの。有能な敵国の宰相・リドリーと、無能な豚皇子・ベルナールが「君の名は」しちゃいます。無能な皇子の身体を使って、どんどん名声を上げていく"シンデレラストーリー"(本来の意味とは異なりますが)が、面白いのなんのって!
頭の良いリドリーの立ち回り…みなさん、これは必見ですよ。
どんどん味方を作り外堀を埋めて名声を上げていく手腕はなかなかのもの。最初は皇子をバカにしていた周囲の者たちが、皇子の容姿が美しくなりキレッキレの頭の回転に度肝を抜かれていく様は、いやはや痛快愉快!
気難しい辺境伯までも虜にするリドリーが、次はどんなことをするのか期待で胸がいっぱいでした。
急に人が変わったようになった皇子に疑念を抱く者も一定数いますが、それをスルリと躱すスマートな立ち回りもお見事。頭の良さ、コミュ力、魔法力、弓の腕前、それに加えて人を魅了する力を併せ持つリドリーは、向かうところ敵なし。彼の動向から目が離せません。
隙のなさそうなリドリーですが意外と俗っぽいとこもあり、そのギャップが推しポイント。カッコ書きの彼の心の声は、人間味溢れる的確かつ面白ツッコミ。笑い転げました。
リドリーのキャラが爆イケ過ぎてすっかりファンになりました(*´︶`*)♡
そんなリドリーに想いを寄せている護衛騎士のシュルツ。リドリーの"加護"の力にて従僕の身に置かれているのですが、リドリーに淡い恋心を抱く描写がチラホラと…。作品全体としてはキスシーンのみで、BL的萌えもほんのりと鼻をくすぐる程度です。ですがその鼻腔をかすめるような香りはふわ〜んと漂っているので、萌え度の派手さはないけど存在感はあります。
終盤まで全然大きな波来ないなーと思っていたら、納得の続きもの。ですが落胆より期待の方が大きかったです。BLの下地は確実に構築されていますし、これだけの濃密なストーリーには時間をかけた2人のラブが相応しいとも思ったので。
それにそれに!リドリーの国を掻き回すシーンがもっと見たい。BLが二の次になったとしても見たくなる中毒性がありました。
たくさんのキャラクターが登場するので、多少混乱するかもですが、焦らずゆっくりと読んで下さいね。私もパラパラと読み返しもしながら読んでいきましたから^^
私も魔法にかかったようにこの世界にどっぷりハマりました。キャラクターもストーリーも全部が神です。
続きが待ちきれない…早く次巻が読みたいです。
続きものと知ったうえで購入しましたが、本当に先が待ち遠しい。
途中までBがL描写もないけれど、物語がひたすら面白いので不満を感じる暇もない。本当に面白い。
気づいたら敵国の皇子と入れ替わっていたリドリー。
この皇子が無能かつ白豚で、周りからことごとく馬鹿にされているわ、自分が雇った暗殺者たちから命を狙われるわ、と災難につぐ災難。
でもリドリーは素晴らしい才覚の持ち主なので、知略をめぐらし、少しずつ打破していくんですよね。
手強いおっさん貴族たちのハートを掴んでいくシーンとか、読んでてワクワクします。
皇帝は手強そうだし、攻めの気持ちは副作用なのか真実なのかわからんし、リドリーは元に戻れるかわからんし、そもそも戻ったほうがいいのかこのまま皇子の外側のままのほうがいいのかわからんし、そもそもなんで入れ替わってしまったのかもわからんし……と、わからないことがいっぱいあってワクワクします。
文句なしの神です!
次巻がある事が分かって嬉しい!
中身の入れ替わりって単純に捉えてたけど、どんどん話が広がっていくので面白かった。
リドリーとベルナール皇子って対極にいるので、入れ替わると賢明なリドリーでもすごく大変で。でも、目的の為に上手く立ち回る姿は小気味よくてかっこよかった。また周りの気持ちにも配慮してるのが良い。
シュルツともどうなるかと思ったけど、良い雰囲気で良き。術の副作用なのかまだ分からないけど、先がどうなるかドキドキしてます。
まだまだ難問が山積みだけど、リドリーがどう動くのか、2人の仲はどうなるのか楽しみです。
沢山の人気シリーズを抱えていらっしゃる夜光花先生ですが、どれ一つとして似てないし違う世界観で驚いてしまいます。「推しはα」が終わってしまったので寂しい思いをしてましたが、新しいシリーズが始まり嬉しくてしょうがありません。
こちらの作品ですが雑誌に掲載された時は読んでませんので楽しみにしていました。
直ぐに世界観に引き込まれてリドリーとシュルツはどんな関係になるのだとドキドキしながら読んでいたのですが、文庫にしては結構なボリュームなのに全然終わる気配が無いのでページを捲りながら「あれ?」って思ったんです。
そうしたらやはりというか続いてましたね。暫く続くとありシリーズになるようです。
入れ替わりものなので敵国の皇子となったリドリーが、魔法と才気で危機を乗り越えて行くのが凄く面白かったです。
登場人物も個性的で中身はリドリーである皇子が、才覚を表して孤立してたのに味方を増やして行く様子が凄く小気味良かったです。
凄く良い所で終わってるので、直ぐにでも続きを出して欲しいです。中身はリドリーでも皇子の身体なので、シュルツとはキスとちょっとした触れ合いしかありませんが凄く萌えました。
「呪縛の血族」も発売されたし、暫く夜光花先生の世界に浸ります。