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表題作恋で せいいっぱい

桜庭翔哉,29歳,家具店オーナー
胡桃沢怜衣,24歳,会社を辞め家具屋に就職

その他の収録作品

  • 愛を めいっぱい
  • 本性
  • あとがき

あらすじ

男同士ということで、ずっと隠れた付き合いしかできなかった怜衣は、人前で堂々と恋人として振る舞ってくれる翔哉に出会い…。

作品情報

作品名
恋で せいいっぱい
著者
きたざわ尋子 
イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344833098
3.7

(19)

(4)

萌々

(9)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
70
評価数
19
平均
3.7 / 5
神率
21.1%

レビュー投稿数3

ラブラブラブストーリー

わけあって会社を辞めた怜衣(受け)は
個人経営のお洒落な家具屋に再就職。
ある日、そこのオーナー・翔哉(攻め)に告白され……

モデル並みの男前×クォーター美人
という華やかな美形カプ。
そんな二人のイチャイチャを見ているだけで
何となく幸せな気分になれる一冊ですw


受けの怜衣は、派手な外見に似合わず
身持ちが固く真面目な性格。
前の会社で、上司に女と二股をかけられ
フラれたことから恋愛に慎重になっており
翔哉に口説かれて嬉しい半面
ノンケの翔哉がなぜ??
という躊躇いから、簡単にはOKしません。

「超真面目」と自分で言うわりに
酔いつぶれて雇い主の翔哉に介抱されたり
エッチの翌朝仕事を休んだり(これは翔哉も悪い?w)
結構グダグダな面が目立ちますが
そこも愛嬌かと思います。


攻めの翔哉は、見た目も中身も
文句のつけようのない男前。
ストレートなのに怜衣に一目惚れして
デートでもエッチでもグイグイリードしてくれる
完璧なイケメンです。
書き下ろしの「本性」は翔哉視点で
翔哉の意外と嫉妬深い一面が分かりますが
そんなところも魅力的に見えてしまいます。

友人たちの前で恋人宣言して、
その場でディープキスしちゃって、
トロトロになった怜衣に欲情して
そのままお持ち帰り……なんて大胆な行動も
イケメンなので様になっていますw


よく考えると、美人な受けがノンケのイケメンに
一目惚れされ、トントン拍子にラブラブに…って
あまり捻りのないお話なのですが
(怜衣の元カレが二人出てきますが
 二人とも大した敵にはなりませんw)
ほのぼの甘いストーリー展開に癒されるのと
二人のキャラクターに嫌みがないのとで
とても楽しく読める一冊でした!
今までに読んだきたざわさん作品の中で
一番好きかもしれません♪

雑誌「リンクス」掲載時よりエッチシーン増量、
書き下ろしエピソード二編も甘々で大満足でした。

6

最初から最後まで甘い!

表題作と続編の中編2本、SS1本。計3作品が収録されています。
SS以外は、怜衣の目線で進んでいきます。

「恋で せいいっぱい」
失恋となんでこんな男が好きだったのだろうという後悔を胸に、会社を退職した怜衣(受け)。偶然足を止めたインテリアショップで、オーナーの翔哉(攻め)に勧誘されるがままにバイトすることになります。商品を売る場所でバーを開くという破天荒な翔哉に驚いていると、翔哉が友人達の前で恋人宣言をして…。

「愛を めいっぱい」
北海道に出張に行くことになった二人。高校時代の怜衣の彼氏のちょっかいを粉砕した翔哉は、怜衣の家族に会いたいと言い出して…。怜衣のお母さんがナイスでした。現実では難しくても、ほっとさせられました。

「本性」
表題作で、ラスト場面のバーで皆の前で恋人同士になったことがお披露目される。そのちょっと前から翔哉の目線で語られます。
友人との会話で、翔哉にとって怜衣が特別な存在で、特別な恋をしているんだと分かる、そんな甘い話です!

翔哉は18ページ目から(社員としてではありますが)口説き始めるので、最初から最後まで甘いといっても過言ではありません。翔哉は余所見をしませんし、浮気を疑わせるような事態にもなりません。怜衣が不安になるのを素早く察して対応をし、一度も怜衣を責めることがなかった翔哉は、本当に男前です!なんでこんなイイ男が残っていて、同性に猛烈アプローチをするようになったのか…それは、恋の不思議としか言いようがありませんね(笑)あと、ただ耐えるという健気なだけじゃない怜衣も良かったです。

受けが今までできなかった、手をつないで歩く、家族や友人に二人の関係を祝福してもらえる…求めていたことを叶えてくれ、寂しい心身をあふれんばかりに満たしてくれる、そんな素敵な攻めとの甘いラブストーリーが読みたい方にお勧めです!

2

あたたかい気持ちに

木下けい子先生のイラストに惹かれて購入。
偶然通りがかった家具店のオーナーに気に入られ、しかも仕事まで決まってしまう怜衣。
すごいラッキーな話でうらやましいぞ。
しかし、前に付き合っていた男たちが本当にクズで、特に元上司なんて襲ってきたので本当にヤバい奴だなぁ…。
オーナーの翔哉に助けられて良かったけど。

最後で、怜衣が翔哉を家族に紹介するシーンがあたたかくて一番良かったなぁ。
特にお母さんが、すぐに受け入れてくれて、しかも息子の幸せを一緒に喜んでくれて、読んでいてとてもあたたかくて幸せな気持ちになりました。

0

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