日本最大級のハイブリッド書店
収録されているのは4人の作家さんの単行本から1話、あるいは数話選ばれているようです。
個人的には春野アヒルさんは以前に読んだことがあったので楽しみだったのですが、他には藤村綾生さんの作品が絵柄が好みで気になりました。
全体的にはリーマンxバイトの大学生、出張ホストx画家、リーマンx保父、サッカー選手同士の後輩x先輩という年齢的には20~30代かな?と思われるカップルのお話でした。
春野さん以外の作家さんは初読みの作家さんだったので、新規開拓には参考になりました。
相変わらずきちんと単行本になった作品の一話目試し読み雑誌ということで、安定感があります。
漫画の他に、担当さんのコメントとその単行本の紹介が載るページも健在で、力入れて作ってるんだなあと思わされますね。
★鈴倉 温さん『おとなげないひと。』
→指先がひじょうに美しく描かれていてウットリ…していたら、なんとこの作品二話目も入ってました!
読ませてくれるのは一話目だけだと思っていたので、嬉しいサプライズ。
容姿端麗、仕事は完璧!そんな男が実は私生活は汚部屋でダラシない。
見かねたバイトの旭が掃除をし、世話を焼き、その流れのままなぜが合鍵を渡されいつの間にか同棲…と展開にスピード感が(苦笑
でも、二話目になってもエロ神さまは降臨しませんでした。
どうしちゃったの?
★藤村綾生さん『彼の淫乱を喰らう犬』
→まさかの4P物でビックリ!
やー、受けが結果的にド淫乱でしたよ(笑
お話はプロサッカープレイヤーたちの物で、一応きちんとカップルは出来ています。
後輩年下攻めで、ドM要素のありそうな先輩が受け。
そこに前から受けを狙っていた、やはりサッカープレイヤーの二人が登場して…という流れでした。
★日野 晶さん『恐ろしい童貞』
→ゲイ向け出張ホストのユウ(攻め)35歳とD貞アーティスト貴弘(受け)のお話。
官能をテーマに製作しなければならないのにD貞。
そんな彼が捻り出した計画、それは『自分が経験しちゃえばいいんじゃーん』でした。
ある意味尊敬に値します。体当たりです。
そしてこちらも二話目が共に収録。
二話目になりますと、ユウはホストをやめバーテンをし、貴弘とは同棲中。
しかしなんだか別人のよう。一話目はまったくイケメンでなく、死んだ魚のような目をしていたのに…愛が人を変えたとか言わないでよー。
★春野アヒルさん『ツンデレ保父さんの傲慢彼氏』
→一コマ目から笑えました。
『この新入生(幼稚園児)、似てる、昔の男に』って。そしてその言い方がいかにも嫌そうで(苦笑
保父さんの祐(受け)と父兄の将吾(攻め)は昔の恋人です。完全に将吾の方は再燃しておりますが、祐の方は自分が振られたということもあって慎重。
この祐ですが、時々作画が可愛子ちゃんから攻め顔になってしまうことがあって、『これ誰?』となります(苦笑
でも、振られる(というか身を引いたんだけど)原因となった話はキュンキュンきますねえ。
まあ、若さですね。