すのーふれーくす

snow flakes

すのーふれーくす
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神78
  • 萌×234
  • 萌13
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
18
得点
568
評価数
132
平均
4.4 / 5
神率
59.1%
著者
京山あつき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813030713

あらすじ

向井タケルには気になる人がふたりいる。
化学の押間先生と押間先生にどこか似ている弟の友達のシュウ君だ。
先生には試験管での変態行為を見つかってあきれられ、
シュウ君には変態行為を隠そうとしてドン引きされ、
弟にはいつもバカにされる。
こんなタケルの恋は実ることなどなさそう…?
ちょっとHな青春胸きゅんストーリ−☆

表題作すのーふれーくす

押間,高校の化学教師
向井タケル,高校生→大学生

その他の収録作品

  • おあずけの三日後

レビュー投稿数18

切ないの

デジタル処理の高細密画像が主流になりつつある今日この頃、
京山先生の、この、ビックリするくらいスッカスカな絵と、説明の省かれまくった訥々と不親切な展開は、コマの間からあふれ出してくる萌で潤され、満たされ、むしろこのお話にはこの絵でなくちゃ、この絵じゃなかったらこのお話、濃厚すぎるって思わせる。

「好き」の気持ちは、スカスカとお互いに行き違い、重なり合うことはなかなかないけど、それでも、ずっと延ばしていったその線の先には、いつか交差する日もやってくる。
そんなハッピーエンド。

一見地味なのにパーリーなカバー印刷もいいです。

10

それこそ最大の快楽だ

読み終えて心地よいため息が出ました。

生まれて初めて、相手に愛されているって実感した…
そんな明るい幕引きに癒されまくり、心は晴れやかです。ラストのシーンに到達して最初のシーンを思い出してみると、そこまでまあまあ長い時が経過しているのですが、読み手としては一冊なのにもっとたくさん読んだような、同じ時を進んできた気にさせられます。

タイトルになっている「すのーふれーくす」について、作中でのレクチャーがステキなんです、ぜひたくさんの方に感じとってほしいなあ。

個人的に目下"京山あつき週間"につき、一冊増えるごとにからだの内側にできたLOVE層が重くなってすでにきついぐらいですが、もう「好きだーーーーーーー」と叫びたい気分!

4

唯一無二!!!

色んな意味で唯一無二の作品でした。
震えました。

タイトルにも唯一無二の意味が込められていますが、
作品自体が唯一無二ですばらしい!
何より、登場人物達が唯一無二です!!

先生の地に足着いてる感じと、時折見せる「すき」が堪りませんでした。
タケルも、ときに大胆で、思春期故の後先見ずなあぶなっかしさがあって、エロくて、
ネガティブで、でもひょうひょうとしていて、
本当に魅力的だと思いました。

よくBLの作品傾向の分類において「リアル」という表現が使われますが、
この作品のリアルさは別格です。
かといってファンタジー要素や、エンターテイメント要素は、
決して失われていません。
バランスが絶妙です。
ダークな部分と軽快なやり取り。
純粋さとエロス。
だからこそ際立つのだと思います。

ストーリーのリアルさも、もちろんありますが、
登場人物達のセリフやしぐさ、表情に「ぐっ」と来るものがあり、必然性を感じる位しっくりきて、
ストーリーに引き込まれることでリアルに感じます。

可愛く繊細な絵の中に、
心をしめつけられるような感情の渦が見事に描かれていました。

3

風景描写が素敵です

好きな作家さんなのですが、この作品は雑誌連載中に第一話を読み、主人公の惨めな変態ぶりにちょっと引いてしまいました。単行本になっても購入を躊躇していました…そんな中、電子書籍で48時間限定1チケットになっていたのでチャンスとばかりにレンタル。読んでよかった!名作です!よくもまあ見事に1冊にお話をまとめてあるなと感嘆します。
特に胸をうたれたのは背景描写。この作家さんの過去作品と比べてもラフな絵や書き文字が実に効果的に、雰囲気ある映画のような流れを支えています。タイトルにもなっている雪片が降りしきる様子、雪が降り始めた冬の夜の空気感にジーンとさせられました。ハルジオンとヒメジョオンが咲く河原の景色もしかり。京山あつきさんの絵の表現力に酔わされます。
主人公はBLとしては惨めなほどに恥ずかしい面も余さず描かれているのに、景色が美しくて…その変態さを引き立てているのか中和させているのか?そのギャップにさえ感動してしまいました。
もちろん、電子書籍レンタルは追加料金払って無期限にしました。

3

参りました。

これぞ京山イズム!
何気なく読み進めているうちに、気付いたらもう頭から作品の世界に入り込んじゃう感じ。

具体的にどこが萌えたのかピンポイントで答えろと言われても、このシーンがこうで!!ああで!!!と熱く語れる訳でもないのに、読んだ後に何故かその世界観が強烈に頭から離れない。

そもそもひとり「先生×生徒強化月間!」と銘打って色々漁っていたところ、評価も高いし京山先生だし大丈夫だろうと軽い気持ちで手を伸ばしたのですが。
最終的に設定とかエロとかどうでもいいと思わせる。
(そこが大事なんだよ!という方からすれば淡白すぎて物足りないかもしれませんが)
作品全体が持つ力で満足させちゃう、その手腕に脱帽です。

ストーリーの詳細はみなさんが語って下さっているのでさておき。
最終的にタケルくんがどこに辿り着くのか、うっかり先に知っちゃったって人も楽しめるのじゃないかと個人的には思いました。
実際私はそうで。(気になりすぎたら結末から先に見ちゃうタイプなので参考にならないかもしれませんが…)

正直サンプルを読んだときに、うわぁ~この受けの子無理だわ~私最後まで読めるかな~なんて心配してたのですが、要らぬ世話!
まんまと持っていかれてしまいましたよ!!

もう目が離せない。
この気持ちは何だと考えていたら、他の方もおっしゃっているように母性に近い。
ひとりでふらふらしててこの子迷子じゃないのかな~と思いつつ見ていたら誰かのところに行って、あぁお母さんみつかってよかったねーー…っと思ったら違うのかよ!と。
それを繰り返しながら本当のお母さんに辿り着くまでを見届けたくなるあの感じです。
はい、わかりづらいですね(笑)

まぁ兎にも角にもそんなほっとけないタケルくんを、下手に慰めるでもなく一定の距離感で見守る押間先生が教育者としても男としても本当にかっこいいのです!!
ここは声を大にして言いたい!
カッコイイーー!!!!

個人的には神とか萌とかとまた違う別の棚でちょっと寝かせておきたくなる作品なので評価が難しかったのですが。
物語を紡ぐ京山先生の暖かい眼差しに包まれたら、そうですよねと否応なく神のボタンを押してしまいます。

2

先生がめっさ好みでした。

ああ、やはり上手いですね、京山さん。
野球部シリーズしか読んだことがなかったのですが、こっちの方が好みでした。もう最初から先生が好みすぎて!
最初、主人公があまりにあんまりなので、これ読み進められるかしら?と不安になるレベルでしたが、そんなことは杞憂でした。
本来なら、性的にどうしようもない子が何人もの間でフラフラしている話は嫌いなのですが、この話は特別でした。
主人公が打算的ではないからですかね。
好きになる人が必ずしも一人ではないですものね。
BLだと、何となく元彼やら他の人を引きずるのは宜しくないとされがちですが。自分もあまり好きではないかも(笑)
いい意味でリアルで素敵な話でした。あまりに包容力がありすぎる先生とラストだけがリアルじゃないですが、そこは「物語」としていいと思います。

しかし、話も良かったですが、先生が何より好みで。ああ、いいですねー。(にやにや)

2

お湯で煮た、の破壊力

 京山先生の作品って、どうしてこんなに胸に沁みるんだろう、と改めて感じた作品でした。モノローグもけっして多い方ではなく、キャラクターの心情が必ずしも丁寧に言葉で表されているわけではないんです。絵のタッチも表紙の通り、ふわふわしていて軽い。なのに、キャラクターの表情1つで彼らの感情が手に取るように伝わってくるし、自分がどんどん物語の世界の中に引き込まれていく感じがするんです。理屈で説明するのは難しいですが、京山先生独特の描き方が本当に好きだなぁと思いました。

 弟の親友・シュウに恋する主人公、タケル。化学室で自慰しているところを先生に見つかったり、校外で体だけの関係の男がいて脅されることもあったり、いろいろと危なっかしい男子。シュウだけにぞっこんというわけでもなく、相談相手の先生である押間にもときめくし、野球部の生徒にもときめくし、基本的に恋愛脳というか、惚れっぽいところがまた危うくて、だけど可愛らしいんです。発言も弟の言うように脈絡のない時があって。でも、頭の中では変とか変態とか思われることに敏感で、衝動的に行動する反面とても落ち込みやすい。落ち込むなら最初からやらなければいいのに、とも思うけれど、彼のそうやって結局無鉄砲に行動してしまうところにこそ、まさに思春期という感じがして、共感したり慰めたくなったりするんですよね。

 シュウ、押間、中嶋の中の誰かとはくっつくだろうと安直に考えていたら、誰ともくっつかずにあっさり高校は卒業。こういう展開は本当にリアル。案外、そんなもんだと思います。世の中、そんなにドラマティックな展開は転がっていませんから。大学生になってからシュウと再会し、ここでやっと彼は失恋する。きらきらした憧れは、永遠に思い出のまま。これはこれで、タケルの人生の彩りになるんだろうと思います。最後はちょっと苦かったけれど、鮮やかで立派な青春。

 そして、さらにその後再会した押間と、ようやく結ばれるんです。失恋直後で淋しかったからではなく、シュウと弟のことを押間に話した時、きっとタケルの中で過去の押間との思い出や、押間をいいなと感じた瞬間なんかが一気にぶわっと頭の中を駆け巡ったんじゃないかな。押間の中でも、恥ずかしいことも全部知ったタケルとの過去のやりとりが、きっと色濃いものになっていたんだろうなぁと。甘ったるくはないけれど、押間がタケルの存在を愛おしいと感じていることはちゃんと伝わってきて、すごく満たされた気持ちになりました。「結ばれる」に丸を付けられた時のタケルの表情、そして、「キス」にも丸を付けてスマートにキスした押間にやられ、悶絶しました。今までたくさん悩んだ分、弟達に負けない愛に溢れた日々を過ごして欲しいですね。

1

同じ材料で作られてるのに

すごく好きです。自分でも驚くほど好きでした。京山先生の作品は元々好きなんですけど、読み始めはタケルのことは好きになる傾向の主役ではないような気がしていたんです。最初の変態っぷりのインパクトが強烈ながらもどうもめそめそしてるな〜と思ったら、実はかなり図太い!っていう笑

小心者のようで年上のセフレがいたり、あの場面で先生に助けを求められたり。あのヘルプを見て、この子は大丈夫な子だと思えました。"男が好き"ということで本当に死を選択するようなタイプではないなと。

シャープペン舐めた上に煮沸消毒しようとするとこも相当だし、中嶋くんへのドライさ、大学進学後の彼氏の切り方、猪突猛進っぷりがすごい。才能を感じる。

主役のタケルをはじめ、シュウくんも、突然の手のひら返しを食らった中嶋くんも、平和そうな向井ファミリーも(しかし男2人産みながら向井の家は存続の危機である)みんな魅力的。特にやっぱ押間先生でしょう!少なくともタケルとシュウくんの2人に学ぶ喜びを知らしめた彼は、教師としても人としてもかなり魅力的。実際この作品の中の先生はとてつもなくカッコいい。京山先生の絵は決してイケメンを描く絵柄ではないのに、ここまでカッコいいと思わせるパワー。

結末には驚いたものの、素直に良かったなぁと思える終わり方でした。大満足。

ひかり 特典ペーパー1枚 「枯れない花」の引田くん=車を貸してくれた引田先生です

0

思春期って、こういうこと

京山さん@ihr HertZということで、どちらも好きな私は大期待してたんですが・・・
これはアタリでした!

表紙絵の、素肌にダッフルコート姿のセクシーボーイが主人公の向井タケル。
物語のスタート時点では高校二年生です。(本編は表紙よりもう少し大人っぽいイメージかな。)
表紙の雰囲気にも醸し出されているように、今回は京山さんの漫画にしてはセクシー度高め。
表紙絵の表情を見る限り純粋無垢な雰囲気のタケルですが、案外経験値は高かったりします。
なんせ、帯コピーが
「半年前――オレはすでに変態だった」
ですしね(笑)

性に目覚めたばかり、好奇心がうずいてイケナイ暴走がとまらない、自分って変態なんじゃないかと思う・・・
誰でも経験する思春期のカオスのど真ん中に、彼はいます。
化学の押間(おすま)先生が好きだけど、先生にちょっと似てる弟の親友シュウ@中三も気になる。
その一方で、ネットで知り合った(?)大学生のセフレも。
同じクラスの野球部の子に声をかけられれば、そっちに靡いてみたり――
恋のベクトルも方向性が定まらず、迷走につぐ迷走。

性欲まみれのドーブツかと思えば、その一方で内面はガラスのハート。
好きな人の他愛ない行動に一喜一憂し、あらぬ期待、勘違い・・・果てはシャーペンを煮るという奇行に??
思春期の男のコの、自分を持て余している感じ、右往左往、思い切りブレながら、少しずつ一つの方向性が見え始めていく感じがとてもリアルに伝わってきて、温かく見守ってあげたい気持ち(これって母性?)が溢れてきます。

タケルの本命は押間先生かシュウ君なんですが、これがどちらも捨てがたいんですよね。
包容力もありつつピュアな魅力の押間先生か、なんと中三(!)で年下だけどクールで大人っぽいシュウ君か?
ただ、どちらか選べない、なんて贅沢な話じゃなく、どちらもタケルにとっては近くて遠い存在。まず自分のセクシャリティーが受け容れてもらえるか?というところから危うい・・・
もっとも・・・案ずるより生むが易し?
あれ?こっちなの? いや、あっち?・・・と、ブレていくタケルに振り回されながら、最終的に、そーなるのか、と。
結末を知ってみると、実はもう最初から、さりげな~く、この結末へのレールが敷かれていたことに気づかされます。
タケルの性格にしてもそうだし、いろんな場面で2人の絆が積み上げられていたんだよなぁと・・・タケルと一緒に読者が迷走している間、ストーリーは全然ブレてないんですよね。さすがベテラン作家さん。
そして、ハッピーエンドの中にも、失恋の切なさや、タケルの兄としての成長がふわっと絡められた複雑な味わいのラストもイイ。
タケルの思春期からの卒業・・・そんな印象です。

データ登録上は「先生×生徒」ということになるんですけど、このシチュ特有の生々しさは一切感じませんでした。
タケルの高校在学中はあくまでも先生と生徒の関係だということが大きいんですが、先生の葛藤が一切描かれていないことも影響しているかもしれません。
そういう意味では絵柄同様にストーリーもさらっとしたタッチで、物足りないと感じる人もいるかも? でも、これこそ京山さんの作品の持ち味かな。
なによりも温もりと思春期の微妙な心の揺れを味わう作品だという気がします。

描き下ろし「おあずけの三日後」のラストシーンで、初H。
いきなり先生をリードしてるタケル!その体位経験値高すぎwww 
2人の可愛いピロートークも萌えますよ(*‘ω‘ *)vv

18

心と体と成長と

久々にキュンキュンさせる作品が来た!
京山作品はなぜかいつも自分の心をくすぐって染み込んでくる。

帯には「半年前 オレはすでに変態だった」

変態って、主人公は高校生。
そう、人と違うってことなんです。
科学の押島先生が好きで、思わず理科室で試験管アナニーをしてそれを先生に見られてしまう。
先生になんとなく似ているかな?と思い好きになった弟の同級生のシュウ君のシャープペンを拝借して舐めてしまう。
好きな人がいるにも関わらず、性欲の為にセフレのような年上の男性との付き合いももっている。
主人公のタケルは自分を変態と呼んでいますが、それは自分の性癖込でそれに関する心の欲求がままならないことへの卑下かもしれません。

だけど、先生はそんなタケルを嫌悪するでもなく、ふつうに接し
時によき相談相手として、差別することもしないし、タケルに媚びることもしない。
シュウ君もそうなんです。
弟のユウマが、兄をバカにする発言をしてもそれに乗ることはなく、友達のお兄さんとして素直に接してくれる。
メガネであったり、雰囲気であったり、
先生とシュウ君が似ていると思う見た目要素のほかに、きっと二人には負い目のあるタケルに対してのニュートラルな態度という部分で似ているのかもしれない。

題名の『すのーふれーく』
セフレに脅され拒否し崖っぷちに立たされた時に助けてくれた先生が、帰りの車の中で降ってきた雪について語った雪の結晶の話。
何一つ同じ形のものはないんだよと。
意識してタケルに語ったものではないだろうが、先生は、その雪の結晶のように人は一人ひとり違うんだということをしっているからこそ、
タケルに対しての態度が変わらないのだと思う。

タケルがこうした恋や経験や挫折を味わいながら、
人として成長していく姿の物語でもあるのかな、と思われます。
タケルが先生をカワイイといった小首を傾げるシーン、自分もキュンとしちゃいましたw

実に思春期から青年期への心と体(煩悩欲求?)の戸惑いをとてもわかりやすく描いた作品だと思います。

14

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