ヘブンリーホームシック

heavenly home sick

ヘブンリーホームシック
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神108
  • 萌×253
  • 萌24
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
23
得点
828
評価数
192
平均
4.3 / 5
神率
56.3%
著者
京山あつき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
ISBN
9784396783600

あらすじ

“好き”だけで 触れたわけじゃない 「ねえ、オレら ゲイなの?」 イギリスで再会した 元同級生の太田と行貞。 ホームシックで参っていた2人は 足を絡め、腕を抱き、ひざ枕を許したり…。 その行為はしだいに心も侵食し、 互いに離れがたい存在になっていた。 ある夜、ベッドですり寄って来る行貞に たまらなく愛しさがこみ上げた太田は、 強引にキスをして、衝動のまま欲望を 押し付けるのだが――。 非日常に揺れる エロティック・異国ステイ。

表題作ヘブンリーホームシック

太田,転勤でイギリス勤務になったリーマン
行貞,イギリス赴任中のリーマン,偶然会った元同級生

その他の収録作品

  • bonus track(描き下ろし)

レビュー投稿数23

大事なものは移り変わっていく

 とっても胸に沁みる、素敵な作品でした。『3番線のカンパネルラ』でも感じましたが、私は京山先生の描くキャラの涙にどうも弱いようです。どちらかというとラフなタッチで、涙を流すといってもけっしてドラマチックに描かれているわけではないんです。ストーリーの流れを止めずに、淡々とぽたぽた落ちるように描かれる涙。でも、限りなく私達の日常に寄り添ったキャラの心情がよく分かるから、そんな軽い描き方でも十分心に訴えかけられる。日々の生活に溶け込んだ涙だからこそ、共感できるというか。

 イギリスという異国の地で出会った、元同級生の太田と行貞。海外勤務というと聞こえはいいし誰しも一度は憧れるものですが、慣れない言葉、食事、天候、差別、それらに順応するのは実はとても大変なこと。大の男がなんて関係なく、2人がホームシックになるのは当然だと思いました。故郷が恋しい者同士、寂しさを埋めるように一緒に過ごすことが増え、ついには太田が行貞に手を出して。

 寂しいから血迷っただけなんじゃないかと不安を覚える2人だけれど、そうやって大変な時期を支え合って過ごした相手というのは何にも代え難い宝物でもあると思います。相手のことを愛おしいと思う感情は、思ったほど幻覚に左右されるものではないんじゃないかな。互いにゲイでないなら尚更、ちょっとやそっとでは出てこないものな気がします。あれだけ恋しかった日本に帰ったら帰ったで、家族や同級生に会えばそちらに気が向くかと思いきや、むしろ異国の地で共に過ごした相手が恋しくなってしまう。結局日本でも会って、仲良く過ごす2人の姿が可愛くて。ホームシックで泣いていた太田も、太田の気持ちに不安を感じていた行貞も、最後に本当に幸せそうな表情を見せてくれてとても温かな気持ちになれました。

1

ストーリーと絵の雰囲気が美しい。強くお勧めします。

絵が好みではないというレビューも多くありますが、とてもストーリーの雰囲気とあっていて美しさや切なさを感じられとても良かったです。彼らはとてもカッコいいですよ。
今まで読んだ商業BLでストーリーも絵も1番好きになったコミックでした。
イギリスでの生活風景も正確に描かれているので、とても彼らに共感しやすいです。
ストーリーからも、正確に描かれた風景や英国生活から、私がイギリスに留学した時のことを思い出しました。
イギリスや日本好きの方にもオススメです。ぜひ読んでみてください。

0

勘違いじゃなくて、ちゃんと恋に落ちてます

ノンケの二人が距離を縮めていく様子が、とても自然に描かれています。
一緒に寝て足を絡めたりくっついていて、誰かが入ってきたらホモだと思われるかなと思いつつも離したりはしない太田。

二人ともイギリスに赴任していて、言葉の壁や人種の壁など苦悩しながら毎日暮らしています。
そんな状況下、友人に会ったら嬉しいですよね。
でも二人の距離感がなんだかおかしい。
友達はこんな事しないだろう という距離感なのに見ているこちらは全く違和感を感じませんでした。

最後まで読んでみて「もし日本で再会していたら二人は恋に落ちたか?」と考えたりもしましたが、二人がイギリスで再会できて本当に良かったと思いました。
二人とも日本に来れば、お互いの気持ちが醒めてしまうんじゃないかと心配していたようですがそんな事もなく日本に休暇で来てもラブラブバカップルなのに萌えました!

そしてエッチシーンがとてもエロかったです。
絵も表紙よりも中の方がキレイで、受けの行貞が特に可愛いかったです。

もっともっとラブラブな二人が読みたかった!
何度も読み返したい作品です。

3

恋愛って。

「スリーピング・バグ」を読んだ流れで手に取りました。あー、これも良いストーリー。

彼らの関係は、特殊な環境下での偶然の再会によって生まれ、単に寂しさを紛らわすためだけの一時的な感情のようにも一見思えます。だけど、人と人との恋愛なんてみんな「たまたま出会った誰か」と「たまたま情を交わした」ことにより生まれるものですよね? 世界中の全ての人間の中から厳選の上、自分に一番合う人を選ぶ人なんて居ないのですから。

彼らが自分でも「あれ?あれ?あれ?」と自分の感情や衝動に戸惑いながら、失敗もしつつ、気持ちを認め距離を詰めていく様子がたまりませんでした。

やっぱり人間って、孤独なままでは生きられないなぁ。愛を考えるよい作品でした。

3

派手さはないけれど、じっくりと読ませる

イギリス暮らしの大変さが、読者も追体験できるように丁寧に描かれていていました。

人の温もりを求めるって人間の根源的な欲求だと思うんです。
赤子のときはそれこそ抱いて育てるみたいな感じだし、
幼児が何かあれば「抱っこぉ!」だの「ぎゅっとして!」だの要求して、抱きしめてもらう事によって心の粟立ちをおさめている様子を見ているとああこうやって皆、育ってきたんだなぁって。

異国にいて言語の壁や文化の違いで、まるで自分自身が社会の中で幼児のような存在に感じられるホームシック。

極限状態の孤独のなかで、人の温もりで無条件に心が安らぐ。
足を絡め、寄り添って眠る。
最初、それに性的な意味はなかったのだけど、健全な男子二人がいれば温もり以上のものが欲しくなるのも致し方なく、太田が均衡を破ってしまう。
その後、それは一時的な気の迷いか、恋なのかわからないけど、少しずつ心の距離が縮まっていく様子がいいです。
結婚が決まった同僚の「いっしょにいるのが自然に思えたからよ。」という言葉を聞いて何か感じた二人は、その帰り道、ローションを準備して一歩先に関係を進めようとしたり・・・。

他の男には興味がないからゲイじゃない、好きになった男は相手だけってって最強じゃないですか?この関係。
ノンケ同士なのに性差の違いを超えちゃった関係って強いと思う。
でも未だに一時的なものかもしれないと思っている二人が一緒に一時帰国して異国でのさみしさの魔法が解けてしまうのか・・と思いきや、もうなんですか!このいちゃつき、バカップルぶり。
互いのメロメロぶりをしっかりと見せつけてくれました。

もしこの二人が日本で出会ったら・・・おそらく恋には発展しなかったと思うんですよね。
実際、高校時代は気の合う仲間で終わっていたし。
でもきっかけはなんであれこの二人はイギリスのおかげで恋に落ちて、プロポーズしあう関係にまで育って、最後は男二人雨に濡れてても誰にも気にしないそのイギリス社会の寛容さに救われているとこが良かったです。

この作品は自分が立てたトピ「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#ans_72025
で教えていただきました。

派手さはないけれど、じっくりと読ませる描写が優れた良作でした。
教えていただき本当にどうもありがとうございました。


8

ホームシックから始まる恋

異国の地で言葉も通じず友達もいない。。
自分が同じ立場に置かれたらきっと寂しくて寂しくてしょうがなくて、そこで旧友に出会ったら天の助けだと思うだろうなーと共感しました。
ただ人恋しいだけなのか好きなのか分からないけれど、一度日本に戻っても一緒にいたいという想いが変わらなくて良かったです。
萌えというよりは、どこかリアルで身につまされるような感覚でした。
海外暮らしならではの生活の様子も新鮮で、大人なお話です。

1

神しかない~~!!

本当に久々に、キタ!!ってかんじです。読みながら、あーこれだ、これだよ……とか呟いてましたもん。BL大好きなのに、ストライクゾーンが狭くてなかなかこれという作品に出会えない私ですが、やっぱりあるところにはあった!これからも頑張って漁り続けようという勇気を得ました。

一穂ミチ先生のお薦め作品ということでとりあえず試し読みしてみようかと思ったんですが、先生の推薦がなくて表紙の印象だけだと手に取らなかったかも。表紙だと受の子がちょっとオジサンっぽい印象?中の漫画ではクール可愛くてもっとめっちゃいいかんじなんですが。

そして試し読みで、これはよさそうとかなり手ごたえ感じて即購入。

いいです……。読み進めるほど、いい……。

お互いなんで好きになったのか、どこがよくて付き合ってるのか、全然伝わってこないBL作品が多い中、この話のふたりは、読者以上に冷静に、自分の感情や相手との関係性について考察してて、ときに距離を置こうとしたりして、こっちはものすごくヤキモキさせられました。受が急に攻の家に行かなくなっちゃうところとか、会いに行けばいいじゃん!頭で考えすぎないで~~!って叫びたくなりましたよ。

あと、心理描写の上手い漫画って、エロい場面もすごいいいと思うんですよ。私は攻受の関係性があんまり好きになれないとエロいところは飛ばして読んでしまうことも結構多いんですが、このふたりのはすごいよかったからめっちゃ凝視してしまいました。ベッドの上での台詞のやりとりもいちいちこのふたりらしくてエロく感じる……こういうの待ってた!

京山先生初読みだったんですが、すっかりファンです。一穂先生、こんな良作を教えてくださってありがとうございました。

3

寂しさが伝わってくる

レビューアーさんのレビューを読んでからずっと読もう読もうと思っていた作品です。購入したものの読みそびれたまま…つい先日、私用でヨーロッパに1ヶ月近く1人で滞在しました。
多分、行く前に読んでいたらここまで共感できなかったかもしれません。
日本で手に入る当たり前のものが手に入らないし、向こうは同じ言語が話せて当然のように話しかけてくるし…
そんな中で知り合いに出会ったら、きっと飛びついてしまうと思います。

2人がこんな関係になったのは他に知り合いのいない海外だったからか、果たして日本で出会っていたら、2人はこういう関係になったのか。
最後までそこは疑問でしたが、最後まで読めばこれはまぎれもなく恋で、恋しちゃったらもう仕方ないんだな、ということが伝わってきます。

日本以外にも国はいっぱいあって、仕事もたくさんあって、人もたくさんいるけれど、一緒にいるのが自然で安らげる相手というのはきっと世界中探してもそういないのだと思います。
これを読んでいると日本式の「細かいこと」はどうでもよくなる、かわいくてせつないんだけど、どこか読み終えてさっぱり、スッキリできるお話でした。

3

好きすぎて何を書けばいいのか。

去年読んだ中で一番キュンキュンきた漫画でして、好きすぎてレビューを書けずにおりました。
京山さんは好きな作家さんですが、何となく独特なノリ(?)についていけない事が多々あったりするのですが、これはいい!
ユキサダくんがめっさ好みなのですが、表紙よりも中の方が数倍可愛いです。
これも一種の吊り橋効果なのか、ホームシック同志が自然と惹かれ合う話。
何度も読み返してますが、何度読んでもキュンキュンきます。
昔5日間だけ仕事の取材旅行で上司と一緒にスペインに行きましたが、若くて勇気だけはあったので言葉が怪しくても何とかなった記憶があります。
旅行だったから良かったものの、これが転勤だったらどうだっただろう。
たった5日でも帰った時に、「やはり日本が好きだ!」って泣きそうになったので、いつ帰れるかわからない、常に一緒の(上司ではありますが)日本人もいない状態だったとしたら、自分も彼らと同じようになった気がします。
なりゆきで一歩踏み出してしまったけれど、その後どうしたらいいのかわからない二人がたまらないです。
何処の部分も好きなので、何を書いていいやら。
文才がないので小学生の感想文レベルですが、昔、「深夜特急」を読んで感銘を受けた方には何となくお勧めできるような気がします。
読み終わった後、UAの「数え足りない夜の足音」が聴きたくなりました。(「深夜特急」もどきのドラマの主題歌だったので)

3

寂しいと人肌恋しくなるよね。

日常会話のテンポよく流れる軽口や、ほのぼのした絵の雰囲気がマッチしててかわいらしい作品。
BLってどちらかが女性でも違和感ない作品が多いのですが、この作品は、
両方の男性が男の性格のまま、自然に一緒になっていくステップが描かれていると思いました。
パンツを自分で下げた、 天国みたいだろ?、好きかどうか考えなかった。など要所要所で印象に残るセリフが、ストーリーをぐっと引き締めていて一気に読んでしまいました!

あと、郵便が届かない、停電する、働かないローカルスタッフ、生卵食べると野蛮人扱いされる、ルームメイトが自分勝手、差別される、、などなど海外生活のあるあるが散りばめられていて面白かったのですが、
1ヶ月でホームシックでポロポロ泣く男っているのかな。。?と思いました。赴任2ヶ月は書類や身の回りを整える忙しさでホームシックになる暇がないので、3ヶ月ぐらいの設定がリアリティあるかも?あとロンドンって駐在員もすごく多いし、薄切り肉も買えるスーパーも日本食も沢山あるし、会社にも日本人多そうだったのでそこまでホームシックになる要素が少なかったように感じました。もっと日本企業の少ないルーマニアとかノルウェーあたりのヨーロッパの小国の田舎とかの方が設定に説得力があったのでは、、なーんて読後に思っちゃいました。

寂しい、人肌恋しいという感情に流されながら自然に一緒にいるようになった二人の関係が育っていき、転勤を絡めた将来の話でフワッと終わるエンディングがまたほのぼのした作風に合ってるなぁ〜と思いました☆

2

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