スイッチが入った瞬間に 理解する衝動がある。

スリーピング・バグ

sleeping bug

スリーピング・バグ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神40
  • 萌×227
  • 萌13
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
12
得点
351
評価数
88
平均
4.1 / 5
神率
45.5%
著者
京山あつき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784396784157

あらすじ

好きなら繋がりたい先輩×好きを大事にしたい後輩。

恋愛は、よく分からないし興味ない。
「パートナーを探す機能」がバグってるのかも…?

そんなふうに感じていた潤野は、
“好き=セックス”になる感覚がつかめないまま
IT業界で働く先輩、本郷に、恋のようなものをしていた。

本郷に気持ちを伝えるも、好き=セックスでないなら
それは憧れだと言われ、納得がいかない潤野は――?

レンアイ低温男子の、
眠れる恋心を目覚めさせるプログラムとは?

表題作スリーピング・バグ

本郷,IT業界勤務,会社の先輩
潤野,IT業界勤務,会社の後輩

その他の収録作品

  • あとがき
  • おまけマンガ

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数12

恋愛感情ってもう少しシンプルで良いのでは

カンパネルラが良かったので
久しぶりに読み返してみました。

うーむ…
2度目を読んでもやはり第一印象とは
変わらなかったかな。

私恋愛に限らず物事を「しない」事に
もっともらしい理由をつけてぐるぐるしてるキャラがあまり好きではないのかも?
うーん、でもうじうじぐるぐるしてるキャラ嫌いではないので、作者さん限定かもしれません。
カンパネルラやすのーふれーくすのような
揺れまくっているけど恋にエロに貪欲な
主人公が好きなので。
今作は少し私にはわかりにくかったデス…。

自分の気持ちをIT用語?に例えていた
のも今一ピンと来なかったかな。
主人公のそういった思考の全てに
「恋愛すれば変わるよー」って
バッサリ言ってしまいたくなるというか。

結局最後セックスセックス…ってなっていたし、
上司の恋愛観やえっそんな簡単に男でもいいの?
って違和感も消えなかったし。

残念ながら今作とは相性が今ひとつでした。
読解不足な点もあるとは思いますが
自分の感覚です、すみません。

0

"レンアイ低温男子の、着火と発熱"

このあらすじの文が本当、ドンピシャ。

好きがセックスに繋がらなかった受けが、骨の髄までとろけて合体したいとまでなっていく過程がじっくり丁寧にに描かれております。

作者の描く人物像だったり、仕事や日常の風景、会話やり取りの一つ一つがリアルで、とても話が自然に入ってくる。

徐々に甘々になってく感じがもーたまらなく良い!
個人的に帰り道にくっつきながらスキスキ言い合ってるシーンがすごい好き。

表紙から、もっと淡々とした内容を想像してただけに、予想以上の萌でした。

0

大好き

作者さんの作品大好きなのでちょっと甘めかもしれませんが、とってもよいです!

プログラマーの若手潤野と、その上司本郷。
飄々として何にも執着してなさそうで、純粋だけど現実的な若者、潤野。そんな潤野は、仕事ができて気さくな上司、本郷を慕っている。
本郷さんは恋愛に興味がなくて、何人もつきあうけど適当にしてきた身。ドローンが趣味で、ひとりが一番いいとうそぶく。なんか、こういう人ってかっこいいんですよね。ほんとに。

二人は仲良しで、残業を手伝ったり、ラインをやりとりしたりと、会話が自然な感じで空気感がとてもよいです。

潤野の方は恋愛だと意識してないけど、本郷が職場を変えて事業に失敗したときに、本郷を見つけ出し、自分の貯金をはたいて本郷を”買う”という。一緒に暮らすようになった二人。だんだん自分の気持ちに気づく潤野。繋がりたいという欲求が自然にわき起こる。
一方、本郷も、いつもそばにいて自然な存在、好きな人として潤野を受け入れる。たぶん、潤野より早い段階で意識していたんじゃ亡いかな?

ゆっくり、でも着実な二人の世界がとても素敵でした。

0

好き=セックスしたいが正常なら、好き≠セックスしたいはバグ?

前作「ヘブンリーホームシック」に引き続き、「好き」と「セックス」についてじっくりとことん考えるお話です。(あとがきによると、前作に登場する「体がとけて ひとつになってしまいたい…」というセリフが今作の元になっているそう。)
さらっとして見えて、実は腰を据えてめちゃくちゃつきつめてます。

本郷は「好き」の先には当たり前に「セックス」がある人。
潤野は「好き」と「セックス」が直接的には繋がらない人。(性欲がないわけではない)
“直接的には”とあえて書く理由は、それがこの作品で読める一番大事な部分だから。

人間はパートナーが欲しくなるようにプログラミングされてる
それが動作しないのはバグなんじゃないか
合コンだなんだと騒ぐ同僚達を傍目に、どういうのが恋愛の「好き」かピンとこない潤野は自分はバグってるんだ…と考え始める。
その一方で、本郷と「ずっと一緒にいたい」と思ってる。
はたから見れば、別に潤野はバグってなんかなくってちゃんと動作してるよね?って感じなんだけど、潤野の「ずっと一緒にいたい」の先にはセックスがない。
その感覚が理解できない本郷は、その「好き」は「憧れ」なんじゃないの?と言う。

有り体に言うなら、潤野くんは恋愛偏差値がめちゃくちゃ低いのです。
「好き」と「セックス」の間に相手からの『好き』って言葉がないと両者が繋がらない。
プログラミング的に言うなら、プログラムを走らすにはステートメントが必要だったというわけ。
あらすじ的になんていうかもっとアロマンティックのお話を読めるのかなと思って読んだのですけど、意外とあっさり分かりやすい着地でした。
ここは正直ちょっと拍子抜け。

恋愛プログラムが走り出した後は、湧いて湧いて止まらない「お互いの内臓と内臓をくっつけあってひとつになりたい」という欲求。
時間をかけてゆっくり合体を目指す2人が良かったです。
それが満たされたら次は「もっとひとつになりたい」という欲求。
どうしたらもっとひとつになれるのかな?と考える。
ラストは「なるほどね」と思いました。

作品としては間違いなく良質・良作だと思いますが、そのわりに萌一つなのは、自分の理想の恋愛≠ひとつになりたい、なんだろうなと。
京山さんが例えに出している「コーヒーにミルクを注ぎ続けると、コーヒーはどこまでコーヒーの意識を保っていられるか?」が分かりやすいけど、私にとってはミルクを少し足してブラックとは違うコーヒーの美味しさを引き出せるのが理想なので。

【電子】シーモア版:修正○、カバー下なし、裏表紙なし

2

感情をデバッグするのだ!

草食系男子・極み!みたいなうるのくんが、ひたすら感情をプログラムとして解明しようとしていくのが面白い!
恋愛感情はデフォ、自分はバグでシステムエラーが起きてるというところから、最終的には立派なリア充に!!オメデトウ!
本郷さんも大概バグってますが、ふたりとも着地点が一緒になってよかったです。

大学時代のインターンから、就職、会社の買収、起業待ち、本郷さんとの空白の期間、絵柄と同様、すごく淡々と時間が流れているようで、ふたりの言葉遣いや距離感から親密になっていってる過程がうかがえるのも素敵です。
好き、一緒にいたい、という気持ちを理解する上でところどころで出てくる童話的ハッピーエバーアフターの絡め方も「なるほど!」と唸ってしまう秀逸さ。
お姫さまはプロポーズされたから王子様と一緒に生きていくと決めたんだといううるのくん。
対する本郷さんはキスありきで、それを踏まえてのプロポーズだから決め手になるんでしょう、という見解の違いをさらに理解するために、本郷さん視点の話も読んでみたいです。

あっさりしているようで、実はすごく深い。
感情という曖昧なものを、プログラムとして理論的に解き明かすみたいなストーリーは何度か読んだことがあるけれど、ここまできれいに成功している作品には初めて出会えました。

4

ゆっくり時間をかけて

この人は人を好きになったりするのかな?と謎な人いますよね。
今まで人を好きにならなかった潤野くんが、職場の本郷さんを気になり始めます。恋愛って何だろうって疑問形の潤野くん、、そんな潤野くんに合わせて寄り添う本郷さんは大人です!ゆっくりゆっくり時間をかけて。
個人的には、本郷さんが潤野くんをどれくらい好きなのかもっと知りたかったかな。潤野くんをとても大切にしているところから伝わってはくるのですが…いい人過ぎて、もっとドロドロした内面の部分も書かれていたら神でした。
じっくりゆっくり読みたい一冊です。

1

こんなBL、待ってた!という感じ。

ヒトの本能って? 恋愛って? 性欲って? そんな根源的なことをさら〜っと、淡々と描いた作品でした。

割と感情薄めのポケーッとした主人公が、気になる先輩への思いが「恋愛」であることを自覚して、人が「恋愛」をしたら、なぜくっつきたくなるのか、「性欲」ってなんなのか? そういうことをひとつひとつ噛んで含めるように、自分の気持の変遷をプログラミングに例えつつ言語化・体験していきます。

つながりたい・混ざりたいは…、ベターハーフを求めるアンドロギュノスの寓話などでも語られるヒトの根源的な欲求。恋愛感情が「子孫を残すため」だけのものだとしたら、「異性間以外にも恋愛感情は生まれる」ことは説明ができなくなりますが、こう考えると説明できるわけで。

時間をあけて、もう一度読み返してみよう、と思える作品でした。

3

超!超神で!

ああっ!
これよ!
こんなお話しが好きなの!
こうやって、ゆっくり、ゆっくりと、恋とは、恋愛とは何かを探っていくようなお話。
「一緒にいたい」からの、その先へ進むための手掛かりを探して、ずっと探し続けて、ようやく見つけだす。
見つけてみれば単純な言葉だけど、その言葉一つで回路がきれいにつながって、次々と扉が開いていく。
更に、いざセックスとなってからも、すこしづつ慣らして(開発して)行く期間をちゃんと心の揺れと一緒に描いていく展開も好き。
この、あっさりさっぱりした絵柄も、登場するキャラクターたちにすごくあっていて好き。
白背景にシルバーの文字っていう、ほぼ無彩色のカバーデザインも、内容にとっても似合っていて好き。

4

絵柄も低温だけど、これくらいアッサリでいい

読んで、密かに感動を覚えています。
こんな性欲の描き方があるんだ。
いや、この描き方で、性欲が「性欲」に見えなくなった。
くっつきたい、くっつけたい。
セックスってそんなに大事?って言ったその本人が。
『体が離れてることが苦痛で…』となる。
この「恋」という名のプログラム発動が凄い。
いや、恋の衝動をプログラムの発動という言葉で説明する、という発想が面白いですね。
恋愛行動に興味を抱かず、バグだ、と言われてた潤野だけど、スイッチが入ったそのあとはまるで必然、筋書き・プログラム通りのようにいつも一緒にいたい、触りあいたい、合体したいとなり、その先、もっと満たされて混ざり合いたい、となる。
エロとは一味違う、身体そのもので感じ合う快感。それを0と1の世界の言葉で語る。こういう切り口が出てきたことが面白い…

5

つながりたい という想いがとっても丁寧に描かれてると思います。

どこか感情的な機能が固まっている そのような印象がある不器用さん二人の
優しいお話です。舞台は小さめな印象のIT会社。
エッチシーンがつがつ とかでもないし、激しい何かがあるわけでもないけど
くっついていたい、つながりたい と思うまでの気持ちを
とても丁寧にあぶりだしていて、じわわーんときました。
いつまでも味が出そうな本です。

構成は、onBLUEに掲載された8話を加筆修正したもの
+あとがき1p+おまけ1p。

登場人物は以下のような方々。
潤野:19歳インターンシップで行った小さい会社に就職。本郷に懐く。
   恋愛興味なし、夢なしな人間。5年後、会社が買収されたが、
   そのまま会社に残る。優秀なプログラマーさんの模様。   
本郷:最初24歳。潤野を受け入れた会社の社員。イケメン。ドローン好き。
   潤野を目にかけていた。恋愛は長続きしていない。
   プログラムを触ってないと自分が成り立たない感じがするらしい。
   途中で転職していたが、転職先の借入金の共同名義になって
   連絡が取れなくなる。
先輩:いつも猫耳を装着(要は変人)。
   魔法使い寸前らしく、彼女がほしくてしょうがない状態。
   眼鏡やせ型、イケメン本郷を目の敵にしてる(笑)
その他女子1名が解説役みたいな役どころで、
最初の会社代表が本郷の借金関係で 出てきます。

借入金の共同名義人になるなよ、ありえねーだろ と思ったり
いや ゲイそのものに対しての抵抗はなかったんかい と思ったりしますが
徐々に寄り添っていく二人の想いがとても素敵で、きゅうきゅう胸が
締め付けられて、本当に良かったです。
ヘブンリーホームシックがお好きだった方には、
間違いなくオススメできます。。。

大好きなセリフを一つ。このシーン、絵も素敵でした。
「お互いの内臓と内臓をくっつけあって ひとつになりたいんだ」

それと猫耳先輩が思いっきり笑わせてくれました。面白いキャラです。

2

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