• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作あんまり好きにさせないで

中学時代の同級生 身体だけの関係から9年 久住恭一 サラリーマン
中学時代から同級生 攻めを一途に思い続けて9年 小桜芳歌 サラリーマン

あらすじ

ひとから見れば、可憐な美少年。けれど男らしくない自分の容姿に芳歌はまるで自信をもてずにいた。そんな芳歌が、思いがけず同級生の恭一に押し倒されてしまった!多少強引だったけれど、密かに想っていた相手と結ばれることができて、芳歌は幸福だった。以来9年間。ずっと尽くしてきたけれど傲岸不遜でワガママな恭一の、自分への束縛と不誠実な態度に、だんだんと気持ちが見えなくなってしまって…?スウィートな関係の第一人者・高尾理一が贈る、必読!同棲愛マニュアル。

作品情報

作品名
あんまり好きにさせないで
著者
高尾理一 
イラスト
かんべあきら 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434010101
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

健気受

自分が読むには本当に珍しい健気受です。
攻とは中学時代からの同級生で、社会人になってからも一緒に暮らしていて、体の関係はあるのに恋人ではない。家事全般を受け持ち、鬱陶しいと思われるのがイヤだから攻が浮気しても何も言わない。どこの貞淑な奥様だよ!
冷めきったカップルではなく、受はずっと片思いしてて、尽くすことに存在意義を見出している。攻がそうさせているわけではなく、自主的に。自分に自信がなくて、でも傍にいたくて、何も言えなくて、あー涙がちょちょぎれるよ!
攻は亭主関白とか傲慢というよりはただ情緒が欠落してボーッとしてるようにしか見えないんですけど。受を自分が拾ったペットのように思ってて、自分にしか懐かないようにして、もったいないから人には見せたくない、離れていくことも想像したことがないくせに、他人から何度言われてもそれが愛からくる独占欲と気付かないんですよ。このボケが~。
ま、最後はうまくいくわけだけど、自覚したのに好きとも愛してるとも言わなかったなあ。もっと盛り上がって甘々になるかと思ったのに。恋人という言葉では表せないほど受が大切らしいです。好きな気持ちが少しずつ降り積もって、他の人と較べたことのない、たった一人の存在。
高尾さんの話にしては珍しく受のほうが一途でした。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP