イラスト& 電子限定SS付
出会いは小学生と大学生で背徳感ありありかと思いきや、すごく爽やかなお話。
小学生の佑は、子供らしい面と大人びたところもあり、すごく良い子。
頭がいいんだろうなあ。
裕福な家だけど、ぬくぬく幸せではなく、いろんなことを感じて、それは子供にはしんどいところでもあるのに、悲観はしていなくて。
佑の母親には、かなりイラッとするけど。
それでも2人が離れずゆっくり愛を確かめ合っていくのは読んでいて幸せ。
あさくらくんも幸せているようで良かった。
タイトルから、やっぱり殺し文句の夜の感慨みたいなのを味わうべきなんだろうけれど、私はこれはイマイチだった
やんなきゃセーフってんじゃないと思う
子供と大人は付き合っちゃダメだと思うわ
日傘をさす小学生男子は近頃はいるけれど、発売当時はどうだったろうか
佑は変質者に構われて、他でもない真知に男が対象の男もいるんだと認められて、真知の視線の先も男だと気付いてて、あのプールの日に心が決まってしまったんだろう
父親も母親もダメで、だから佑は思慮深く育っていて、末っ子のミソッカス真知が流されて過ごしているのと真ん中でつり合って、なんかお互いに惹かれ…るか??
子供を好きになるのがどうしてもどうしても理解できなかった
大体9つも歳上なのに変質者に遭遇されたショックで泣くって…しっかりしろよ、真知
あしらいながらふと気付いたら大人になっててドキッとする普通のやつのが良かったかも
瀬津とのことは、どの人も案外グラグラとしてて、タイミング次第では違ったのかもって思えるような感じに変に納得が行った
佑は未成年だけれど真知はいい大人なんだから、交際を報告しているわけでもない親の家でするのやめたら良いのに
同級生の恋人を誘うみたいに、そんな普通の経験を叶えてやりたかったんだろうけれど、それは子供だからそんなふうにしかできないのであって本当は親を裏切っていないかと思うのよね
性行為って、自分の力で安心してできる場所を用意できない内にはできなくても仕方なくない?
真夏の炎天下の中、若菜庵の真知は、お得意様である椎葉さんの家に和菓子を届けに行きます。真知は、椎葉の家に行く前に椎葉家の子どもである佑に助けられます。
二人は、それ以降も若菜庵のお菓子を配達したりなどで、ずっと交流していきます。
初めての出会いは、真知が大学生、佑が小学校6年生の頃です。私は、その頃の二人は、本当に仲のいい兄弟、年の離れた友人だと思っていたのですが、どうやって恋仲になるのか本当に不思議でした。だけど、佑が高校3年生のときに二人は結ばれます。
佑が成長するスピードも、真知が大学を卒業して社会人生活をスタートするのも同じ時間なのに、見える景色が全く異なり、すれ違わなかったこと、切れなかったことが奇跡なのかなって思いました。
思ってたより萌えました。
小学生と大学生でしょ~~…としばらく躊躇して、長らく積んでたのですが、いや、これはピュアラブとしてアリよりのアリじゃないか!と思いました。じっくり、丁寧に関係性を育む、とても素敵なラブストーリーでしたし、絵津鼓先生の絵が作品の雰囲気にマッチしてました。
そして、なんとなく最近読んだ、夕映先生の「倦怠期は犬も食わない」と近い設定だなぁと。(前と後っていうか…)
まぁ、そりゃ未成年ですよ…。ただ、その未熟さから邪心なく真剣に恋をするんですよね。そういう必死さ、健気さにキュンとしました。
大人になっちゃうと9歳差なんて、なんてことなくなるんですけどね。佑が精神的に成熟した部分がある子供でしたけど、そんな佑の気持ちを受け入れる覚悟をした真知の意志の強さや、年下の彼を健全に(!)見守る包容力もすごいと思いました。
二人とも実家住なんですよ…。大学生になった佑とリーマンの真知が、これから独立して(するのか?)、どうなっていくのか、、を知りたいんですよね。(→”倦怠期は~”?)
夏のある日、バス停で熱中症になっている大学生の真知を助けたのは、小学6年生の佑。
そんな出会いから互いの事を知り!最初は年の離れた友だちだったが、佑から告白され。。。
読み始めた時は、小6なんて幼すぎてビックリしました。挿絵の佑もやはり子どもにしか見えない。でも読んでいるうちに他の子より大人びた中身や、母親との関係で他の子よりも甘え方が下手なところとか、年齢というくくりだけでは表せない彼の良さが見えてきました。
真知は、友だちを好きがだ相手からは友情しか自分に向いていない。それを知りながら互いに抜き合いをする微妙な関係。そんな時に出会った佑は、まっすぐ自分を見つめる年下なのに一緒に居たくなる子。
長い年月をかけて、2人が付き合っていく過程が微笑ましくいいなぁと思いました。
スマホを持てた事でいつでも連絡を取れるようになったり、キスをやっとしたり、制服姿を見せたり、身長が真知より高くなったり。。。
小さな事でも一つ一つを歩んでいく2人が、たまらなくて、後半に出てきた殺し文句も可愛かったです。
こんなに長く身体の繋がりがなくても幸せで、結ばれた時にはより幸せな気持ちで読めました。