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表題作愛はちっとも楽じゃない

古賀,何でも屋
神山彰吾,有名な小説家

同時収録作品愛はちっとも楽じゃないー朝比奈の場合ー / 指輪その後(描き下ろし)

名取康昭,セフレ
朝比奈,神山の担当兼マネージャー

あらすじ

もう何年も新作を出していない、有名小説家・神山の家に派遣された何でも屋の古賀。
美人だが口が悪く変わり者の神山との初対面は最悪だったが、
なぜか名指しで2度目の依頼を受ける。
恐る恐る家に向かった古賀は、突然神山に自分を犯すよう要求され──!?

神山の友人で担当編集・朝比奈のこじれ愛も収録!!

作品情報

作品名
愛はちっとも楽じゃない
著者
桐祐キヨイ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403665028
3.2

(24)

(2)

萌々

(10)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
7
得点
74
評価数
24
平均
3.2 / 5
神率
8.3%

レビュー投稿数7

同時収録にやられた

イケメン×美人が大好物です。
いくらストーリーが良くてもイケメン風や美人風、イケメン!美人!と周囲に言わせて無理矢理イケメン/美人設定に見せる画風だとそれだけでマイナス100萌えくらいになってしまう。
イケメン!美人!というなら、説得力のあるビジュアルを!!と、拳を天に突き上げて叫びたくなるくらい大好物です。

さて。

桐祐さんの描く人物は本当にイケメンです。
「本当に」イケメンです。
こういう場合、ストーリーが微妙でも7割増で萌えます。
なのでストーリーが良ければ、萌えに次ぐ萌え、怒涛の萌えでございます。

基本的に表題作より同時収録にクワッとなることが多いのですが、本作もそうでした。
名取×朝比奈萌え、天井知らず。
名取がイケメンすぎる…。
受けを溺愛して、それを隠そうとしない攻めを愛してやまないので、そこにイケメン要素がプラスされた日には何度も何度も読み返してしまわざるを得ない!と日本語すら怪しくなってしまうくらい、この作品が好きであります。
「女除け」の指輪、結婚歴、自分を求めながらも平気で嘘をつく男、そして金持ちイケメン。
割り切った関係を良しとする朝比奈の揺れも過剰じゃなくていい塩梅です。
受けが「おれ…、あのひとのことが…す…き…?」となって、始終顔を真っ赤にしながら慌てふためくパターンが好きではないので、この揺れる→切り離すのパターンが何とも言えず萌えます。
受けにはプライドを持って、背筋を伸ばしていてほしい。
それをちゃんと通してくれる朝比奈に乾杯。
しかし世の中にはどうして赤面常備、挙動不審はデフォな受けが多いのでしょうか。
受けがスキスキ状態になってじたばた、クールで女にモテる攻めが余裕というのがナー、という方には名取×朝比奈、おススメです。
もう何度も読み返してますが、飽きません。
じたばた受けたちで疲れた心を癒してくれます。

表題作も良いのですが、何はともあれ同時収録です。
でもこの作品、同時収録が表題作になっていたらそこまで萌えないんだろうな、とも思います。
「同時収録の方が良い!」という場合、どうしてこっちを表題作にしなかったんだろうという疑問がわくのですが、この作品に限っては表題作のスピンオフだし、時系列的にもこの順番で正しい。
前菜(表題作)でイケメン×美人を味わって、「このシェフ、なかなかの腕前…」となってからメインの名取×朝比奈をおいしくいただく。
このコース、ぜひお試しいただきたいです。

名取好きすぎて気持ち悪いレビューになってしまいました。
神評価は魂を揺さぶられて死にそうになった作品にしかつけないので萌2ですが、桐祐さんの作画は神です。
ちなみに朝比奈は美人でもイケメンでもありません、悪しからず。

1

展開としては、楽じゃなくなくない?

桐祐さんの作品は『夢のような話』と『放蕩息子』が好みだったので。

今回は、ゲイでなんでも屋の古賀と依頼人の小説家神山が、身体の関係を持ち、やがて惹かれ合うまでのストーリーです。
スランプ状態の神山は、セックスをしないと小説を書けない。あるとき、テレビとレコーダーの接続をするという依頼を、なんでも屋に依頼した。そこでやって来たのが古賀。元々ゲイである古賀にとって神山は好みの顔ではあるが、神山の方はといえば、いきなり失礼な言葉を吐き、帰り際には険悪なムードとなる。

だが、古賀の予想に反して、神山から再度依頼を受ける。
二度目の依頼は「俺を犯してくれ」というものだった。


それなりに面白いのですが、もう少しインパクトがあればなぁ、と思いました。

1

泣きぼくろ萌え

受けの神山、泣きぼくろがなんとも色っぽい。黒髪で、眼鏡と言うのもポイント高しです。
古賀の金髪刈り上げとピアスもやんちゃな感じで好きです。で、この古賀くんが見た目に似合わずお金ではなびかないのです。そんな男気もいいっ!
シタあとに、すぐいなくなるなと言われて、神山が一旦部屋から出てパソコンをベッドに持ってきて古賀の隣で仕事をするシーンで二人の幸せを感じました。

0

ワンコ攻め×トラウマ受け

何でも屋の古賀(攻め)は、仕事を依頼され、著名な作家である神山(受け)の家を訪れた。受けは攻めの好みの顔だったが口は悪く、第一印象は最悪。もう二度と会うこともないと思っていた攻めだったが、意に反して再び指名で仕事が入る。再会した受けは攻めに「俺を犯せ」と頼んできて…。


受けが、かつて付き合っていた元カレに捨てられたトラウマ持ちなんですが、その割にはあっさりさっぱりした話でした。元ヤンの攻めがあまり深く物事を考えていないタイプだったからかな、と思います。
深みという点では少々物足りなさはありましたが、昨今のBLにしては修正もひどくなく(ゴム付きでしたが)、絵も小綺麗で楽しく読めました。糸目で何考えてるのかよくわからない受けの担当編集者がなかなかいいキャラでした。

同時収録作は、その担当編集者が受けのスピンオフ。
表題作受けを身近に見ていたせいか、恋愛に入れ込むのがちょっと怖く、手軽に付き合えるセフレを利用しています。
そのセフレ(攻め)が既婚だったと知ってしまい…という話。まあありがちな展開ではありましたが、攻めがエリートのくせになかなか可愛いワンコで、こちらも楽しく読めました。

1

なんじゃこりゃ・・・って思うほどではないですが。

作家買いです。
あれ? なんか絵が変わりました……??
すごく顎が尖っている馬面に見えるんですけど…。
絵に関しては、前のほうが好みかな。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

《CP》
ゲイのなんでも屋 × ゲイの人気作家

物語の冒頭で、攻めに目をつけた受け。
恥じらいもなく、攻めを誘います。
うわあ、誘い受けかぁ……ちょっと苦手な分野なんだけどなぁ…><

受けは攻めのことを「お金だけで寝る相手」と
最初からカテゴライズしていました。
まあそりゃあ、出会いがなんでも屋と顧客って間柄だったら、
しょうがないでしょうね。
逆に主人公の攻めのように、「好きだから付き合ってくれ」と
言い出す相手のほうが珍しいでしょう。
攻めの気持ちに関しては、不自然さを拭えません。

不自然といえば、
「セックスしなければ書くことが出来ない小説家」って何だよー!?って
思っちゃいました。
それこそめっちゃ不自然だし、そんな体質なら、
自分で男を探す努力をすべきだろー!?
たまたま見つけた自分好みのなんでも屋に、そんなん依頼するなよー…。


それにしても5年間かけて書いた小説と、数時間で書いた小説なんて、
違いがありすぎ…と思います。
評論家じゃなく、普通の読者であっても
違いは分かると思うんだけどなぁ。
世間はそのことについて、変に思わなかったんだろうか…。

ネコ目のマネージャーは面白かったです…作り笑いだけ…。
まさか第2章(スピンオフ)の主人公になるとは
思わなかったですけど。

それにしても主人公の攻めは「セックスするただの道具」と言われて
辛かったでしょうね…。
違和感アリアリとは言え、攻めは受けに
真剣に「好きだから付き合って欲しい」と告白したのに……。

また過去の男も登場します。
結婚をするために、受けを捨てた最低男です。

なんか出てくる男たちが、
どいつもこいつも好感度低いなぁと思いました。
ハピエンで最後は良かったですが、あまりにさらっとくっついたので
すぐに別れそうな気がする……とか思っちゃいました。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

第2章の主人公は、第1章に出てきたネコ目の編集者です。
コイツも蓋を開けてみれば、ドライでかなり嫌なヤツです。
絵としても正直、表情が気持ち悪いなぁと思っちゃいました。
だって、コイツ、目つき悪すぎだろ!
真剣な表情で目を開けている時とか、人でも殺しそうな怖い目してます。
そんな表情するくらいだったら、ネコ目の作り笑顔のままでいてくれ!

攻めの実業家は、唯一この本で好感度が高かった人物かも。
爽やかで執着攻め。
執着攻め、好物です♪ うんうん、良いかも。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

好きな作家さんなのですが、残念ながらキャラがどいつもこいつも
嫌なヤツばかりでした。
絵もちょっとデッサンが狂っている方向に変化している気がして、
複雑な気持ちです。

軽いノリの話は好きなのですが、
今作は、あまりにサラッとしすぎていたかな?

かなり残念です><

4

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