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表題作 すみれびより

西澤浩一郎 → 興津和幸

大町芙蓉 → 松岡禎丞

その他キャラ
田上[白井悠介]/ 大町直子・西澤の母[山口享佑子]

あらすじ

初恋は実らない。花すら咲かない。だから再会なんてしたくなかった――。
 学生向けの下宿を営む祖母のもとで暮らす芙蓉は、六年前の淡い恋の記憶だけを大切にして生きている。
 それは芙蓉にとって一番大事な宝物だ。ところがかつての片思いの相手である西澤が、
 大学進学のために祖母の下宿に入居してきた。
 昔の面影を残しながらも、もっと魅力的になっていた西澤に、切なさとともに胸の痛を覚える芙蓉だったが……?

作品情報

作品名
すみれびより
著者
月村奎 
イラスト
草間さかえ 
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
デルファイサウンド
脚本
野中幸人
原画・イラスト
草間さかえ
オリジナル媒体
小説
メーカー
CROWN WORKS
収録時間
79 分
枚数
1 枚
ふろく
予約特典:フリートークCD(松岡禎丞、興津和幸)
発売日
JANコード
4560317789242
4.2

(50)

(31)

萌々

(7)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
4
得点
205
評価数
50
平均
4.2 / 5
神率
62%

レビュー投稿数4

名コンビ!

興津さん、松岡さんの組み合わせが大好きなので購入しました。
全体的に終始穏やかな雰囲気で特に大事件が起きるわけではないのですが、お二人共言わずもがなお上手なので安心して聴ける癒される一枚です。
インタビューで興津さんも仰られてましたが、松岡さん演じる芙蓉君の素朴な可愛さにキュンキュンします。マイナス思考なところも素直に応援したくなります。特に、気持ちが爆発して泣きながら本音を打ち明けるシーンはグッと持っていかれました。
興津さんの落ち着いた穏やかなトーンも優等生感滲み出てて原作のイメージそのもので安心して聴けます。嫉妬するシーンや色っぽいシーンでの切り替えもさすがの一言です。

全体的に原作のイメージ通りでよくまとまっていて、原作ファンの方も買って損はない一枚だと思います。
雑草や花の豆知識も勉強になって面白い!
心暖まるほっとするCDで、リピート率高くなりそうです(*^^*)
個人的に、興津さん&松岡さんコンビでもっといろんな役柄で聴いてみたいです。

12

キスの色気がすごかった

原作未読のキャスト買いです。


落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした雰囲気が好みでした。

大町くんが超絶ネガティブ思考なんですが、子供の頃の境遇を思うとそうなるよね…と。

控えめな大町に対し、グイグイくる西澤がとても良かったです。二人のバランスが取れてました。
当て馬じゃないけど、当て馬っぽい田上が西澤の本心を引き出すところが好きです。
「田上さん、大町にベタベタしないでください」とキッパリと言う西澤に焦りや嫉妬を感じて楽しかったです。

西澤の大町を想う気持ちが一途で嬉しくなりました。
二人がお互いを思う気持ちが同じだった、というのが(西澤は思ってた以上に一途だった)ピュアであり、花になぞらえて進んでいくストーリーが美しくもあり、ゆったりと聴くことができました。

声優さんの演技力で、ちょっとした雰囲気にも色気を感じて、チュッとキスするだけで色気がすごくて破壊力がありました!

初のキス以上のシーンの松岡さんのギューッと力が入ってる感じが演技で伝わってきて、とてもえっちでした。
興津さん演じる西澤はかっこよくて、色気がすごくてとても良い攻めでした。

大町とおばあちゃんの二人のシーンもとても良かったです。

とても好きな雰囲気なので「何を聴こうかな?」と迷った時は「すみれびより」を聞く事が多いです。

素敵な作品に出会えました。

0

これだけ端折られると、地味だが良作とも言い難い。

小説を1枚でCD化。
原作はかなり地味なピュアラブ。

細かな出来事を積み上げて人物像を描いていたが、バッサリ切ってある脚本。
前半は、出来事が超ハイペースで進む。
原作未読だとキャラの考え方が伝わってこないので行動が唐突に思えるのでは?
キャラの掘り下げがされていないので、感情移入できず、
これでは地味というよりつまらない話に感じてしまう懸念…。
あまりにマイナス思考な芙蓉は原作だと歯痒いが、その印象は軽減。

トラック4のお互いの募る想いを吐露する場面は、さすがに聴かせます。
「会いたかった、死ぬほど会いたかった…」と泣く松岡さんが絶品。
原作未読でよくわからないと思っても、ここまでは聴いてほしい。
このあたりから話が動き出すので演技にもメリハリが出て楽しめると思う。

後半は、初々しいラブストーリー。

原作を読んだときに、ここがこの話の言いたいところなのだと感じた箇所が2節あった。
ひとつはp172
「存在を肯定してくれる人がいることは、多分、人生で一番幸せなことだ」
芙蓉の自己肯定感の低さをこれでもかと書き綴る中で、これはカタルシスだろうと思ったが、
このシーン自体がカットされていた。

もうひとつはp211
「この清らかで明るい幸福感が間違いだというなら、この世に正しいことなんてひとつもないと思う」
これは初めて身体を重ねるシーンのモノローグ。
なんという瑞々しさ!

総括。
これだけ端折られると、地味だが良作とも言い難い。
ラブストーリーとしても弱い。
濡れ場は原作通り、かなり少量。
演技は安定しているが、そんなことはわかっているし、ここでしか聴けない演技は無い。
どこで満足度を得るか難しい作品。
王子様興津×小動物松岡なら「嘘つき溺愛ダーリン」を推す。

10

みーにゃん

すごく参考になりました!!

原作は素晴らしい! だからもうちょっとラブの表現が欲しかったCD

原作既読。
原作で、控えめなネガティブ過ぎる受けにとても萌えたので、
こちらのCDの発売を楽しみにしてました。
優しい雰囲気の中、愛を育む2人の物語。
それがどのように音声で表現されているのか、
とても興味深く聞かせてもらいました。

◆◆◆

≪CP≫
小学生時に受けの憧れだった大学生 × 薄幸で雑草に詳しい少年

昭和レトロな下宿屋の手伝いとして働く18歳の少年(受け)が
主人公です。
そこに小学生時の初恋の人(攻め)が、下宿人として
引っ越してきて、6年ぶりの再会を果たすところから物語は始まります。
超ネガティブで控えめで、雑草だけが癒しの受け。
攻めの事は初恋の大事な思い出として、誰にも話すつもりは
ありませんでした。
そんな時、受けの事が小学生の時から気になっていたと、
攻めから言われて……?


まず受け役の松岡禎丞さん。
松岡さんが好きという贔屓目もありますが、
控えめで「緑の精」である受けがとっても似合ってました。
超ネガティブな思考の持ち主である受け。
ボソボソと自信なく話すさまや、悲しそうな声をだすところは、
まるで表情が浮かんできそうな演技で、拍手を送りたくなりました。
雑草のことに関すると、活き活きと話し出す受けは可愛く、
攻めと一緒になって「うんうん」と優しく
相槌を打ってみたいとも思いました。
そう!
「すみれびより」の受けには、こんな声を待っていたんだよ!
とっても良いです。
ピッタリ。


そして攻めの興津和幸さん。
さすが2015年度BLアワード1位の声優さんです。
人気の程は、演技で現れています。
可愛らしく、控えめな受け役を演じることが多い興津さん。
今回は攻めと言うことで心配していましたが、
この優しい雰囲気の中で、醸し出される包容力が
とっても似合っていました。
「カッコいい、頼りがいのありそうな攻めか?」と訊かれれば
ちょっと首を傾げるところはありますが、
今回の攻めには、このくらいの優しい声が
ちょうど良かったのではないかと思います。

◆◆◆

声優さんの演技や配役に関しては、「言うことなし!」と
いうところなのですが、ちょっとラブのところには不満が…。

優しい雰囲気を醸し出そうとして、脚本を書かれたのは分かりますし、
それは成功していると思います。
ただその中で、受けと攻めの間のラブが描かれているかと言われれば、
ちょっと疑問。
特に両想いになってからは、原作から省かれている部分もあり、
「やめてー! 省かないで、ココ! 大事!」と
言いたくなりました。

それとSE。
ラブシーンで、ゴソゴソ何かしている音は聞こえるのですが、
原作を知らないと、具体的に何をしているのかが分かりませんー!
やっぱり何をしているのかを知りながら、萌え萌えして
音声を聴きたいです。
特に一番大事なラブシーンに関しては!!

原作は大好きですし、声優さんの配役も演技も
素晴らしかったのですが、脚本とSEにちょっとガッカリしたので
「萌」で。

残念…。

4

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