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表題作優しいケダモノ

井関真琴・高校一年生・16歳
藤倉咲也・ミステリー作家・24歳

あらすじ

マンションで独り暮らしする藤倉咲也は18歳。
対人恐怖症で高校にも通えず働くこともできない。
彼は、向かいのボロアパートに母親と2人で暮らす10歳の可愛らしく勇敢な井関真琴に惹かれ、自ら心を開くが、イケナイ悪戯までしてしまい、1年後罪悪感に堪えきれず姿を消してしまう。
5年後、ミステリー作家となっていたロリショタ趣味の咲也の家に、突然、むくつけき高校生に成長した真琴が出現!過去の悪戯の件で脅し、そのせいでマトモに女も抱けないと咲也を犯しまくる。
これは罰だと観念する咲也だが、快感に溺れてしまう。
しかしあんまりな扱われように咲也は反発し…。


ロリショタ趣味の青年とケダモノ少年の恋。

対人恐怖症で一人暮らしの咲也は、ふとしたことから明るく活発な10歳の少年真琴に惹かれてゆくが、イケナイ悪戯の罪悪感から姿を消す。そして5年、咲也の前に現れたのは、とんでもない男に成長した真琴だった!

作品情報

作品名
優しいケダモノ
著者
あさぎり夕 
イラスト
あさぎり夕 
媒体
小説
出版社
小学館
レーベル
パレット文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784094212099
2.7

(4)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
9
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

文章が気になる。

 藤倉咲也はミステリー作家で、ロリショタ趣味全開。
 マンションに住む子どもたちと触れ合うのを生きがいとしていて、それなりに楽しい日々を送っていた。
 そんな咲也には実は、10歳の男の子にイケナイ悪戯をしてしまったという過去を持っていた。
 当時、18歳だった咲也は、対人恐怖症で高校にも通えず、働くこともできず、親に買い与えられたマンションに一人暮らしをし、引きこもって生活をしていた。
 そんな時に、向かいのボロアパートに、母親と2人で暮らす可愛らしくて勇敢な井関真琴に惹かれ、部屋に呼び寄せる。
 夕食を落としてしまった真琴にオムライスを振る舞い、お風呂にも入っていくように勧めた咲也だったが、その時、ついつい真琴に手を出してしまったのだ。
 その後、しばらくその関係は続いたけれど、一年後咲也は、罪悪感に耐えられず、真琴に何も告げることなく、姿を消してしまう。

 それから五年の月日が過ぎた今、突然、身長180センチ、高校一年生には見えないほど成長した真琴が咲也の前に現れた。
 過去に咲也が真琴にした悪戯の件で脅し、そのせいでまともに女も抱けないと咲也を犯してしまう。
 そのまま、咲也の家に居座り続ける真琴。
 咲也は、これは自分の犯した罪に対する罰だと観念しようとするが、じょじょに自分が快感に溺れ始めることに危機感を募らせる……

 という感じの話でした。
 まぁ、王道ですね。

 とりあえず、「ごめん」って真剣に謝ってる描写の最後に「☆」ってつけるのをやめてほしい。
 まぁ、そんなに数は多くなかったからいいですが、雰囲気ぶち壊しで、ちょっとつらかったです。
 でも、他の作品でもこの作者さんはちょくちょくそれをやっているので、それがこの作者さんの持ち味、ということになるんだと思いますが……。
 まず、それでテンション下がってしまう人にはキツイかと思います。

 物語的には、ありきたりな久しぶりに現れた過去の恋人(?)がすっかり忘れられたことに怒って、やってやってやりまくった挙句、やられた側も結局相手を好きだったということに気付いて、ハッピーエンド、という流れです。
 まぁ、嫌いな人はあんまりいないと思います。

 なので、問題は文章の書き方になると思うんですが、私は先に書いてあったことが気になってしまう方なので、あまり好きではないです。
 ただ、気になって気になってどうしようもない! というほどではないので、軽めのものを読みたい人は読んでもいいと思います。

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