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崎谷先生の作品は年代問わずいろいろ読んでますが、この作品は読みづらかったです。今まで崎谷先生の作品で読みづらいと思ったこと一度もなかったんですが…
私にとって高遠という人間がわかりづらかったこと、あとは展開がちょっと早くて唐突に感じることが原因かな?と思います。
希の憧れが好きになったタイミングも高遠が希を好きになったタイミングも私にはちょっとわかりづらかった。
あと、受けも攻めも苦手なタイプだったこともあるかも…笑
作品が悪いわけではなくて、多分展開の速さやキャラクターが私に合わなかっただけだと思います。
こういうタイプの攻めと受けが好きな方は読んでみてください。
事情があって、両親と暮らさず、学校にもあまり行っていない雪下希。そんな希を面倒見てくれ、自身も勤めるバーでアルバイトをすることを勧めてくれたのはおじだった。
その店は通常のバーとライブバーを兼ねていて、希はそこで時々サックスを演奏している高遠のしっとりした演奏とその絶妙な表情に密かにファンになる。
ところがある日の帰り道、高遠が女性と歩いているところを見てしまう。
その時の高遠は店とはまったく違う表情をしていて、希は思わぬ欲望を引き出される。
それ以来、希はなんとか高遠と距離をおきたいと考えていたが、それも保護者二人の出張etcでうまくいかない。
おまけに自宅にいたずらを仕掛けられるようになって……という話でした。
続きがまだあるようなので、穏やかに見ていますが、この二人の愛にはなぜ? と思うようなことが入っています。
最後は希の過去に関わることが背景だったことがわかって、何とか守ってもらって、高遠の本心も聞けて、ハッピーエンド。
まだまだ、希の保護者二人の関係とか、気になることはたくさんありますが、そんなに分厚くもなく、さらっと読めるかと思います。
シリーズ一作目。
これが、BL小説ではちょっと今ではなかなかお目にかかれない高校生受けなんですよね。
高久尚子さんのイラストと年の差カップルということで、購入。
再読でのレビューなのですが、数年前に読んだ時と自分の受けた感想がかなり違ってしまいました。
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受けは高校生で実は元アイドルの希、17歳。
家庭環境の複雑さに、今は家を離れて叔父の家で暮らしています。
攻めの高遠は、ジャズバーのサックスプレイヤー、27歳。
スタイルも容姿も抜群で、人を惹きつけるタイプ。
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希のバイト先は、叔父がフロアーマネージャーをつとめるジャズバー。
そこで出会ったのが高遠です。
その高遠、とにかくカッコ良いのにひたすら愛想なし。
まあ、愛想良くしなくても女は言い寄ってくる男なので(苦笑
言葉足らずがカッコ良いと思っているわけではないのでしょうがちょっと足らな過ぎですし、プラス希も我慢しちゃう子なのでよけい行き違ってしまうという。
かなり色々すっ飛ばしての関係なので、その後の希の葛藤もわからなくもないです。
歳こそ10歳も差があるのだけど、高遠の言葉足らずなところはやはり幼稚というか、好きな子を虐めちゃう小学生というか(苦笑
攻めのタイプとしては嫌いじゃないですし、実は希の可愛さに翻弄されているというのも美味しいのですが、その辺りが少々面倒臭すぎました。
実は最初に読んだ時は、もっと高遠がカッコ良く感じたんですよね。
色々な作品を読んでから再読しましたら、評価が下がってしまいました。
先に書きました通り高久さんが挿絵をされていたので購入したわけですが、残念ながら特に希が文章での描写との差がある印象を持ちました。
文章では大人っぽいというか、大学生くらいに見えると表現されているのですが、表紙は子供子供してますし…
わたしは中の表現を知らず表紙のイメージを持ってしまっていたので、微妙に違和感がありました。
ミルクラシリーズ第一弾。
複雑な事情により叔父の家に住み、高校生ながらもごまかして叔父の口利きでジャズバーでバイトをする希と、ジャズバーでライブをおこなうサックスプレイヤーの高遠のお話。
バイトをするうちにサックスプレイヤーである高遠に強い憧れを抱いていた希。
そんなある日、ストイックだと思っていた高遠が女と熱烈なキス!
まるで見せつけるかのように繰り広げられるキスシーンに逃げ出してしまう希ですが…そこから憧れだったものがもっと熱をまくものに変わっていきます。
そこからの希のテンパりようはかわいく、そりゃもう高遠もいじめがいがあるでしょうよ、えぇ。
でもね、高遠さん。
言葉は選ぼうよ!というシーンはてんこ盛りでした。
それにしても希くん、健気…。
なんていい子なんだろう。ホロリ。
高遠の見事な無骨さというか不器用というか口下手というか。
希くん振り回されっぱなしなんですけども、でも高遠も希の素直さや鈍感なとこ、そしてなによりも純情なところに振り回されてるなぁ、と。
作中、なにやら過去を思わせる意味深な発言があり、これは希と高遠の間には何かあるな?と。
うふふ、実は執着していたのは高遠のほうなのかしら♪とニマニマしながら次、ミルククラウンのゆううつを読みにいってきます。
大人なサックスシンガー高遠[攻]と、子供の頃にアイドルで今は家族不和から伯父宅で生活し、若い伯父が経営するジャズバーでバイトをしてる高校生の希[受]とのカップルシリーズ第一弾。
続編もありますが、これ単独でも読めるので先ずは一冊読んでみてから気に入ったら続けてっていう読み方も出来ますですよ。
このカップル好きなので評価は最初から甘めです。
希はトラウマ持ちなんだけど、精神的には歪んでいる様で歪んではいない、弱いんだけどどこか真っ直ぐで真っ白な部分はちとお子様みたいで、そういう部分とバイトをしている最中や高校生としての年相応の部分とが両立している、そこが彼の魅力なんだと思う。
ある夜、希はラブホ前で高遠と女性とのキスシーンを目撃してしまい、それから彼を意識しちゃう。
そんな希に高遠はやや強引に、唐突とも言える強引な流れで挿入はしないけど手は出すんですが、その唐突さの理由はラスト近くの高遠の「だから最初は~」の台詞で説明されてて、あーそうだったのかと納得。
エロは、いっちゃういっちゃう系ですが、性的にお子様な希が高遠に快楽に溺れさせられる手管は読んでて楽しいです。
基本的に年の差スキーなのでこういうカップルは大好き。
作中内で起こる事件については、7年後とはいえ一緒に過ごしていた人物が分からないものかな?とは思ったけど変化の激しい時期だからまあそれはそれで有りかーと一応そこは無理矢理自分を説得しましたです、はい。