俺へのプレゼントは 兄さんをもらうよ。

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表題作菅ヶ原家のアブナイ兄弟

菅ヶ原春宮,受の弟・大学生,20歳
菅ヶ原羽宮,旧華族の血を引く商社マン,24歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

旧華族の血を引く菅ヶ原羽宮は、生まれた時から溺愛している弟の春宮に、幼いころ求愛される。弟かわいさに「20歳になっても俺のことが好きなら考えてあげる」と約束し、数年後……。20歳の誕生日を迎えた春宮はその約束の元、羽宮に迫る。しかし、弟との過ちを犯さないため、諦めさせようとする羽宮だが、逆に監禁されて…。ちょっぴり狂気じみた弟×元・ブラコン兄の禁断愛。

作品情報

作品名
菅ヶ原家のアブナイ兄弟
著者
森本あき 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861349508
1.1

(6)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
2
得点
1
評価数
6
平均
1.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

これが監禁モノ…?

あらすじ:
大手商社に勤める羽宮(受け・24歳)は、旧華族の家系の長男。
弟の春宮(攻め)の20歳の誕生会の夜、彼に地下に監禁され…

作品紹介欄のあらすじ通り、兄が弟に監禁され犯されるという話。
驚いたことに、それ以上の展開は全くありませんでした。

幼い頃から弟に求愛されてきた羽宮。
20歳になったら考えてやる、という昔の約束を引き合いに出して迫られ、弟を諦めさせるため誕生会に彼女を連れて行きますが、全く効果なし。
元々関係が冷めていた彼女には別れを切り出され、その夜弟に地下に閉じ込められてしまいます。

驚くのは、この監禁→強姦に至るまでにページ数の半分以上使っており、肝心の羽宮の気持ちの変化や、弟の兄への執着については全く突っ込んで描かれない点。
前半の就活の下りや、羽宮の彼女と母親の低次元な口論より、もっと他に書くべきことがあったのではないかと首を傾げずにはいられません。

「スパダリ弟×ブラコン兄」と帯にありますが、弟の春宮は兄の貯金を勝手に盗む等やることが姑息で、むしろスパダリ攻めとは対極のキャラという印象。
優秀であることを示すエピソードとして、株などで相当儲けているという設定が申し訳程度に紹介されていますが、いかにも取ってつけた感があり、逆にチープに感じてしまいました。

羽宮が監禁されるのは実質一晩だけなので(実家暮らしの限界)、監禁モノとしても相当お粗末な内容。
絡みのシーン自体も、羽宮の喘ぎが「きゃああああっ!」「いやあああん!」等いちいち大仰で、ギャグとしか思えず。
事前に散々インセストタブーについて語っておきながら、いざ抱かれたら即よがるというのも構成としてあまり上手くないなと感じてしまいました。

ラストは、二人のセックスを撮った動画を親に見せると脅された羽宮が折れる形で何となくハッピーエンド。
ガチ兄弟モノとしても監禁モノとしても大変中途半端で、楽しみどころを見つけ辛い一冊でした。

あとがきには作家さんがご覧になったという映画の感想が綴られていましたが、そこから得たものをもっとご自身の作品に活かせないものかな?と失礼ながら感じてしまいました。

すみませんが☆1評価とさせていただきます。

5

ファンの方ごめんなさい、全く楽しめない

ごめんなさい、全く楽しめないです・・・。
もともとこの作者さんの作品はそのほとんどが相性がわるいのですが、好きなイラストレーターさんが挿絵を担当されることが多くたまに買います。

その中でも一番受け入れられない作品でした。
まず受け。この作者さんお決まりの精神面が非常に幼く自己評価が非常にひくく、延々と僕なんて僕なんてとうじうじとしているタイプ。
(でも世間の評価は高かったりするように描かれるのでチープに感じるのは私だけ?)

普段の会話も幼い話し方をするのですが、
その上、ことあるごとに「きゃあああ」「いやぁぁぁ」と叫ぶ始末。
これはBLですよね?しかも成人している男性ですよね?

攻めも攻めで本人は受けに対する愛情のつもり、受けと恋愛関係になりたいがための行動・・・のはずなのですが
やっていることに一貫性がまったくなくただ姑息な手段で脅し、襲うだけ。
格好よさのかけらも見つけられませんでした。

話もなんとなーく監禁し、なんとなーく受け入れてハッピーエンド。
キャラクターもストーリーも安っぽくてとてもじゃないけど面白くない。
ごめんなさい、本当に良さが全く見つけられない。

3

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