ボタンを押すと即立ち読みできます!
正編とは結末の内容が違います。
先生が巻末に書いていますがビターエンドです。
かなり痛いです。
話の内容も切ないです。
心が折れていないときに読む事をお薦めします。
この続きに幸せな続編が有ることを期待します。
萌は無く…いや多少あったのかもしれないけど果てし無く昔のことのように感じ、かといって中立って感じでもなく神評価です。
誰目線なのかがちょこちょこ変わってそこが少し読みにくく感じたけどきっともう一度読み返したら気にならない程度かなとも思いました。
単純に不憫、健気受けすきなので流れは好きです。
ただ、難しい!
なんといえば良いのか。
正直、樹と喬木が最後まで意味がわからなかったし意味がわからなかった…ほんとに…
そこらへんの所をもう少し知りたかった…特に喬木な。
最終的に浅岡に必要ないって言われた時はなんだかありがとうとさえ思ってしまって
ああ、これで…と。自分が幹だったらそう思うかな…
ビターエンドって知ってて読んだし普段はハッピーエンドばっかりでビターエンドかーと思ってたけど読み終わるとバッドエンドでガッツリ最後まで見たい…
とにかく続きが読みたいです。
ビターエンド作品とのことなのでこの後味はやっぱり神以外無いかなと思います。
コミック版は結構ざっくり力業でハッピーエンドに落ち着きましたが、こちらの小説版はビターエンドという事で。
何だか、とっても懐かしい。
この、細切れに視点を変えて語られていくストーリー。
出会いから、結末までに流れる時間の長さや、展開の救いのなさも。
何というか、個人サイトの連載作品の醍醐味みたいなものが思い出される。
書籍化するにあたっては、かなりざっくりとストーリを整理したらしいですが、この小説をweb上でリアルタイムで読んでいたら、きっとすごくワクワク、ゾクゾクしながら楽しんだだろうな。
web再録の総集編に、きれいな表紙と挿絵がついて、この厚さ、このお値段。
同人誌基準で考えたら、無茶苦茶お買い得。
清々しいくらいクズしかいないので、コミックだけで我慢しておけばよかったと思いました。
幹の性格だとわかっていても、辛すぎるし、お前いい加減成長しろよとも思う。自己犠牲にも程がある。まあ、それが本人にとっては一番楽な生き方だったんでしょうが。
Another とするのであれば、もう徹底的に別のお話にしてくれた方が良かった。ブラックな樹は結構面白かったです。
幹の性格も天才の弟がいるからこその自己肯定感が低いのはわかるけど
祖母にしろ両親にしろそんな天才が生まれるような土壌がある人物には思えないのですが。
部下達も無能ですし。
幹の心の闇の中で安穏とした幸せがありますように、そう願って目覚めなくてもいいんだよと思いたいです。
『静寂の月』の小説版。タイトルに「Another」と付いているのに加え、原作者の姉村さんがあとがきで書かれているようにこちらは「ビターエンド」。
ということで、コミック版とは異なる結末でしかもビターエンド、ときたら、やっぱり幹と喬木がくっつかない、という結末になるんだろうなあ、と思いつつ読み始めました。
コミック版の方も含めての若干のネタバレあります。
うん。
ごめんなさい。
高評価ばかりですが、あまりツボに入らなかった。
まず、すごく読みづらい。
と思ったら、10年以上前にweb小説として書かれた作品だと聞いて納得。こういう書き方が主流だったよな、と。
そして視点がころころ変わるのでなんとなくバタついた感じ、というのか。
でもまあ、そのあたりは慣れも好みもあるので良しとして。
ストーリーとしては、喬木がパリに行くあたりまではコミック版とほぼ同じ。
パリに行ったまま連絡が途絶え気味になった喬木を心配して、幹が逢いに行くところから一気に暗雲が立ち始める。
姉村さん自身あとがきで書かれていらっしゃいますが、コミック版と小説版とでは、キャラたちの性格が少しづつ違う。なので、姿かたちは同じなのだけれど、まったく違う人が中に入っているようなちぐはぐ感がある。
同じシリーズの作品として読むよりも、まったく違う作品として読んだ方がしっくりくる感じ。
個人的に、喬木が幹ではなく樹を選んだ、という経緯にはさほど拒否感はない。
むしろコミック版で、なぜあれほど固執していた樹ではなく幹を選んだのか、と疑問に思っていたのでむしろこちらの展開の方がすんなり理解できました。
けれど、何がいやだったか、というと、幹の家族たちの存在。
貧乏くじを引かされた幹。
家族の存在のために、すべてをあきらめ樹のために身を引いてきた彼の人生。
それを、幹の家族がまったく理解しておらずむしろ厄介者のような扱いをしている。
家族だけは、幹の気持ちを理解してほしかった。
この作品は攻めが「クズ」というのが大きな柱になっている作品かと思うのですが、攻めよりも家族の方がクズだな、って思っちゃって。
そして、パリで幹が見てしまった喬木と樹の二人。
この時の真相を、終盤で島崎が事実を推測するシーンがありますが、あれがどうにも…。
むしろ、単純にやっぱり樹の方が好きだった、とか、一晩の過ちで、とかの方がよかったんじゃないかなあ…。こじつけ感を強く感じました。
最後に喬木が選んだのは樹だったのか、幹だったのか。
そしてカバー下。
それらを読むと、最後安心はするのですが、「Another」ストーリーなのですから、いっそのこと幹は捨てられる、という結末でもよかった気がします。
私はコミック版を先に読み、その後で小説版を読みましたが、反対の方がよかったかもです。
ずっと一途に喬木を想い続ける幹の恋心にギュッと胸を鷲掴みにされ、思わず落涙しました。その健気さはとってもツボではあったのですが、小説の方は、だいぶHPを削られました。