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表題作その腕で溺れたい

佐原隼人,小説家,恵の兄の友人
山田恵,高校生,淋しがりやだが明るく振舞っている

その他の収録作品

  • もっともっと抱きしめて
  • あとがき

あらすじ

黒崎あつし新シリーズ始動!!たった一人の肉親である兄が海外に単身赴任中で、一人で暮らしている恵は、元気が良くて脳天気に見えるけど、本当はとても寂しがり屋。ある日、兄の部屋に寝ていた二枚目作家の佐原を兄だと勘違いしてしまって──!?

作品情報

作品名
その腕で溺れたい
著者
黒崎あつし 
イラスト
樹要 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
その腕で溺れたい
発売日
ISBN
9784044422073
3.1

(7)

(0)

萌々

(2)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
21
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

シリーズ第1作。

このシリーズ(あ、こちらの弟CP限定ですが)結構好きなんです。恵(受)が可愛いんですよね。

恵が、寂しがりやで甘えたがりではありますが、うっとうしい『甘ったれ』(あくまでもニュアンスの問題なんですが)じゃないのがよかったんです。それに、佐原(攻)も俺様すぎなくてちょうどよかったです。ただ、特にこの巻だけでは、佐原のキャラクターが掴みづらかったかな。

あとは、恵の友人の五十嵐がよかったですね。黒崎さんの脇キャラクター、結構好きなんですよ。下手すると(今作は違いますが)主人公CPより脇の方が好きなこともあるくらいです。

0

ありきたりと言えばありきたりだけど

 望の弟の恵の話です。
 恵は、両親を亡くし、兄が海外赴任してしまったため、高校生にして一人暮らし。
 本当はものすごく寂しがり屋なのに、ついつい「明るく元気」に振る舞ってしまう。

 そんな時、海外にいるはずの兄の部屋に人がいるのを見て、すっかり兄だと勘違いした恵は、その男にむりやりキスされて、そのまま一緒に寝てしまう。
 その男は、兄の友人で大人気作家の佐原隼人で。
 強がっているけれど、本当は寂しかった恵はあれこれ世話を焼かれているうちに、だんだん、佐原に惹かれていって……

 という感じの話。

 まぁ、ありきたりと言えばありきたりなんですが、でも、恵の性格がかわいらしく書けていて、ちょっと切なくなる様ないい話だったように思います。
 個人的に、恵の頑張ってる感じが嫌みなく、すっと書かれているのがとっても好きです。
 後は、隼人に甘える恵がとってもかわいく書けていること。
 普段、割と普通に会話しているのでちょっと違和感は覚えますが、エッチの時の恵の外しっぷりが、とってもかわいい。
 それと、恵と隼人の初エッチが、恵視点で書かれているせいか、はっきり書きすぎてないのもポイント高いなー……と思いました。
 どっちかっていうと、二回目、三回目の方がしっかりは書いてありましたが、それでもこの作者さんにしては割とソフトな印象でした。

 個人的にはかなり好感度高めです。

2

すっかり溺れてます

BLにハマりたての時に読んだ作品です。当時は、萌え萌え~と思ったけど、読み返しての評価は萌えになってました。だけど、お兄ちゃんカップルよりも、こちらの弟くんカップルの方が好きです。

お話は、両親もいなくて兄も海外に転勤でいない、寂しがり屋な恵が、兄の親友の隼人を兄と間違えたことから始まります。
間違えて添い寝して、間違えてキスされて…と、キッカケは結構ハードだったんですが…。

この巻では、年上の隼人の優しさが分かりにくくて、恵の一生懸命元気に振る舞ってる姿が際立ってるけど、次の巻からは恵にハマってる隼人が堪能できます。そういう点では物足りないけど、再会してからの2人のお話では甘々で、これが初恋かと狼狽えてる隼人が微笑ましくて良かったです。

1

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