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異世界に転生して魂の番に溺愛されてます

isekai ni tenseishite tamashii no tsugai ni dekiaisareteimasu

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表題作異世界に転生して魂の番に溺愛されてます

シルヴァーノ,ヴェンデリンの守り神と呼ばれるルートシュテット公爵
桐生佑亜,交通事故で異世界トリップした日本人

その他の収録作品

  • 待つ人々
  • あとがき

あらすじ

唯一の家族だった母を亡くした佑亜は、強欲な親戚から逃れて自由に生きるために家出をするが、乗っていたバスの事故をきっかけに異世界へ……!? 何もわからない異世界で攫われそうになったところを助けてくれた、金色の目をした超美形なシルヴァーノがやたらと構ってくるけど、これってなんだか溺愛されてる? 元の世界の自分は死んでいると知り、これからは異世界で生きると決めた佑亜は、洗礼を受けこちらの世界の住人として「生まれ変わる」ことにする。 しかし、変化した姿が上位種だったために、佑亜のことを「魂の番」だというシルヴァーノとも引き離されてしまい――。

作品情報

作品名
異世界に転生して魂の番に溺愛されてます
著者
黒崎あつし 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344849518
3.2

(10)

(0)

萌々

(4)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
31
評価数
10
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

女神の「招かれ人」として

今回は先祖返りである竜人と
異世界トリップした日本人のお話です。 

受様が魂の番である攻様の隣で幸せになるまで
攻視点での本編幕間的な短編を収録。

受様の母は未婚のまま受様を産み
受様親子で親戚宅に居候していましたが
受様は身内ではなく労働力として冷遇され続けた為
母の死をきっかけに家を出る決意します。

受様は夜行バスで東京を目指すのですが
豪雨の中を峠道を走っていたバスが崖崩れにあい
崖下へ落ちてまいます!!

乗客達の悲痛な叫び声を聴きながら
受様も死を覚悟しますが、
ふいに女性の声が聞こえます。

見つけたわ。まさか、こんな所にいたなんて・・・

そして次に受様が目覚めたのは柔らかな芝の上、
青空の広がる深い森の中で、近くには
バスに乗っていたと思われる男女6人がいました。

皆何が何やら判らず混乱している様子でしたが
二手に分かれて休めるような場所を探す事にします。
しかし、受様達と別れたグループが襲われ、
捕らえられてしまいます。

男達は捕らえた4人を「招かれ人」と呼び
高値で売る算段をしていました。

受様と共にいた2人は受様を逃がすために
囮となって飛び出していき、
受様は自分を庇った2人の為に無我夢中で
走り続ける事しかできません。

やがて木々の隙間に明るい陽差しが見えてきた時
地響きのような音が聞こえてきました。

ならず者たちの仲間かもしれませんが
受様達の救い手になってくれる人かもしれず
一か八かと森を抜けでた受様を待ち受けていたのは
3頭の馬に乗った棋士らしき男達でした。

尖塔の馬に乗った男は受様を視覚すると
目を見張ったように見えます。

果たして彼は受様を助けてくれるのか!?
見知らぬ世界で受様達を待ち受けている未来とは!?

家出をして事故に遭って異世界トリップした受様が
竜やエルフのいる世界で生き直す事を選択する
異世界トリップファンタジーになります♪

黒崎先生の久しぶりの新刊と言うだけでも嬉しいのに
異世界トリップファンタジーと言うお仕立てで
竜の攻様と転生してエルフになった受様は
蓮川先生に美麗な姿を与えられ

分厚い新書版でじっつり&がっつり読めるという
たいへん美味しい1冊で発売を楽しみにしていましたが
そして中味も期待通りの面白さで
とっても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

受様を助けてくれた騎士こそが今回の攻様にして
女神が世界を安定させるために産み出した竜の子孫で
先祖返りした竜人です。

竜人には「魂の番」と呼ばれる唯一無二の存在がいて
受様が攻様の「魂の番」なのですよ♡

また女神がこの世界に招く「招かれ人」とは
元の世界で死ぬべき定めの者達で
人生のやりなおしを願っている者であり

洗礼を受けてこの世界の命として生まれ変わるか
今の身体のまま1月後に消滅するかは
本人の選択にゆだねられると言うのも
面白い設定だと思いました。

洗礼を受けた受様はエルフの最高位者である
エンシェントエルフになったために
エルフ達の国に強引に連れられていられる事となり

攻様と引き離されてしまった挙句に
その旅の途中で誘拐されたり
ハラハラ&ワクワク、ドキドキ盛沢山、
受様が攻様の番となるまで一気読みでした。

受様と共にトリップした仲間達の未来も
ちゃんと描かれていて大満足な1冊でした。

これからまた素敵な恋バナをお願いします!!

4

きらんきらん

蓮川先生挿絵なのでマストバイ。初読み先生でした。最初はうーん・・と思ったのですが、だんだん慣れたのと、キラキラロン毛美人さんのお耳が可愛くて好きだったので萌にしました。笑顔でスルーするエルフやスパダリ竜イケメンが気になる方でしたらおススメです。

母の四十九日が終わり、一人乗った夜行バスで土砂崩れにあった佑亜。目覚めたら他のバスの乗客ともどもさっくり異世界に飛ばされた様子。さらには危ないところを助けてくれたスーパーイケメンから、あれやこれや世話をやかれ・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
一緒に飛ばされてきた大学生、バス運転手等複数、国王、アンジェリア(王女)、エルフたち少々、ちょっとした悪党等。一緒に飛んできた方々が色んな背景あって楽しかったです。あとエルフたちの頑固なところも面白かった~

++攻め受けについて

攻めは超超超スパダリ。竜ちゃんになるから空飛べるしいろんな魔法たくさん使えるし、ナイフ使いばっちりなんで剣技もめちゃんこあると想定されます(肉弾戦、剣術シーンはほぼなし)。番認定した受けを最初っから全力で構い倒すから、読んでいてめちゃ安心。竜の愛情表現が給餌行為らしく、フォークにケーキさして「あーん」させる等のシーンがあって、給餌行為大好き人間にはたまりませーん。変態要素はなし、正統派イケメンです!

受けは病の母に尽くした健気青年。母が喜ぶと庭でお花の世話をよくしていたとのこと、異世界で新たにgetした肉体では緑に関して万能なエルフ。きらんきらんの髪の先は緑色にグラデしてるし、ティンカーベルみたいな収納自在の羽根あるし、きれいすぎるーっ見た目ほぼ女子じゃん・・・とちょっと?だったのですが、あんまりにもキレイなんで最後はおっけー!となりました。性格がなよなよしくないから良かったのかも。エルフのお耳ぴこぴこ描写も可愛かったから嬉しかったし!

受けが女子っぽく見えたので読み始めは?だったのですが、攻めは好きだし、受けの性格が良かったし、周りのエルフの「都合悪いことはスルー」という設定が面白かったし、一緒に飛ばされてきた方々の新しい人生にも色々嬉しいところもあったので、読んで良かったわと思った一冊でした。

4

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