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したたか社長×童貞新人の、カラダから始まる新人教育!
今回は情報処理システム保守管理会社の二代目社長と
勘違いから攻様と身体の関係をもつ新入社員のお話です。
受様視点で勘違いから始まった一夜の出会いを
本当で唯一の恋にするまでの本編と
攻様の心情変化を攻様視点で描いた短編を収録。
受様は三兄弟の末っ子で
過保護な母は定期検診を受ける事を
条件にやっと東京進学を認められます。
希望していた一流企業に内定も決まり
喜んでいたのもつかの間、
定期健診結果を見た母が
しきりに帰省を薦める様になりました。
自分はきっと悪い病気なのだ。
卒業を間近に控えた今、
受様は切実な欲求にそそのかされて
以前ゲイだという友人に紹介されたお店に
一夜の恋人を求めて来ていました。
受様はいろいろな意味で鈍く
ゲイだと自覚したのも大学生になってからで
恋もした事が無かったのです。
一度くらい恋をしてみたいとは思っても
相手を物色するだけの気力も残っておらず
帰宅しようと思ったところ、
完全にいっちゃってる酔っぱらいに
目をつけられて絡まれてしまいます(苦笑)
その時に受様を助けてくれた
きらびやかな超美形の男性こそ攻様になります♪
お礼を言う受様の礼儀正しさと
素直な笑みに助けた受様を気に入った攻様は
受様をおしゃれなショットバーにと誘います。
促されるままに事情を話した攻様に
一夜の恋人に立候補されてしまい、
所作もカッコ良い攻様に
既に一目惚れ状態だった受様は
攻様に身を任せる事にします♪
攻様との夜を思い出に
これからの新しく厳しい生活を受入れる
決意をした受様ですが
受様が悪い病気は勘違いだったので、
気持ちも新たに望んだ入社式で
挨拶をした社長は
なんとあの夜の攻様だったのです!!
受様の社会人生活は波乱の予感?!
大グループの御曹司である
IT関連会社の敏腕社長と
勘違いから社長に抱かれてしまった
天然な新入社員の恋物語になります。
受様は天然で思い込みも激しいのですが
受様との一夜で彼を気に入ってしまった攻様も
恋で目がくらんでしまって
受様の話を己の都合のよい様に解釈して
全く受様の話を聞きません(笑)
両思いなのに
微妙なズレがドンドン積み重なって
なかなかまとまらない終着点が
どこなのかワクワクして読みました♪
続編は本編の最中、
絶賛誤解中の攻様元カレのお話です。
本作は2ケ月連続発刊のシリーズ一作目です。
次回の本作でも受様の相談役だった
ゲイの友人のお話も楽しみです
今回は本作同様、純で天然な受様のお話で
黒崎さんの既刊『花嫁にはお触り厳禁!』を
オススメします。
神にしてしまおうか悩むほどに、素敵な作品でした。
不治の病を宣告されてしまった直己は、
死ぬ前にエチを経験しておきたいという想いから、
ゲイバーにて、素敵なサラリーマン風の貴史と一夜をともにします。
ただ、直己の病気宣告は勘違いで、本当は健康に全く問題なし!
なので、予定通り就職したのですが、
その就職先の社長が、なんと貴史だった訳です(笑)
貴史にとってみれば、「不治の病の」嘘をついてまで
社長である自分に近付いてきた直己に、不信感を持つものの、
過去の痛手から、愛人として直己をみるようになります。
本当に心から愛することを恐がっているんです。
それに対し、直己も、愛人という立場でもいいから、
貴史さんの傍にいたいという健気な様が
ついつい、読み手としては、入り込んでしまいます。
健気受好きもしくは、愛におびえる攻が好きな方には、
お勧めの作品です。
勘違いから一夜限りのつもりで夜を共にした相手が実は就職先の社長の内海で、勘違いから生まれた誤解で新人社員の直己は愛人扱いされてしまう――。
セレブ社長に服を仕立ててもらって高級レストランでデート、なんてお約束満載なんですが、それは恋人としてではなく愛人として…というのが切ないです。
直己は誤解を解こうとがんばるけど内海は信じてくれなくて、自分の心を精一杯素直に伝える直己の言葉をようやく信じて素直になってからも、直己の言葉を信じてあげられなかった理由を内海が自分から説明しようとしなかったのにはモニョりました。
とにかく内海の思考が金持ちのお坊ちゃんというか、大人げないというかw
でも直己はそんなところも含めて好きになっちゃったみたいで、とにかく必死に気持ちを伝えようとするところが健気でよかった。
金銭感覚だけでなく色々とずれた内海だけど、これからは直己が一緒なので大丈夫かなという感じで、直己の苦労はまだまだ続きそうw
別カップルでの第二弾があるそうなので、この二人のその後なんかがちょっとでも出てきてくれると嬉しいな。
自分は不治の病であると思った直己は、22歳にしてH未経験な純情な童貞くんであった。
そのため、「死ぬ前に一度でいいから恋人ごっこを経験したい!」と出会い目的のバーを訪れる。
そこで酔っ払いに絡まれたところを助けてくれたのが、大人な美形リーマン・タカシさん。
そして直己はそのタカシさんと最高の一夜を過ごす。
一夜限りと思い、直己は何も伝えずにタカシの元を去るが、なんと不治の病は直己の勘違いであることがわかる。
しかも、一夜を共に過ごした「タカシさん」は、直己が新たに勤めることになった会社の社長であった。
無邪気に再会を喜ぶ直己であったが、タカシはすっかりその一件で、直己のことをふしだらな尻軽と勘違いしてしまう。
けれど、独占欲から直己の身体を求めてきて……
という話でした。
直己は相当なうっかりさんですがタカシはあらすじで書いてある以上に捻じ曲がっています。
直己のことを尻軽だと思ったのも、直己が純情一途であることを信じられない気持ちも自分の中にあって。
最後は直己がしっかり自分の気持ちを伝えて、ハッピーエンドだったんですが、執拗に直己にいろんなものをあげたがったり、やっぱりどこかちょっとずれている。
なんだかため息をつきたくなるような結末ですが、どっちも不器用で、恋愛未経験だったんだなー……という感じ。
受けが人の気持ちを上手に理解できない攻めに振り回される話がお好きな方にはオススメです!
設定は悪くないんですが、キャラクターがどうも今ひとつでしたね。
直己(受)は思い込みは激しいけど(でもあれは直己だけのせいじゃないと思いますが)、健気で純粋ないい子です。
『死ぬ前に一度だけ!と思ったら(死ぬというのは)勘違いだった』も、『たまたま出逢って好きになった人が就職先の社長だった』も、まさしくベタですが、それはいいんです。ただ、その先の展開がどうにも好みではなかったんですよ。
貴史(攻)のキャラクターがどうも掴みづらかったです。ひとことで言えば『人間的に未熟』なんですけどね。まったく育った環境も違う2人が、試行錯誤しながらお互い歩み寄って行くというのが、こういう『クラス(階級)違い』の醍醐味だと思うのですが、これ貴史は何も変わってないんじゃないのか、と思いました。
これはコミカルなのか、切ないシリアスなのか。いや、切ない方なのはわかってるんですが、それにしては浅いんですよ。あっさりしすぎなんです。エピソードがいちいち中途半端というか、なんだか上滑りしてる感じがしました。もっと深く掘り下げてくれたら、それこそ切なくていいストーリーになったんじゃないかと、残念というかもったいないと思ってしまいました。
それに、ラストのSSも『う~ん』ですね。貴史の元カレの真実は、結局どうだったんでしょう。もし元カレの言うことが正しいのなら、このままスルーではあまりにも可哀想ですし、このSSは必要だったのか?と思ってしまいました。