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表題作新ヤマトタケル伝 やまとツインズ、西へ!

タヂカラヲ イサチヒコ
オオウス オグナ

あらすじ

オオタラシヒコ大王は、16歳の息子オグナ皇子にクマソの国への偵察を命じた。
可憐な美貌のオグナは、荒っぽい毒舌で猛反発。
その様子を見守っていたのは、おっとりした性格の双子の兄オオウス皇子。
当時、双子は不吉とされ嫌われていたゆえ、二人は互いだけを信じ愛しあって育った。
そんな二人が互いのモノを触りあって抱き合い寝床につくのも当然と思えるくらいに…。
なのに今、オグナだけがクマソへ行くことに。
その上、危険な旅の供は、弓の名手で涼しげな美男イサチヒコと、寡黙なマッチョ男で太刀名手のタヂカラヲという二人の武将のみ。
ツインズ皇子兄弟の壮大な宿命とは?!古代ロマンの扉が今、開かれる。

作品情報

作品名
新ヤマトタケル伝 やまとツインズ、西へ!
著者
秋月こお 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
小学館
レーベル
パレット文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784094211672
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

秋月流・ヤマトタケル物語

秋月さん、古事記が好きみたいですね。私も好きです。
いいですよねー、日本の神話。
ヤマトタケルといえば古事記の中でも三本の指に入る悲劇のヒーローとして有名かつ人気ですが、腐女子的に注目してしまうのは「美少女に変身して宴会の席に潜り込み、敵が油断したところを斬った」という点ですねw
秋月さんは『古事記』を主軸に、『日本書紀』にしかない「ヤマトタケルは双子の兄弟だった」という説も取り込みつつ、イチから明るくて分かりやすくBLなストーリーを構築しておられました。
きっちりモトネタを捻って新しいフィクションを作ってくださってるのが凄く嬉しくて楽しかったです。

この巻は、クマソ征伐に出る旅の途中までのお話。
いきなり双子の兄弟が仲良しで、近親相姦めいたことをしてました。子犬のじゃれあいのようなこすりっこだけど。モトネタではこの兄弟は不仲で、片方が片方を殺しちゃうんだけどなw
で、この双子の兄弟をそれぞれに狙ってる二人のおともが付き従ってるので、そっちと結ばれるのかな?って感じ。
あと、倭姫が腐女子のようでしたw
こういうの好きです。
ちまちまとモトネタを捻って使ってるから、ニヤニヤしてしまう。
こうやって読むと、お父さんも可愛いなー。
ヤマトタケル父子の愛憎劇は有名ですが、このお話での父はただの不器用なオヤジ。平和でいいねw

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